卒業生にインタビュー(株式会社アスコン/古玉典生さん)

メディア情報文化学科の卒業生、株式会社アスコンの古玉典生さん(2009年3月卒業)にインタビューをおこない、大学生活を振り返ってもらいました。

―現在の仕事内容を具体的に教えてください。

主に映像撮影の仕事をしています。自社で発行している情報誌「Wink」と連動した動画や、地域イベント、企業CMなど、さまざまな撮影をしています。そのほかにも、映像の構成を考えたり、現場でのディレクションなどもおこなっています。

―現在の仕事に就こうと思った理由は?

高校生の時から雑誌「Wink」が好きで、よく読んでいました。そして大学に入ってメディアのことを学んでいるうちに、「雑誌を読むだけではなく、作ってみたい」と思うようになったことと、「地域に根ざしたメディアの仕事がしたい」と考えるようになったことが重なって、この会社を受験しました。入社できたものの、最初に僕が配属されたのは映像制作の部署でしたが、大学時代に映像制作について学んでいたことが役に立ち、仕事を通してさらに映像の楽しさ、奥深さに触れることができました。

―学生時代、どのようなことを中心に学んできましたか?

「Wink」のような地域メディアの存在に関心を持って、研究をしていました。「地域にはどのようなメディアがあるのか」あるいは「それぞれどのようなターゲットに向けて情報発信しているのか」など、地域メディアの仕組みや特性などをくわしく学びました。授業の一環でテレビ局や出版社を見学させてもらったこともありました。また、グラフィック、映像、ゲームなどを制作する実習系の授業もたくさん受けましたね。

― 大学で学んだことで、今、役立っていること、活きていることは?

今の仕事は、映像の撮影から編集まで、様々な専門的な知識が必要なので、大学で映像制作を学んだことがとても役立っています。技術的なことはもちろんですが、最も役に立っているのは、制作の過程で培ったコミュニケーション能力ですね。映像制作にはたくさんのお客様やスタッフが関わっていますから、コミュニケーション能力は必要不可欠です。大学時代にたくさんの友だちと出会い、メディア制作の現場で活躍されている先生方のお話を聴くこともできました。こうした経験が今の自分の最大の武器です。

―福山大学で学んでよかったことは?

たくさんありますが、素晴らしい先生たちと出会えたことが一番ですね。先生たちと出会って、それまでの自分の経験・視野がとても小さく狭いものだったと痛感できました。それと同時に、先生たちの考えや視野の広さに感激しました。「仲の良い先生」ではなく、生き方や考え方が「本当に尊敬できる先生」に出会えました。また、その先生方のもとで、一緒に苦楽を共にしてきた同級生と出会えたことも、同じくらい良かったと思っています。メディアの学習環境においても、バーチャルスタジオやビデオカメラ、編集・デザインソフト、防音ブースなど、様々な設備が整っているので、自分の興味ある分野をとことん追求できることもよいと思います。

―福山大学を目指す高校生にメッセージをお願いします。

高校生のみなさんにとって、大学生活は憧れかもしれませんね。大学生というのは、人生の中で最も自由な時間が多い時期ではないかと、僕は思っています。僕自身、大学生活がどれほど自由だったのかを、就職してから初めて思い知りました。高校生のみなさんには、大学生活の4年間の中で、「これをしたい!やってみたい!」「これをやり遂げたい!」という目標を持ってほしいです。別に大きなことでなくても、たくさん旅行をしてみるとか、楽器を始めてみるとか。その中でたくさんの人や出来事に出会い、どんどん視野を広げていってもらいたいです。高校生のみなさん、福山大学でたくさん友だちを作って、たくさん楽しい思い出を作ってください!

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