こんにちは。昨夜からの大雨のなか開催が危ぶまれました体験入学会でしたが、先日のブログでも予告しましたとおり、メディア情報文化学科では3つの模擬講義をおこないました。まずは、大学会館での全体にオープニングセレモニーにて、1年生の住田さん、3年生の岡本さんが司会で活躍。(米粒のような写真しか撮れておらずすみません・・・!!お二人ともすばらしいアナウンスでした!)

司会での活躍

司会での活躍2体験入学会全体の映像・写真記録も2年生の横山くん、渡邊くんが活躍してくれています。

セレモニーの後の学科ごとに分かれての模擬講義1コマ目は、安田先生による「写真をつくる」。写真をつくる写真=カメラでないころの話に始まり、写真というメディアのもつ文化的背景の変遷について講義していただいた後で、コピアート紙という感熱紙を使って写真をつくっていきます。つくる表面の黄色い紙がコピアート紙です。光に反応して色が変わっていくので、紙の上に身近なものだったり、絵を描き加えたりなどしながらどんな写真になるかどんどん実験していきます。コピアート紙はその昔製図時などに使われたとのことで、いまの印刷の手軽さとはまた違う感覚が印刷・写真にはあったのですね。紫外線システム太陽光を使うと一気に色の変化が見られるのですが、今日はあいにく雨でしたので、安田先生お手製の紫外線ライトシステムの中に自分で構図を考えたコピアート紙を置いて色の変化を見ていきます。紫外線に当てる時間が長ければ長いほど、物のない部分は白くなります。

00P1020055青写真その後、ラミネーターという機械に通すと、上記の写真のように青く模様が見える=青写真になります。マスキングテープを重ねてみたり、インクの色や置くものを変えてみるなどして50枚ほどの青写真を作りました。

2コマ目は、「ジンをつくる」です。ここでは、ミニコミやジンといった小冊子が果たしてきたことについて概説をし、1枚の紙を折って切ってつくる8ページもののジン作りに挑戦しました。ジンを作る1コマ目でつくった写真を使ったり、大学からの配布物を使ったり、マスキングテープで絵を描いてみたり、マンガを描いてみたりなどして自分だけの発行物をつくって、好きな紙色を選んで印刷します。00P1020059ジンの出来上がり00P102006800P1020069自分の手先で作っていた時と、印刷物として刷り上がった時とは少し異なった見えがしますし、いろんな色で刷り上がったジンたちはとてもきれいな発行物となっていました。3コマ目には、ここでつくったジンを手紙として自分に送って今日の模擬講義は終了です。ケータイコミュニケーションで「3分ルール」「既読」疲れが言われる中、手紙という、電子メディアとは異なる時間感覚をもつコミュニケーションツールを使ってみることの楽しさについて実感してもらえれば嬉しく思います。切手もこちらでいくつか用意をしまして、気になった切手を貼って送ってもらうようにしました。明日か明後日には届くと思いますので、参加者のみなさんどうぞおたのしみに!!!

2コマ目が思ったよりも時間がかかってしまって、目玉のひとつであったスタジオ見学が早足となってしまいましたが、今日はメディア情報文化学科のアナログバージョンということでお送りしました。次回は9月7日です。いろいろなモノを用意してお待ちしておりますので、高校生のみなさん、ふるってご参加ください!!

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