今週末は三蔵祭です

今週末、10月20日(土)・21日(日)は福山大学で三蔵祭が開催されます!

メディア情報文化学科は1号館01211教室で展示・イベントを行います。メインは21日(日)午前の3年生卒業研究中間報告会と、同日午後のCMコンテスト表彰式です。みなさんお誘いあわせの上お越しください。

学科卒業生の方へ

三蔵祭期間中は「ホームカミングデー」です。01211教室の片隅に卒業生用ノートを置いておきます。三蔵祭に遊びに来た際にはそれに何かメッセージを残してください。在学生・先生がそれを見て喜びます。(^O^)

それではみなさまのお越しをお待ちしております。

東村小学校のみなさんが「映画論」に見学に来てくださいました!

こんにちは、助教の阿部純です。

本日の「映画論」の授業に、東村小学校6年生のみなさんが見学にきてくださいました。心理学科平先生ゼミのみなさんとの活動の一環で来てくださったそうです。映画論、本日の課題は2005年に発表された、豊田利晃監督の『空中庭園』です。本作を「現代家族の描き方」の切り口から見ていきました。

『サザエさん』『東京物語』『家族ゲーム』なども引き合いに出しながら、現代の家族のいる風景がどのようなフレームで切り取られているのかをお話しました。「団地」「コンビニ」「ショッピングセンター」など、東京郊外を形成する要素についてもお話しつつ、どこにでもいそうな家族が、実はそれぞれの秘密をもっていて…という不穏な空気感を、ゆれるカメラワークで映し出す導入部分など、東村小のみなさんはどう感じられたでしょうか。

今回は少し重たい内容の映画かつ機材準備に手間取ってしまいましたが、、また遊びに来てくださるとうれしいです!どうもありがとうございました。

 

職場研修旅行 ニューズアンドコミュニケーションズとRCC

講師のうちがいとです。

メディア情報文化学科では、メディア関連企業の職場を見学する研修旅行を実施しています。この夏は、9月6日に、広島に行き、午前は2班に別れて2社、午後に1社の計3社を訪問しました。

この記事では、午前の1社・株式会社ニューズアンドコミュニケーションズと、午後に訪問をしたRCCの模様をお伝えまします。

ニューズアンドコミュニケーションズは、広告宣伝の制作を中心におこなっている会社。会社にお邪魔すると、会社を立ち上げた荒木会長が直々に対応下さり、人と人をつなぐデザインについてご自身の経験を踏まえてお話をしてくださいました。

その後、街中でみたことある身近な広告作品を題材に、その作品の制作にあたったデザイナーの海生さんや栗原さん、クリエイティブディレクターの田村さんに出来上がりまでのプロセスやその中で感じたことなどをお聞きしました。

デザイナーやカメラマン、コピーライターなど、それぞれ専門の人とチームを組み、いくつものデザイン案を練り、コンペに挑むとのことでした。ちなみに写真のポスターはニューズアンドコミュニケーションズで請け負ったもので、清盛役のモデルの方は実はニューズアンドコミュニケーションズの営業職の方が務めたらしいです。

 

午後はRCCの見学をさせていただきました。

RCCでは申し込みをすれば局内見学をさせてもらえるプログラムがあり、今回はそれを利用してラジオやテレビの生放送の現場や編集室など、実際の様子を見学させていただきました。

1つの番組をつくるためにたくさんのスタッフが関わっていることをリアルに感じることができ、非常に勉強になりました。

ニューズアンドコミュニケーションズのみなさん、RCCのみなさん、お忙しい中ありがとうございました。

 

第2回スカイプゼミ 小さなメディアから見えること

こんにちは。助教の阿部純です。先週土曜日、台風の到着気配が立ち込める福山と、快晴の東京とをつないでのスカイプゼミを開催しました。ここでも告知しましたとおり、今回のゲストはブックデザイナーのイワフチメグミさん。さぞかし楽しい会になるだろうと始まる前から予想しておりましたが、、まさかの、、

野外からの交信。新宿雑踏の、生のまちの音が聞こえる中で、イワフチさんからzineにまつわるお話を伺っていきます。いまや、TOKYO  ART  BOOK FAIRなどにも代表されるように「アートブック」というジャンルも確立されつつありますが、その昔はこういったメディアは総じてミニコミと呼ばれていました。そして90年代なかばか2000年代あたりに、地域メディアの台頭とともにリトルプレスなどが流通するようになり、こういった小さなメディアの名前、ジャンルが分化していく系譜上に今のジンはあるということ。表に出ているジンは「ガールジン」との言葉にも表されるように、カワイイ、アートよりの冊子としての見えが強いですが、小さなメディアの系譜からもわかるように、そもそもジンとは「これ!と明確に断定できないもの」であり、マスに載らない情報や個人の思いのつまった自由なメディアなんですね。

イワフチさんがこれまでつくってきたジンもたくさん紹介していただきました。イワフチさんが愛してやまない「鉄塔」への思いをつづったもの(学生と意気投合してましたね!)や「手紙」をモチーフとした変わったジンだったり、私も一緒につくったアニメーターの今敏を追悼し私たち自身も遺言を書いてみたものをジンにしたものなどなど。自分が好きなもの嫌いなものを手紙のような形で、友人や知らない誰かに届けることは、そのメディアをつくりながら自分自身のことを知り、いま自分の周りにある印刷技術や紙のことを知ることでもあります。イワフチさんの口から、ありとあらゆる印刷手段、配布手段が飛び出してきて、「これからジンをつくってみたい!」という学生たちのメモをとる手がとても楽しそうでした。

他にもイワフチさんお気に入りのジンについてひとしきり(屋外で)紹介していただいたのち、その日に新宿のカフェでジンの市が開かれるとのことで、そのカフェに移動してもらって、ジン交換の場の雰囲気も伝えていただきました。その会を主催されている、リルマグの野中モモさん(『ガール・ジン「フェミニズムする」少女たちの参加型メディア』の翻訳者であられます)にもご登場いただき、ジンを介してつながるコミュニケーションの話や、「いまから5年前」がジンなど小さなメディアの転換期であったのかなといった話など、会の準備もあって忙しい中いろいろとお話していただきました。学校や仕事場を離れてもなおモバイルメディア、ソーシャルメディアを介して「いいね!」でつながっていく、それがコミュニケーションのほとんどを占めがちな現代ですが、だからこそ一気に情報を拡散させるだけではないコミュニケーションだったり、自分の思いを吐き出す場があってもよいよね、というお二人からのメッセージはみなさんにどう響くでしょうか。

イワフチさん、野中さん、カフェで飛びいり参加してくださったお姉さま、本当にどうもありがとうございました!

 

最後に、この会の前半戦、イワフチさんはここからひとりでスカイプをつないでくれていたのですよ、という報告を・・・。

この場所から、あれだけの熱をこもったジン話をしてくださったとは、、恐るべし。どこまでも自分の常識の軸を揺らがすような3時間の長丁場、どうもありがとうございました!!!!

10月です。

10月1日(月)です。 4月から6ヶ月を経過し、入学した学生は写真のように、元気に講義を受けています。

(こっそり、写真を撮ろうとしたのですが、気づかれたようで。。)

実際は授業に集中しており、次のとおり。

授業を受けているだけではありません。しっかりと参加しています。

 

 

 

 

 

以上、入学後6か月の写真を3枚投稿。 田中.

 

今年も「日韓トップ囲碁対局・鞆」のネット配信しました

Wです。9月22,23日に福山の鞆の浦で「21世紀の朝鮮通信使 日韓トップ囲碁対局・鞆」というイベントが開催されました。昨年に引き続きこのイベントのUstreamによるネット配信作業を学科で請け負いました。速報版をすでに田中先生がアップされてますが、あの記事に書くべきことはほぼ書き尽くされているので僕は特に書くことがありません。( ̄□ ̄;)!!

仕方がないので手伝い学生さんが撮影した写真をいくつか載せようと思います。

昨年僕が撮影していて学生さんからダメ出しをされた弁財天福寿堂(たぶん)です。良い感じに撮れています。とにかく鞆の浦は景色がきれいですね。写真好きの人にはたまらない街なのではないでしょうか。

初日の対局場である対潮楼には弁財天福寿堂(たぶん)が良い感じに撮影できる機器がありました。

 

配信準備中の学生さん。昨年と同様、優秀な方々なので作業はスムーズに進んでいきます。

 

対局場も準備中です。この日は会場のレイアウトがなかなか決まらず、カメラを持って右往左往しました。

 

お弁当も出ました。僕はバタバタしていたため食べられませんでした、、、(´・ω・`)

初日の対潮楼での対局終了後、二日目の対局が行われる対仙酔楼に行き、下準備をしました。写真は手伝い学生さんと僕です。ケーブルが絡まってイライラしてた時だと思います。

対仙酔楼は常に見学ができる場所では無いそうなので入れてラッキーでした。ノスタルジーあふれる建物で、僕も学生さんも妙にテンションが上がりました。

 

船です。詳細不明。

 

手伝い学生の皆さんお疲れ様でした。完全な裏方作業でしたが、有名な棋士も見られましたし、レアな場所にも入れたし、テンパっている教員も見られたし、良い体験になったのではないかと思います。

 

 

 

 

<9/29第2回スカイプゼミ>小さな紙メディア”zine”の話をうかがいます。

こんばんは。助教の阿部純です。

いきなりですが、”zine(ジン)”という小さな紙メディアのことをご存知でしょうか。スカイプゼミの第2回は、ブックデザイナーのイワフチメグミさんとつないで、「小さな声で伝える媒体。紙で作るところからも手紙に近い感覚」(※)のジンにまつわるお話をうかがいます。

自分の好きなことを自由にデザインして印刷し、ホチキスでばちんととめて友人に配る。こんな小さいけれど直接的なコミュニケーションが、世界のあちこちでゆるやかに起こっています。その始まりは、同人誌的な意味をもつ”fanzine”が省略されて、zineと呼ばれるようになったと言われていて、最近になってまた、日本でもジンがひとつのムーブメントをつくりつつあります。先週末は東京で大規模なアートブックやジンのイベント“THE TOKYO ART BOOK FAIR 2012”が行われていましたし、ここ広島でも、呉の喫茶店の一角だったり、宮島のあたりでジンを交換し合う小さなマーケットが開かれたりなどし、小さなメディアがそこかしこで交換されています。そして、ジンに描かれるものは多種多様です。プロの作家のポートフォリオから、教室の片隅で交わされる交換日記のようなものまで、個々人の思いがそれぞれの形で凝縮されたジンは、私たちの日常の表現の可能性を魅力的に引き出してくれるメディアではないでしょうか。

今回のゼミでは、自らも自身の大好きなものに関するあらゆる種類のすてきなジンをつくっていて、ジンのおもしろさをとてもよくご存じのイワフチメグミさんをゲストにお迎えし、そのつくり方の妙技と、こういったメディアが日本や世界でどのように受け入れられてきたのかなどなど、時間の許す限りのお話を伺おうと思っています。聞くところによると、当日イワフチさんはジンの交換会「ジンスタアフタヌーン」の現場からスカイプをつないで話してくださるとのこと!zineの交換される現場の雰囲気を感じ取りつつ、私たちの表現についても振り返る機会になればと思っています。

 

【小さなメディア、紙のデザイン】
9月29日(土)13:00~ @阿部研究室(19号館4F)
※1時間半程度を予定しています。参加される方は一度阿部までご連絡ください。

●ゲスト:イワフチメグミさん(ブックデザイナー)

『乙女通信』や『泣きたい日のがんばりかた』など、イワフチさんのつくったジンは『girls ZINE』(ビー・エヌ・エヌ新社、2010)など掲載紙多数。『かわいい手紙』(アスペクト、2011)という手紙の書き方本も出されています。これらのジンや本は研究室にもありますので、一度手に取ってみてください。そのテキストやデザイン、紙の選び方に至るまでたくさんの発見がつまっています。

(※)イワフチさんがインタビューされている朝日新聞記事(2011年11月25日)より。

 

 

高校生CMコンテスト ご応募ありがとうございました!

「第7回高校生CMコンテスト2012」の応募を締切りました。

今年も、全国の高校生のみなさんから、たくさんの応募作品が届きました。
(郵送されてきた封筒の束がダンボール箱一杯になっています。写真がなくてすみませんが…)

今回、はじめて応募された高等学校も増えたようで、過去最高の応募作品数となりそうです!

現在、応募作品の予備審査をすすめています。
これから審査員による厳正な審査を経て入賞作品がきまります。

10月21日(日)三蔵祭開催中の福山大学で表彰式を実施予定です。
楽しみにお待ちください!

「日韓トップ囲碁対局・鞆」のネット配信2012速報版

9月22日と23日に「日韓トップ囲碁対局・鞆」が開催されました。今年も(昨年の様子はこちら)このイベントのUstreamによるネット配信作業を行いました。詳細は学生さん+αの方がこのブログに投稿してくれる予定なので、今回は短編。

対局場と大盤解説場は離れているので、この間をインターネットを使って通信します。何を通信するかというと、一つは対局場の風景映像、もう一つは日本棋院のネット対局サービス幽玄の間のための対局データです。過去2年はネットワーク&PCのセットアップで直前にドタバタしながらも、対局開始までには作業が終わっていたのですが、今年はちょっと。。。。初日は幽玄の間のデータ配信がしばらくできず、ちょっと混乱。二日目は、なんと、開始時間前になってもネットワークのセットアップができず、あちこちから通信機器をかき集め、開始予定5分後に(応急的に)通信可能になりました。

 

大盤解説の1コマ

直前までドタバタしていたことを感じさせない、大盤解説場です。舞台の上の解説の方は、対局場のセットアップを直前までやり、大急ぎでこちらへ移動してきました。セットアップのドタバタの”動”から、解説場の”静”への切り替えがアッという間でした。流石です。

以上、報告は(応急処置した通信機器が止まらないかと最後までハラハラドキドキだった)田中.

 

職場研修旅行 GKデザイン総研広島

講師の杉本です。

メディア情報文化学科では、メディア関連企業の職場を見学する研修旅行を実施しています。この夏は、9月6日に、広島に行き、午前は2班に別れて2社、午後に1社の計3社を訪問しました。

この記事では、午前の1社・株式会社GKデザイン総研広島を訪問した模様をお伝えまします。

GKデザイン総研広島は、日本で有数のデザインオフィスであるGKデザイングループの一社です。大手重工メーカーから地元の中小企業まで、さまざまなデザインに関する業務を手がけていらっしゃいます。じつは、昨年度公募した福山大学のシンボルマークの最終調整やロゴタイプ、デザインマニュアル作成も手がけていただきました。

業務内容を、プロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、建築・環境デザイン、トータルデザインプロジェクトそれぞれをご紹介いただきました。アストラムラインや広島電鉄の車両デザインやスーパーのプライベートブランド、オーロラビジョンをそなえたショッピングセンターの広場(基町クレド・パセーラ)など、身近な事例もたくさんありました。

ご案内したいただいた中村さんには、学生へのアドバイスもいただきました。中村さんは、デザイナーとして、どんな対象であっても仕事できるように、「嫌いなものをつくらない。何にでも興味を持つ」ようにしているそうです。この言葉は、学生時代の心構えにもつながりそうです。

お仕事中の職場のなかも見学させていただきました。「オールウェイズ・ギャラリー」と名づけられている壁があり、進行中のプロジェクトの図面やスケッチなどが張り出されていました。こうした仕事内容を、全員で視覚的にも共有できるつくりになっているのが印象的でした。

訪問を受け入れていただいたGKデザイン総研広島のみなさん、どうもありがとうございました。

(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)