6月19日付朝日新聞(備後版)に来月の映画イベントの取材記事が掲載されました

助教の阿部純です。来月7日に福山のシネマモードで開催予定の映画『ハッシュ!』上映イベント、準備の様子が本日の朝日新聞で紹介されております。

朝日新聞デジタル:”性と生”映画で語る

http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001206190001

当日の橋口監督とのティーチインに向けて、ゼミの時間に映画を観ながら、登場人物の設定や映画の背景などについて改めて思うことを話し合い、『ハッシュ!』上映当時の社会背景の調査なども含めて準備を進めています。先週はシネマモードの岩本さん、立命館大学の飯田さんと一緒に、当日の会の構成について最終打ち合わせをしてきました。当日の進行をつとめる学生たちも、学内の研究室をまわって広報活動をしながら、今回のイベントについて意見を聞くなど積極的に動いています。

今月中にシネマモードで予約いただければ、割引の料金でご覧になることができます。みなさま、お誘いあわせの上ぜひご来場ください!!

http://blog.goo.ne.jp/cinemamode_2000/e/9666902ba2462f54c74aa6a964c647b3

卒業生インタビュー(齋藤 千絵さん)

卒業生の齋藤千絵さん(2012年3月卒業)にインタビューをおこない、大学生活を振り返ってもらいました。

-現在の仕事内容を教えてください。

デザイナーをしています。

ポータルサイトを運営しており、そのなかで私はWebやDTPなど、デザイン全般の業務を手掛けています。具体的な内容としては、クライアント様が使用する広告媒体(DM、名刺など)の制作、ポータルサイトの企画・制作・更新、クライアント様に向けた営業提案書の作成などを行っています。

-現在の仕事に就こうと思った理由は?
もともとデザインか映像を仕事にしたいと思ってこの学科に入学したのですが、大学で初めて広告について学び、「カッコいいな」と思ったのがきっかけですね。

制作したものをクライアント様に喜んでいただけると「この仕事に就いてよかった!」と心の底から思います。何より自分たちが行った仕事で人が動き、お金が動き、地域が活性化するということに喜びと達成感を感じます。

-学生時代、どのようなことを中心に学んできましたか?
ひとつめは、デザイン制作と映像制作。
課外活動で県内の高校の広報用映像を制作したり、小学生対象映像制作ワークショップを行ったりと、講義で学んだことを課外活動で活かしました。ここで得た技術や知識、経験は現在の仕事にも大変役立っています。

ふたつめは、ソーシャルメディアについて。
大学2年のときに「Google」、大学3年生のときには「twitter」や「Facebook」が大きな話題となっており、私たちの生活を取り巻くインターネットに関心を抱くようになりました。そのなかでも特にソーシャルメディアに関心があったので、事例を調べたり、本を読んだりしながら研究しました。

好きなことをとことん追究できるのがこの学科の魅力だと思います。

-大学で学んだことで、今、役だっていること、活きていることは?
まずは即戦力となることを学べたこと。
デザインの仕事は編集ソフトを扱えることが前提なので、画像編集や動画編集、Web制作の技術や知識はいちばん役に立っています。

そしてなにより、4年間学科教授に言われ続けた「誰に、何を、どのように伝えたいか」という言葉が活きています。在学中はあまり気に留めていなかったのですが、就職した今、その意味が少しだけ分かったような気がします。

私たちは「広告」を「代理」する仕事をしています。まずはクライアント様に気に入っていただけるものをつくり、そしてそれがカスタマーにとって「これがほしい!」と思えるものでなければならない。そのためには商品やサービスの持っている魅力を最大限に表現し、アピールしなくてはいけない。どんな仕事もそうですが、そこには信頼関係も責任もお金も発生しています。

デザイナーは確かにクリエイティブな仕事ですが、自己満足で終わらないように気を付けています。制作の際はいつも、クライアント様やカスタマーがどんなものを求めているのかをいちばんに考えています。もちろん、そのなかにオリジナルのアイデアを盛り込んで、もっといいものをつくれるように頑張っています。
クライアント様やカスタマーの喜ぶ顔を想像すると、やる気がでてきます(笑)。

-福山大学で学んでよかったことは?
人と会うことが好きになったこと。
大学では、魅力的な友人、尊敬できる先輩、信頼できる先生方に出会い、とても刺激になりました。また、ゼミの先生や学部のつながりでワークショップの企画・実行を行ったり、地域の交流会や学生主催のイベントに参加したりする機会が多くなりました。そこでは年代も職業も考え方も違う多くの人々に出会いました。

そのなかで学んだのは、ひとつの物事をいろんな角度から見つめるように心掛けるようにすること。
例えば自分と異なる意見を持っている人と出会ったとき、ただ「この人とは意見が合わないな」とだけ思うのではなく、「どうしてこの人はこんなふうに考えるのかな?」と掘り下げて考えてみます。そうすると、その人が言わんとしていることが想像でき、さらには新しい発見につながることもあります。

まずは人の声に耳を傾ける。
仕事を通して出会う人々は、クライアント様であれ、カスタマーであれ、社内のスタッフでさえ、一人ひとりが異なる考えを持っています。本当にいいものとは、多様な意見が混じり合い、ぶつかり合いながら、次第に形成されていくものだと私は考えています。

-福山大学を目指す高校生にメッセージをお願いします。
これを読んでいる高校生のあなたは、今、どんな将来を思い描いていますか。

正直、現時点でははっきりとした将来のビジョンを持つのは難しいですよね。たぶんほとんどの人がそうだと思います。私もそうでした。

今はいろんな迷いや不安があると思いますが、まずは自分の関心のあることにどんどんチャレンジしてください。そしてそのなかでも「これだけは誰にも負けたくない!」と思えるものを見つけ、大学生活の4年間でしっかり極めてください。

-後輩へのメッセージをお願いします。
学科名にも入っている「メディア」や「情報」という言葉はいろんな角度からの捉え方ができますよね。
学科のカリキュラムである「デザイン」「社会学」「教育学」「ネットワーク」は一見関連がないように見えますが、実はお互いがとても深いつながりを持っています。どんなことでも食わず嫌いにならず、少しでも関心のあることにはぜひ取り組んでみてください。

そして大学の講義だけにとどまらず、それを実生活や課外活動に活かし、学んだことを自分のモノにしてください。

※2012年6月上旬現在。

「第7回高校生CMコンテスト」開催のお知らせ

メディア情報文化学科では、今年度も「高校生CMコンテスト」を開催します。高校生CMコンテストは、今年で7年目を迎える高校生対象のコンテストで、参加高校と応募作品数が年々増加しています。高校生が制作したCM映像やアイデアを、プロの広告クリエーターが審査するユニークなコンテストです。今年も全国の高校生から多くのご応募をお待ちしています。

高等学校の先生方へ、国語科、情報科、美術科などの授業や、クラブ活動などで、コンテストへの応募をぜひご検討ください。
高校生のみなさんへ、個人やグループで応募できます。アイデアだけでも応募OK! 気軽にチャレンジしてください。

コンテストの詳しい情報は公式ページをご覧ください。コンテストの情報は随時更新し、こちらのブログでもお伝えします。

高校生CMコンテストは、映像メディアに対する高校生の豊かな感性を開花させ、その才能を支援することを目的として、福山大学人間文化学部メディア情報文化学科が毎年開催しています。

今回のテーマは、あなたの「まち」を全国にアピールしよう!です。他の地域の人には知りえない地元の魅力で人を惹きつけ、その「まち」に行きたくなるようなCMを考えてください。

応募締切
2012年9月15日(土)消印有効

高校生であればどなたでも応募できます。個人・グループを問いません。あなたの作品をお待ちしています。

部門
映像作品の部: 撮影・映像した15秒か30秒の映像作品
企画コンテの部: CMの企画と絵コンテ
広告コピーの部: 地域の魅力を凝集して伝える短いフレーズ

第7回高校生CMコンテスト2012
http://www.fukuyama-media.jp/cm/

映画『ハッシュ!』上映会を福山のシネマモードで7月7日に行います!

こんにちは。助教の阿部純です。

7月7日に、福山駅にあります映画館シネマモードで、福山大生企画の映画イベントとして、映画『ハッシュ!』の上映会と橋口亮輔監督をお迎えしてのティーチインを行います。この企画は、飯田先生と学生たちが昨年行っていた映画ゼミの活動の延長として行われるもので、2001年に上映された『ハッシュ!』を通して、セクシャリティや家族の形について改めて考え、自分たちの価値観を相対化していこうという試みです。企画運営に関わっているメディア情報文化学科4年生の奥田さん、西迫さん、岡本くん中心に、ティーチインに向けての準備、話し合いを進めています。

※本イベントのフライヤーを、メディア情報文化学科卒業生の斉藤さんに作成していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【シネマモードのブログ(http://blog.goo.ne.jp/cinemamode_2000/e/9666902ba2462f54c74aa6a964c647b3)】こちらにも、本イベントの情報が載っておりますので、こちらもご確認ください。

※上記のウェブページにありますように、6月30日までにシネマモードまでメールにてご予約いただければ、割引価格でご覧になれます!!

 

本イベントの続報につきましても、こちらのブログにて随時更新していく予定です。7月7日、ぜひご来場ください!!お待ちしております!

 

※本日(6月7日)付の中国新聞福山版に、本イベントについての記事が掲載されました!

中国新聞 2012年6月7日掲載

卒業生にインタビュー(ドラッグストア業態 林奈美さん)

卒業生の林奈美さん(2010年3月卒業)にインタビューをおこない、大学生活を振り返ってもらいました。

 

– 現在の仕事内容を教えてください。
登録販売者の資格を取得し、ドラッグストアで副店長をしています。登録販売者とは、一般用医薬品の販売許可を受けた専門職です。この資格がないとドラッグストアや総合スーパーなどで薬を販売する事ができません。

– 現在の仕事に就こうと思った理由は?
私は販売の仕事(サービス業)に、絶対、就きたいと思っていませんでした。アルバイトで飲食店やホテル業、スーパーマーケットなどで販売の経験があったので、就職を決めたというのが理由です。正直、やりたい仕事ではありませんでした。しかし、就職してみると想像以上に仕事が楽しく、遣り甲斐があります。学生時代に経験した仕事は、全てアルバイト目線だった事に気付きました。社員としてサービス業に就くという事は、経営者の目線で仕事をしないといけません。小売業の基本であるレジや接客の仕事以外に、売上を伸ばす仕掛け作りや、お店のスタッフが働きやすいように作業効率を改善し、売り場提案など、マネージメントの仕事もしています。自分が活躍できる仕事に恵まれてとても充実しており、現在は店長を目指しています。将来の夢はバイヤーになり、グローバル社会で活躍できる人になる事です。

– 学生時代、どのようなことを中心に学んできましたか?
教員免許取得(情報科)と、映像制作、音楽著作権について学びました。特にメディア情報文化学科の授業は、映像制作やCG、プログラミングなどの実習が多く、面白かったです。職場研修旅行もあり、テレビ局や飲料メーカー、出版社の見学に行き、楽しみながら勉強できました。3年生になると研究室に配属され、音楽著作権について研究を深めました。

– 大学で学んだことで、今、役だっていること、活きていることは?
映像制作やポスター制作の授業で、キャッチコピーの考え方、見る人の視点に立たった構図、インパクト与えて注目してもらうための視点を学んだ事です。現在、仕事でPOP(売り場に貼ってあるコメントの事)を描く時や、新商品を提案する売り場作りに役立っています。また、作品や論文を発表(プレゼンテーション)する授業が多かったため、プレゼンテーション技術が身に付きました。そのため、仕事でプレゼンテーションをする際に役立っており、資料も説明も分かりやすいと言われます。

– 福山大学で学んでよかったことは?
人との出会いです。私は管弦楽団に所属し、トランペットを担当していました。団体競技みたいなもので、みんなで一つの目標を達成するという、チームワークがとても重要でした。同じ苦労を共にしてきたので、今でもその時のメンバーと仲が良く、一生の友人に出会えた事が良かったです。また、福山大学は他県出身者や留学生も多く在学しており、授業やサークル活動を通して交流でき、とても楽しかったです。

-福山大学を目指す高校生にメッセージをお願いします。
大学はとても楽しいです。自分の好きな勉強が追求でき、クラスやサークル活動で新たな出会いもあります。高校時代と違うところは、選択肢が広がることですね。まず、制服がなくなるので、私服やヘアスタイルを自由に選べる楽しさがあります。授業は殆ど選択なので、自分の学びたい学問を選べます。勉強に励むのも良し、勉強・アルバイト・サークル活動の三拍子を両立させるのも良し、なりたい自分を目指せると思います。福山大学で「心理学を学びたい」「薬剤師になりたい」「教員免許を取りたい」など、皆さんが持っている目標が実現できるよう、先生方はきめ細かな指導で、しっかり支えてくださいます。

-後輩へのメッセージをお願いします。
社会人になると、時間の制約が増えてきます。何よりも仕事優先になるため、学生時代にできる事はやっておいた方がいいです。オススメは資格試験の勉強・・・とは言いません。私はドラッグストアに就職が決まりましたが、全く薬の勉強をしていなかったので、入社してから、相当苦労しました(笑)

学生時代は思いっきり恋愛をして、友人と遊んで、旅行や、サークル活動に明け暮れるのもいいと思います。遊びも勉強も就職活動も、今しかできませんので、充実した日々を送ってください。将来、なりたい自分に向かって頑張ってください。

6月23日 福山大学・福山平成大学 高校生のための「進路別セミナー」のお知らせ

6月23日(土)に、福山大学・福山平成大学共同で高校生のための「進路別セミナー」を開催します。
各学科からコンパクトな紹介をおこないますので、最大で6種類のセミナーに参加することができます。
ぜひご参加ください。

福山大学・福山平成大学 高校生のための「進路別セミナー」
日時:6月23日(土)
受付 / 13:30~
1部 / 13:50~14:50 ※質疑応答含む
2部 / 15:00~16:00 ※質疑応答含む
対象:高校生(1.2年生及び保護者の方も参加できます)
場所:学校法人福山大学宮地茂記念館(JR福山駅北口正面)
〒720-0061 広島県福山市丸之内1丁目2番40号
※会場には駐車場がありません。最寄りの公共交通機関をご利用ください。
内容:各学問分野の特徴や大学卒業後の進路等について
進路相談会も同時開催!(13:30~16:00/1階にて)

「情報リテラシー」講座(杉本講師)

講師の杉本です。

2012年5月26日(土)、福山市内で「情報リテラシーを身につけよう」をテーマにお話しました。この講座は、広島県女性会議が毎年開催している市民講座「エソールひろしま大学応用講座」(福山校)のプログラムの一環として実施されたものです。

「情報リテラシー」とは、情報をじょうずに活用できる能力のことをさします。インターネットの普及によって、大量の情報が流れるようになりました。そのなかで信頼できる情報や様々な立場の人の声を受けとめたり、上手に情報発信することが大切です。そための留意点や便利なサイトなどをご紹介しました。受講生のみなさん、熱心にお聴きいただきありがとうございました。

「情報リテラシーを身につけよう」
エソールひろしま大学応用講座(福山校)
日時:2012年5月26日(土)10:30〜14:30
会場:イコールふくやま(福山市男女共同参画センター)
主催:財団法人広島県女性会議

(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)

鞆の津ミュージアム開館記念CMをメディアの4年生が制作しました日記

助教の阿部純です。
少し前の話になってしまうのですが、このGWにメディア情報文化学科4年生の松岡くんと橋本くんがタッグを組みまして、鞆の浦に新しくできる美術館の開館記念CMを制作しました!
編集まで終わりましたので、今日はその制作秘話を。

 

鞆の津ミュージアムは、鞆の町中の蔵を改造してつくった美術館で、アート作品と聞いて思い浮かべるようなものとは一風変わった、「超個人的発想から生まれた不思議な表現の芸術作品」が展示される世界的に見ても稀な美術館です。これを読んでも何のこっちゃと思いますので、ぜひとも実際に足を運んで目で確かめてもらえればと思います。開館記念のイベントでは、著名な方々がお話をしにいらっしゃるとのこと!

こちらが開館目前の鞆の津ミュージアム。となりのカフェはまだ工事中でした。
ミュージアムのキュレーター櫛野さんから「おもしろいCMをつくってほしい!」とのご依頼をいただきまして、杉本先生、松岡くん、橋本くんとともに4月から鞆の浦に何度も通いながら、絵コンテ会議やロケハンを続けてきました。1回目の撮影は雨に悩まされましたが、2回目の5月5日こどもの日、晴れて撮影の日をむかえました。

 

こちらが、今回のCMの監督・制作の松岡くん。鞆の浦をよく知る松岡くんが、てきぱきと撮影手順を指示していきます。(私はマイク持ち・・・)

 

右が主演の橋本くん。撮影したものをその場で見返して、撮りこぼしがないかなど一緒に確認していきます。

「鯛網」でにぎわう仙酔島にも行きました。
この日は日差しもさんさんで暑かったですね・・・。松岡くんはその場で帽子をご購入。
重いカメラバックを交互に持ち合いながら、暗くならないうちに撮らないとということで撮影場所に急ぎます。

 

海岸沿いを走り・・・

 

山の中を駆けずり・・・
公園では小学生の男の子たちの目線を集めつつ、

ひたすら走る橋本くんをカメラで捕える松岡くん。二人の意気は本当にぴったりでした。
夏先取りの日焼けもしましたが、鞆の浦を走り尽くした半日でした。

そして、櫛野さんご家族や町ゆく方々にも応援いただきながら、できあがったCMはこちらです!

鞆の津ミュージアムの不思議な魅力が伝わりますでしょうか・・・?!

5月15日岡山放送見学に行ってきました

助教の阿部純です。
前期に開講されている「マスメディア論」の特別授業ということで、岡山放送見学に行ってまいりました。

「マスメディア論」では、岡山放送の方々に広報や編成、報道などその時々のテーマに合わせて授業をしていただいています。講義の後に、受講生と一緒にテレビ番組の作られ方を追体験するようなワークショップとディスカッションを行い、私たちの日常とともにある「テレビ」のメディア体制のありようについて考えながら学んでいく授業となっています。

昨日5月15日は、生放送の現場を見せていただけるということで、大学からスクールバスにて岡山放送に行ってきました。

あいにくの天気でしたが、大学から1時間半ほどバスに揺られて、岡山放送に到着しました。

ひとりひとりの名前の入った入館証をもらい、少しずつ緊張が・・・。
このファイルの中にあります、「エブリのうち」という朝の情報番組を見学します。

スタジオに入る前に岡山放送の方々から、番組についての説明と生放送を見学するうえでの注意事項(携帯電話の電源は切っていますか?お手洗いは今のうちに行っておいてくださいなどなど)を受けます。私も慌てて携帯電話の電源を切りました。

この後、2つのグループに分かれて、スタジオとサブスタジオとにおじゃまして、生放送の時間を共有してきました。生放送中はもちろんカメラ撮影もできませんでしたので、生放送終了後のスタジオ風景を下記に。「くしゃみがでそうになったらどうすれば・・・」「咳が・・・」と、いつもより小さな音にも神経を使わなければならない状況に緊張しつつも、無事に生放送は終了。長年の経験とチームワークとに支えられた阿吽の呼吸の番組進行にただただ感服し、テレビは時間のメディアと言われるゆえんが実感としてよくわかりました。

こちらはサブスタジオ。音声や画質の補正、映像を出すタイミングなど、臨機応変に対応されている様子に、(私がしても仕方ないのに)ハラハラしながら見学させていただきました。

こちらはスタジオです。メインの場所と、お料理用の場所、天気予報の場所と中継と、4つの場所を行きかうようにして番組がつくられていました。
このカメラはお料理の手元を映すのに活躍していました。下のモニターで、スタジオの出演者が中継カメラの映す様子を確認します。

番組見学終了後、MCの上岡さん神谷さん、そしてプロデューサーの方にお話を聴く時間を設けていただきました。生放送中は小さな声一つ出せない状況だったので、
「あの人はあそこで何をしていたのか」
「今日のように時間がおしてしまい、台本の原稿と異なることが要求される時に、どのように対応しているのか」
「話すときにどういうことに気を付けているのか」
「現在だと、インターネットからの反響も多いと思うが、それらにはどう対応しているのか」
などなど、30分強学生たちからの質問に答えていただきました。

質疑応答の後には、岡山放送の社員食堂の定食をいただきながら、お昼のニュースや「笑っていいとも」を見ていましたが、先ほど見て聞いてきたような多くの人が関わる番組作りが、いままさにこの裏側で行われているのだなということを思いました。これからのテレビの見方が変わってきそうです。

岡山放送のみなさま、お忙しいところお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。

帰りのバスの中でわいてきた質問たちは、また授業の時にお伺いしたいと思います。