卒業式

この春、メディア情報文化学科の2期生が卒業します。
2011年3月20日、福山大学学位記授与式(卒業式)が行われました。

大学会館で挙行された全学の卒業式では、学長から学科総代に学位記が授与されました。

その後は、学科の教室でメディア情報文化学科で学位記の授与を行いました。

撮影スタジオで、卒業生全員で記念撮影です。
卒業生のみなさん、これからの社会での活躍を期待しています。
ご卒業おめでとうございます!

「高校生のための映画館」ワークショップ(飯田講師)

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=55Z4XGtIxcQ]


講師の飯田です。3月24日(土)に、『エンディングノート』砂田麻美監督を交えた座談会に参加します。公募で集まった高校生が座談会を進行するというワークショップ。今から楽しみです。

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「高校生のための映画館@尾道」
   ~高校生と学ぶ映画教室(座談会ワークショップ)~

・開催日:
    2012年3月24日(土)9:30~13:00(会場/シネマ尾道)

・タイムスケジュール:  
    9:30 高校生による開会宣言       
    10:00 映画鑑賞「エンディングノート」
    11:30 高校生進行による座談会開始
    13:00 座談会終了・閉会宣言

・参加対象:
    尾道市内または界隈の高校に通う現役高校生(定員20名)

・上映作品:
   「エンディングノート」(監督:砂田麻美、製作:是枝裕和)
    2011/日本/90分/ビターズ・エンド

・後援:
    尾道市、尾道市教育委員会、尾道市文化協会、
    尾道ケーブルテレビ、尾道エフエム放送

・主催:
    文化庁(平成23年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業)
    一般社団法人コミュニティシネマセンター
    NPO法人シネマ尾道

東京研修旅行(4日目)

講師の杉本です。

東京研修旅行の最終日は、株式会社サン・アドを訪れました。サン・アドは、サントリー宣伝部出身の方々が設立した老舗の広告制作会社です。同社が制作したCMやポスターは、多くの人がきっと目にしているはずです。ここでは、同社顧問で福山大学客員教授の藤森先生に、CM制作業務の流れや仕事内容を説明していただき、オフィスを案内していただきました。
現在のCM制作の現場は、キャンペーンの内容や出演タレントさんの名前など、事前にもれては困る情報が多く、情報管理が厳しくなっているそうです。広告制作中は、たとえ同じ制作会社の社員であっても、知ることができない情報もあるそうです。そのため、同社オフィスの扉は厳重にロックされていました。ふだん分け入ることのできない職場の中までご案内いただき、ありがとうございました。
東京研修旅行はこれで終了です。短い期間に多くの場所を巡ったので、あっという間の4日間でした。メディア関連業界の現場の雰囲気を感じることができるよい機会になりました。
(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)

東京研修旅行(3日目)

講師の杉本です。

東京研修旅行の3日目になりました。午前は、株式会社メディア・ゲート・ジャパンにお邪魔しました。同社の創業メンバーのお一人で取締役の栗原さんに、職場を案内していただきました。この企業は、官公庁系の会議やイベントのインターネット中継から、スポーツ・イベントや演劇などのDVD制作・販売まで幅広い映像ソフトを製作しています。ここでは、放送局のような大企業ではできない、低コストで小回りの利いた映像制作の工夫をみることができました。また、多様なキャリアをもつスタッフのみなさんをご紹介いただきました。お忙しいなかお時間をいただき、ありがとうございました。

この日の午後は、自由研究活動の時間です。参加学生はそれぞれ、あらかじめ下調べしておいた興味のある場所へ向かっていきました。

(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)

東京研修旅行(2日目)

講師の杉本です。

東京研修旅行2日目は、午前、NHK放送センターを訪れました。科学教育番組「サイエンスZERO」を担当されている科学・環境番組部チーフ・プロデューサーの青木さんに、局内のスタジオと副調整室、編集室をご案内いただきました。その後、NHK番組のテーマパーク「NHKスタジオパーク」を見学しました。

午後は、「ニコニコ動画」などのサービスを運営している株式会社ドワンゴに行きました。ニコニコ事業本部の芝尾さん、新村さん、大朝さんの3人に、それぞれの就職の経緯や現在の仕事内容を紹介していただき、各部署のオフィスを案内していただきました。職場の見学前にNDA(機密保持契約)にサインしましたので、くわしい中身は残念ながらお伝えできません。具体的な就職活動のアドバイスもいただきました。

本日も、それぞれの職場でお忙しいところ貴重な時間をさいて、学生の見学を受け入れていただき感謝いたします。

この日の見学先の組み合わせは、結果的に、日本最大の放送局と、人気の動画共有・生放送サービスという新旧のメディアを、同じ日に見比べることになりました。参加学生たちは、それぞれの職場で働いている人たちのふるまいや組織文化の違いを敏感に感じとったようで、貴重な機会になりました。

その後、夕方、客員教授の藤森先生とともに、国内唯一の広告ミュージアム「アド・ミュージアム東京」に行き展示を鑑賞しました。企画展示の「第51回消費者のためになった広告コンクール展」には、震災後の情報提供を企業広告としておこなった事例がたくさんありました。会場で、なんと展示員の方が、熱心にメモをとっていた学生に、素敵な自筆イラストつきの封筒(中身は、これまでの企画展示のフライヤー)をプレゼントしてくださったそうです。ありがとうございました。

(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)

東京研修旅行(1日目)

講師の杉本です。

メディア情報文化学科では、メディア関連企業の職場などを見学する研修旅行を実施しています。この春は東京に行っています。その模様をこのブログで紹介していきます。

初日は、午後から本学の客員教授でサン・アドの顧問である藤森益弘先生と、映画製作やCM制作などをおこなっている株式会社東北新社を訪ねました。ここでは、インタラクティブデザイン部長チーフプロデューサーの松岡芳弘さんに、Web広告の現状や今後の方向性について実例をまじえたお話をうかがいました。お忙しいなか貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)

「デジタルデバイド」講座(杉本講師)

講師の杉本です。

2012年2月22日(水)、福山市内でIT活用講座が開催され、「デジタルデバイド」をテーマにお話しました。この講座は、パソコン初心者の女性の方を対象としたパソコン講座の一コマとして実施されたものです。
「デジタルデバイド」とは、パソコンやインターネットなどの情報技術を活用している人とそうでない人の間に生じる社会的な格差のことを指します。デジタルデバイドが生じる原因には、地域や世代、学歴などのほかに、性別もあります。女性は、情報技術に対する苦手意識やステレオタイプな女性像によって、いわゆる「情報弱者」に無意識になってしまうことが多いようです。そこで、パソコンやインターネットを使って、日常生活に活用できるサービスなどをお伝えしました。
受講生のみなさんは、すでに2時間半のパソコン講座のあとでおつかれだったとおもいますが、熱心にお聴きいただきありがとうございました。

「経済的な自立をめざす女性のための実践パソコン講座」
会場:広島県立福山高等技術専門校
主催:財団法人広島県女性会議・ひろしま女性大学福山校同窓会
共催:財団法人福山市母子寡婦福祉連合会

(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)

中国放送(RCC)で社内講演会(飯田講師)

講師の飯田です。

2月9日(木)、中国放送(RCC)にお招きいただき、局員のみなさんとカジュアルな懇談会をおこないました。ラジオ局、コンテンツビジネス局、報道制作局など、さまざまな部署の方が集まってくださり、これからのローカル放送(とくにラジオ)について意見交換をさせていただきました。とくに「秘密の音園」「アォーン!」の青山高治アナウンサーも、生放送前のお忙しい中、参加してくださって感謝。

25時まで続いた食事会のあと、ホテルに宿泊。翌10日(金)の午前中には、「ネット文化の変遷から放送の将来を考える」と題する社内講演会を開いてくださり、会長さんを筆頭に、多くの局員のみなさんが参加してくださいました。

お忙しい中、長時間ありがとうございました。

(メディア情報文化学科 飯田 豊)

メディア情報文化学科卒業研究発表会のお知らせ

メディア情報文化学科では今年度も恒例の「卒業研究発表会」を実施します。
今春卒業予定の4年生が、各自の卒業研究を発表します。

メディア情報文化学科卒業研究発表会
日時:2012年2月20日(月)13:00
場所:福山大学1号館2階 01206教室

卒業生にインタビュー(株式会社アスコン/古玉典生さん)

メディア情報文化学科の卒業生、株式会社アスコンの古玉典生さん(2009年3月卒業)にインタビューをおこない、大学生活を振り返ってもらいました。

―現在の仕事内容を具体的に教えてください。

主に映像撮影の仕事をしています。自社で発行している情報誌「Wink」と連動した動画や、地域イベント、企業CMなど、さまざまな撮影をしています。そのほかにも、映像の構成を考えたり、現場でのディレクションなどもおこなっています。

―現在の仕事に就こうと思った理由は?

高校生の時から雑誌「Wink」が好きで、よく読んでいました。そして大学に入ってメディアのことを学んでいるうちに、「雑誌を読むだけではなく、作ってみたい」と思うようになったことと、「地域に根ざしたメディアの仕事がしたい」と考えるようになったことが重なって、この会社を受験しました。入社できたものの、最初に僕が配属されたのは映像制作の部署でしたが、大学時代に映像制作について学んでいたことが役に立ち、仕事を通してさらに映像の楽しさ、奥深さに触れることができました。

―学生時代、どのようなことを中心に学んできましたか?

「Wink」のような地域メディアの存在に関心を持って、研究をしていました。「地域にはどのようなメディアがあるのか」あるいは「それぞれどのようなターゲットに向けて情報発信しているのか」など、地域メディアの仕組みや特性などをくわしく学びました。授業の一環でテレビ局や出版社を見学させてもらったこともありました。また、グラフィック、映像、ゲームなどを制作する実習系の授業もたくさん受けましたね。

― 大学で学んだことで、今、役立っていること、活きていることは?

今の仕事は、映像の撮影から編集まで、様々な専門的な知識が必要なので、大学で映像制作を学んだことがとても役立っています。技術的なことはもちろんですが、最も役に立っているのは、制作の過程で培ったコミュニケーション能力ですね。映像制作にはたくさんのお客様やスタッフが関わっていますから、コミュニケーション能力は必要不可欠です。大学時代にたくさんの友だちと出会い、メディア制作の現場で活躍されている先生方のお話を聴くこともできました。こうした経験が今の自分の最大の武器です。

―福山大学で学んでよかったことは?

たくさんありますが、素晴らしい先生たちと出会えたことが一番ですね。先生たちと出会って、それまでの自分の経験・視野がとても小さく狭いものだったと痛感できました。それと同時に、先生たちの考えや視野の広さに感激しました。「仲の良い先生」ではなく、生き方や考え方が「本当に尊敬できる先生」に出会えました。また、その先生方のもとで、一緒に苦楽を共にしてきた同級生と出会えたことも、同じくらい良かったと思っています。メディアの学習環境においても、バーチャルスタジオやビデオカメラ、編集・デザインソフト、防音ブースなど、様々な設備が整っているので、自分の興味ある分野をとことん追求できることもよいと思います。

―福山大学を目指す高校生にメッセージをお願いします。

高校生のみなさんにとって、大学生活は憧れかもしれませんね。大学生というのは、人生の中で最も自由な時間が多い時期ではないかと、僕は思っています。僕自身、大学生活がどれほど自由だったのかを、就職してから初めて思い知りました。高校生のみなさんには、大学生活の4年間の中で、「これをしたい!やってみたい!」「これをやり遂げたい!」という目標を持ってほしいです。別に大きなことでなくても、たくさん旅行をしてみるとか、楽器を始めてみるとか。その中でたくさんの人や出来事に出会い、どんどん視野を広げていってもらいたいです。高校生のみなさん、福山大学でたくさん友だちを作って、たくさん楽しい思い出を作ってください!