教育実習と模擬授業と教員採用試験と

講師の内垣戸です。

5月末から6月にかけては全国的に教育実習のシーズン。実習中には、本学の学生の実習を引き受けてくださっている県内の中学、高校へ挨拶へいってきました。がんばっている姿を見られて非常によかったです。

教職といえば、先日、来年度教育実習に行く予定の3年生が模擬授業を行いました。これは私が担当している教科教育法の授業での1場面なんですが、授業者は事前に問答を想定したり、資料やワークシートを作ったりと準備した上で張り切って模擬授業に臨んでくれました。しかし、彼らにとって人生初の先生役。緊張もあり、課題はたくさんでした。しかし、こうした模擬授業の積み重ねの中で少しずつ先生らしさを獲得していくものでもあります。次回が楽しみです。

また、このときは受講生以外にも授業に参加してもらい、「高校生役」をやってもらうことにしました。いつもと違うメンバーがいることで、授業者も緊張感をもって取り組めるのではないかというねらいがあったんですが、おかげで、つい先日教育実習をしてきた4年生も参加してくれ、自分が実習を通して感じたことを交えながら、後輩の模擬授業にコメントをくれました。授業をした3年生にとっては何よりのアドバイスになったはず。次回も是非参加者を広く募集をしようと心に決めました。

そして、今のこの時期は教員採用試験の真っ盛りです。広島県・広島市の1次試験は先週末でした。何人かの学生から「受験します!」と聞いてます。模擬授業に参加してくれた学生も受験するとのこと。非常に狭き門ではありますが、教育現場で働く夢を是非叶えて欲しいですね。

 

7月24日(日) オープンキャンパスのお知らせ

今週末の7月24日(日)、2011年度オープンキャンパスの第2弾「体験入学会」を開催します。

メディア情報文化学科の「体験入学会」では、施設の見学や模擬授業、学科学生との座談会などのプログラムを用意しています。学科で学べることや、学生生活などを現役学生や教員にふれて知ることができる機会です。この日は、学食の昼食を無料で食べられます。高校生のみなさん、ぜひご参加ください。たくさんの方のご来場をお待ちしております。

福山大学オープンキャンパス第2弾・体験入学会

日時:7月24日(日) 9:30~15:10

来て、見て、納得。
メディア情報文化学科の「体験入学会」

メディア情報文化学科って、どんなことを学ぶの?  大学生活ってどんな感じ?  そんな疑問に在学生がお答えします。 夏休みの体験入学会では、入試説明・学科紹介のあと、作品展示・授業紹介・在学生との交流・施設見学を通じて、メディア情報文化学科のすべてに迫ります。

●参加お申込みページ

お問い合わせ先:
福山大学 入試広報室
〒729-0292 広島県福山市学園町1番地三蔵
電話 084-936-2111(代表)、084-936-0521(直通)
kouhou@fucc.fukuyama-u.ac.jp

尾道市学校保健会で飯田講師が講演しました

講師の飯田です。

7月14日(木)、尾道市公会堂別館にて、尾道市学校保健会の総会と講演会が開催され、僕が講演をさせていただきました。尾道市内の学校長をはじめ、学校医、保健主事、養護教諭など、学校保健に関わる学校関係者が、百数十名ほど参加してくださいました。

80分ほどの講演では、「これからのメディアとのつきあい方」と題して、(ケータイに代表される)子どものメディア利用をとりまく問題の構図と、その反対に(いわゆる「デジタル教科書」に代表される)教育におけるメディア活用の課題と展望についてお話ししました。メディアを規制しようという流れと活用しようという流れのあいだで、教育現場でどのように折り合いをつけていくべきか、これから10年のあいだにしっかりと考えることが重要であるということを申し上げました。

なお、僕の講演内容については、「尾道市立長江中学校育友会ブログ」の中でくわしくまとめてくださっていますので、ご関心をお持ちの方はこちらをご覧ください。

(メディア情報文化学科 講師 飯田 豊)

映画監督になるには?

講師の杉本です。

7月12日、第3回の教養講座が開かれました。

今回の演題は「映画~ビジネスと芸術と文化」です。講師は、佐倉寛二郎さん(株式会社クロスメディア代表取締役)と長崎俊一さん(映画監督)でした。お二人は、以前このブログで紹介した福山が舞台の映画『少女たちの羅針盤』のプロデューサーと監督でもあります。映画プロデューサーの仕事内容や、日米の映画制作プロセスの違い、ビジネスとしての映画や、地域振興につながる映画づくりなど、映画がもっている様々な側面をコンパクトに紹介していただきました。

よく訊かれる質問として「プロデューサーになるには」の質問に、佐倉さんは「好きな映画に関わりつづけることをあきらめなかったこと」と答え、「映画監督になるには」の質問に、長崎さんは「才能や能力だけじゃなくて『運』も大切だ」と答えていました。長崎さんは、その「運」のひとつとして大学時代の友人との再会のエピソードを紹介されました。じつは、お二人は日本大学芸術学部映画学科の同級生なんだそうです。卒業後しばらくたって、銀座の街角でふと出会ったことが、いっしょに仕事をはじめたきっかけだったとか。学生時代の同級生は、おもわぬ「運」をもたらしてくれる、たいせつな財産だったともいえますね。

さて、「教養講座」とは、福山大学で行われている全学対象の特別講演会です。学外の著名な方や教員による講演で、幅広い学問分野にふれることのできる機会です。午前の時間帯に不定期に開催されています。今年度はこれまでに以下の2回が開かれました。

  • 第1回 6月26日 「瀬戸内海学をめざして」早坂暁さん(シナリオライター)
  • 第2回 6月30日 「原子エネルギーの利用と災害対応」占部逸正さん(工学部情報工学科教授・原子力安全委員会専門委員)

一般の方も聴講できます。関心のあるテーマのときにはぜひお申し込みください。

教養講座
http://www.fukuyama-u.ac.jp/kyoumu/kouza.htm

(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)

おのみち市民大学「メッセンジャー養成講座」(7/28)に飯田講師が登壇します

講師の飯田です。

以下の市民講座にて、ひろしまジン大学の平尾順平さんと対談します。ご関心をお持ちの方は是非お越しください。参加無料、事前申込不要です。

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「尾道」が好き。自分が知っている「尾道」を多くの人に知ってほしい。でも、どうしたらいいの? ブログとかツイッターとかいろいろありすぎてわからないし・・・。

まずメディアとは何かを知る。「尾道」を知る。「尾道」を伝える方法を知る。そして情報発信ツールの使い方を知る。6回シリーズの学べる講座です。 尾道のメッセンジャー(情報伝達人)を目指して一緒に学びませんか。

第1回(基礎編)「メディアとは何か ―情報化時代を正しく生きる」(参加無料)

日時:
2011年7月28日(木)19:00~20:30

場所:
しまなみ交流館(テアトロシェルネ)1階市民ギャラリー

講師:
飯田豊さん(福山大学人間文化学部メディア情報文化学科講師)
平尾順平さん(ひろしまジン大学学長)

メディア情報文化学科見学会のお知らせ

人間文化学部メディア情報文化学科見学会のお知らせです。

7月9日(土)に2011年度オープンキャンパスの第1弾として見学会を開催します。メディア情報文化学科では、施設の見学や学科学生との座談会などを予定しています。大学生がどんなキャンパスライフをおくっているのか、直に知ることの出来る機会です。高校生の皆さん、是非、参加してみませんか? たくさんの方のご来場をお待ちしております。

福山大学オープンキャンパス第1弾・見学会

日時:7月9日(土) 13:00~16:30
メディア情報文化学科って、いったいどんなところ? 見学会では、入試説明、学科の授業や学生が制作した作品の紹介、バーチャルスタジオやPC演習室の施設見学などを通じて、この学科のすべてをお見せします。

詳しい情報や申し込みは以下のサイトから。

メディア情報文化学科オープンキャンパス情報

お問い合わせ先
kouhou@fucc.fukuyama-u.ac.jp
〒 729-0292
広島県福山市学園町1番地三蔵
福山大学 入試広報室
tel (代)084-936-2111
(直)084-936-0521

福山大学人間文化学部コンサート2011を開催します。

人間文化学部主催イベントのお知らせです。

7月16日(土)、福山駅前にある社会連携研究推進センターにおいて、「人間文化学部コンサート2011」を開催します。今年は「げんきの樹 紡ぐ旋律、根付く文化」というテーマで、福山大学管弦楽団や銀河楽員高校筝曲部の演奏、本学部学生の研究発表や作品紹介など、バラエティに富んだ内容となっています。

詳しくはこちらをご覧ください。

福山大学人間文化学部コンサート2011(PDF)

たくさんの方のご来場をお待ちしております。
 

顔文字



講師の渡辺です。

20年前は非常に珍しかった電子メールも、今ではごく一般的な通信手段です。本学科名に入っている「メディア」は情報伝達の媒体という意味を持ちますので電子メールもメディアの一つですね。学生さんとの連絡にも電子メールを利用することが多くなりました。大至急の用件以外はたいていメールで済ませます。

さて、学生さんからもらうメールには「顔文字」や「動く絵」(デコメ?)が使われていることがあります。のどかな感じが出ますし、書き手の意図も伝わりやすいので良いと思います。

この顔文字ですが、僕がネットを使い始めたころは欧米で使われていた
🙂 とか、;-p
や、日本で編み出された(らしい)
^_^ とか ^_^;
などがありましたが、それほど種類は多くなかったです。
それが最近では
( ̄□ ̄;)!!
とか、
( ̄ヘ ̄メ)
とか、ものすごい種類があるようです。こういうのって誰が考えているんでしょう。

ところで顔文字って初見でも何となく意味が分かるものが多いですが、これって万国共通なのでしょうか?それとも日本人というバックグラウンドがあるから意味が伝わるのでしょうか。まあ、どっちでも良いんですが。

あ、iPadのiOSをバージョンアップしたらキーボードに顔文字ボタンがでるようになりました。↓

でも意味不明の顔文字が多く、使い道がイマイチ分かりません。 

「編集ゼミ」について

講師の飯田です。

僕は今年の初めから、編集者/ライターの廣川淳哉さんと一緒に、「編集ゼミ」という課外活動をおこなっています。廣川さんは僕と同い年で、出身地も同じなのですが(ただし、知り合ったのは6年ほど前、東京でのことでした)、今は東京在住なので、ゼミはどうしても不定期開催となります。

ひとことで「編集」といっても、書籍や雑誌のような活字メディアと映画やテレビのような映像メディアでは、その内容は大きく異なります。したがって、ひとことで言い表すのは難しいですが、「編集」とは、メディアをつくる過程で情報素材を整理するための知識や技能、といったところでしょうか。それぞれのメディアの編集に特化した学習はもちろん重要ですが、複数のメディアに共通する基礎的な素養として、しかしあくまでも実践的に、編集という営みを学ぼうというのがゼミのねらいです。

メディア情報文化学科には、「マスメディア論」「映像メディア論」「プリントメディア論」「ゲームメディア論」「教育メディア論」といった、さまざまなメディアに関する講義が揃っています。それに対して、複数のメディアに関連する「編集」というものについて、横断的に学ぶ機会として、正規のカリキュラムとは別に、課外活動として参加希望者を募り、活動を始めることにしました。

廣川さんが先日おこなったワークショップでは、雑誌を(文字通り)分解し、表紙の文字とその配置を手がかりに、誌面の構造を理解するということをしました。こうしたトレーニングを積み重ねるのと併せて、地元企業のウェブサイトを実際に制作するという実践活動も始める予定です。

広い意味で「編集」に関する知識や技能は、何らかのメディアに携わる業種や職種に限らず、情報が溢れる社会を生きている僕たちの日常生活において、さまざまな局面で役に立つものです。このゼミの成果は、ブログで継続的にご紹介していきたいと思います。

ラジオを聴きますか

講師の杉本です。

突然ですが、みなさんラジオを聴いていますか。わたしは、部屋にいるときには、たいていラジオをつけています。ラジオは、ほかのことをしながら楽しむことができる「ながらメディア」の王様です。ラジオの魅力はたくさんありますが、世界の音楽から地域の話題や人など多様な情報に気軽に出会えるところが気に入っています。ラジオ受信機は乾電池でも作動し持ち運びもできるため、災害時にも役に立つメディアとしても、にわかに注目を集めています。ところが、若い人にとってはラジオは縁遠い存在のようで、ラジオの聴き方を知らない人も増えているようです。

そんなラジオが、さいきんネットで配信されるようになりました。IPサイマルラジオ(ラジオ放送をインターネットで同時に配信するサービス)の「radiko.jp」は、2011年7月に放送エリアが拡大し、広島県でも聴けるようになります。広島県では、7月20日正午から中国放送、ラジオNIKKEI、広島エフエムが、実用化試験放送を開始するそうです。PCやスマートフォンで、気軽にラジオを楽しめるのはうれしいですね。若い人たちとっては、ラジオにふれるよいきっかけになりそうです。

ラジオとの距離感は人それぞれですが、どんな世代でも音楽や人の声の魅力は変わらず存在しています。とくに人の声からは、その人の個性(まさにパーソナリティ)がダイレクトに伝わってきます。先日参加した研究会でお話しされた広島エフエムの屋形英貴さんの声は、ラジオのお仕事をされているだけあってたいへん心地よい声でした。初対面だったのですが、どこかで聴いたことがある声……思い当たるふしがあったので尋ねてみたところ、帰ってきた答えはその通りでした。屋形さんは、わたしがよく行くスーパーマーケットの店内で流れているおすすめ商品のアナウンスの主だったんです。日常生活で身近に聴いていた素敵な声の持ち主に偶然出会えて感激しました。

ところでメディア情報文化学科では、音や声に関する演習科目も充実しています。「サウンドデザイン」「コンピュータミュージック」、「アナウンス」や「ナレーション」といった科目で、実際に音作りや発声を体験することもできます。こうした科目を通じて、じぶんたちでラジオ番組をつくってみるのもおもしろいかもしれませんね。

(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)