公益社団法人ACジャパンが主催する「第8回公共広告CM学生賞」で、メディア情報文化学科4年の松岡敏孝君、浅野芳江さん、猪原修平君、松永圭司君、岡本郁弥君と2年の井元優輝君の6名が制作したCM「言葉の折り方、考えていますか?」が奨励賞を受賞しました。4年連続の快挙です。今年は本学から28名の学生が3班に分かれて作品を制作し、応募しました。
この公共広告CM学生賞は「日本の未来を担う若い世代が、広告制作を通じて公共広告への理解を深め、社会に主体的にかかわる「公」への意識をはぐくむことを目的として企画された賞です。全国の大学などから、154作品の応募があり、応募作品は全国7事務局により1次選考で、ファイナリスト43作品に絞込まれ、3月9日の最終審査会で厳正に選考・協議がおこなわれ、グランブリ、BS民放賞、部門賞(コピー、表現技術、アイデア、テーマ)、優秀賞、奨励賞が決定しました。
広告の目的は、その広告の情報によって商品や企業などに対しての意識をポジティブに変えていくこと、一言でいえば「態度変容を促す」ことです。しかし、公共広告は、見ている一人一人の心の奥深くにある正義や美学といった「意識」を味方に付けて、態度を変えていく難しさがあります。
代表の松岡君は「映像作りは大学に入ってからはじめたもので、映像制作を行って、このような立派な賞をいただき、非常に嬉しく思います。3年生映像制作の授業で制作した作品です。この作品は、コミュニケーションで「何気ない一言が、いかに相手を傷つけるのか」に気づいてもらうことを意図して作りました。「心ない言葉が相手を傷つけ、人間関係を悪くするか」は、文字で表すと簡単なことですが、映像で印象深く表現するかが大変苦労したところです。ことば遣いを象徴するため紙でつくった手裏剣や紙つぶてがお互いを傷付け合うことで表現しました。指導頂いた藤森益弘、三宅正太郎両先生にはこの場を借りて御礼申し上げます。これからも、ゼミや学科の仲間達と共に映像はじめ色々なメディア制作に力を注いでいきたいと思います。」と、力強いコメントがありました。
学科ホームページや三蔵祭の期間中に受賞作品を初め学生が制作した作品の上映を予定しています。どうぞご期待下さい。
(メディア情報文化学科 教授 三宅正太郎)
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