ジュテーム?

講師の杉本です。

渡辺先生の外国語ネタにひきつづき、わたしも外国語にまつわるエピソードを紹介します。

先日、福山市内の映画館でとある外国映画を観たときのことです。 上映がはじまってすぐに不思議な違和感を感じました。 どうも映画の内容がすんなりアタマに入ってきません。 それもそのはず、せりふに字幕がついていなかったのです。 最初のシーンで聴きとることができた言葉はただひとつ「ジュテーム」だけでした。

字幕なしに気がついた観客のお一人が劇場スタッフに連絡されたようで、ほどなく上映は中断しました。 スタッフの説明によれば、字幕がついていなかったのは「映写機の設定ミス」とのこと。

すぐにはじめから再度上映がはじまりまりました。なんと、こんどは何事もなかったかのように字幕がついています。 この字幕の書体は、くせのある映画の字幕専用書体ではなく、DVDビデオでよくみるような丸ゴシック体でした。 思い返すと巻き戻しの時間もなかったので、おそらくこの映画はフィルム映写ではなく、デジタル上映だったんでしょうね。 映画はフィルムだと信じ込んでいると、びっくりすることがおきるものです。 字幕なしの映画と字幕ありの映画をつづけて観るという貴重な体験をすることができました。

(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)

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