はじめまして。
今年度よりメディア情報文化学科の助教となりました、阿部純と申します。
私自身の研究テーマについては、追い追いご紹介することとしまして、
今日は1年生とのゼミの話を。
ただいま、鋭意研究室制作中、かつ書籍や雑誌を毎日せっせか運んでいるところなのですが、今日は1年生のみなさんと私が集めてきた雑誌を読みつつ、雑誌文化について話す時間を設けました。
完全に論壇誌やカルチャー系の雑誌に偏っておりますが・・・。
いわゆる商業誌だけではなく、ミニコミやジンといった一般流通にのらない小さなメディアも紹介し、
「もし私がこういうことを書かないでいたら、ほかの誰かも書きはしないだろうから」
(アリスン・ピープマイヤー著 野中モモ訳 『ガール・ジン 「フェミニズムする」少女たちの参加型メディア』 太田出版 2011)
メディアをつくることの根底にあるこの思いが、これらの大小さまざまなメディアを通して少しでも伝わればよいなと思います。
雑誌読みの1年生のみなさんの様子。
いろいろな形態の雑誌を見てもらいましたが、一番盛り上がっていたのは思いもがけず、↓の雑誌でした。「フリースタイルなお別れざっし」である、その名も「葬」というミニコミです。
私の研究対象である、お墓のことはもちろんのこと、葬式でのマナーだったり火葬場のことなど、「お別れ」にまつわるあれこれが書かれている雑誌です。1年生のみなさんは、中身以上にこの手作り感あふれるデザインに興味津々だった様子。
これから何日かかるかわからないですが、私がおもしろいと思う雑誌や本など次々と研究室に運び込む予定ですので、どうぞ読みに来てくださいね。