講師の杉本です。
メディア情報文化学科では、メディア関連企業の職場を見学する研修旅行を実施しています。この夏は、9月6日に、広島に行き、午前は2班に別れて2社、午後に1社の計3社を訪問しました。
この記事では、午前の1社・株式会社GKデザイン総研広島を訪問した模様をお伝えまします。
GKデザイン総研広島は、日本で有数のデザインオフィスであるGKデザイングループの一社です。大手重工メーカーから地元の中小企業まで、さまざまなデザインに関する業務を手がけていらっしゃいます。じつは、昨年度公募した福山大学のシンボルマークの最終調整やロゴタイプ、デザインマニュアル作成も手がけていただきました。
業務内容を、プロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、建築・環境デザイン、トータルデザインプロジェクトそれぞれをご紹介いただきました。アストラムラインや広島電鉄の車両デザインやスーパーのプライベートブランド、オーロラビジョンをそなえたショッピングセンターの広場(基町クレド・パセーラ)など、身近な事例もたくさんありました。
ご案内したいただいた中村さんには、学生へのアドバイスもいただきました。中村さんは、デザイナーとして、どんな対象であっても仕事できるように、「嫌いなものをつくらない。何にでも興味を持つ」ようにしているそうです。この言葉は、学生時代の心構えにもつながりそうです。
お仕事中の職場のなかも見学させていただきました。「オールウェイズ・ギャラリー」と名づけられている壁があり、進行中のプロジェクトの図面やスケッチなどが張り出されていました。こうした仕事内容を、全員で視覚的にも共有できるつくりになっているのが印象的でした。
訪問を受け入れていただいたGKデザイン総研広島のみなさん、どうもありがとうございました。
(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)