こんにちは。助教の阿部純です。

先週金曜日から、岡山市内で開かれているzine(個人の手で構成・デザイン・印刷し、販売までする小さい紙メディア)の展覧会に、学科の3年生と行ってきました。「zine展―それぞれの本のかたち2」とあるように、ジンを主とした展覧会は2回目で、その前はリトルプレス(これまた同様の紙メディアです)展を行っていたのだそうです。pieniというカフェのギャラリースペースには、共同企画者である玉野市の本屋さん451booksの方々がセレクトした全国のジンや、この企画のために岡山界隈に住む方々がつくったジンが所狭しと並んでいました。おじゃました日にはジン作家さんたちのトークの時間もあって、さまざまな形・テキスト・写真をもつジンたちがどんな思いでつくられたのかを聴く貴重な機会となりました。

岡山zine展

トークには30人ほどが参加していて、イラストレーターや写真家として活躍されている方々が、自身の表現場所としてジンの形式を選ぶようになってきているんだなということもわかりましたし、専門家な方々なだけに、紙質やメディアのサイズ感、デザインにいたるまでのこだわり話がおもしろく、あっという間の2時間半でした。岡山地域にこんなにジン好きな人たちがいるのだなと驚くとともに、つくりたい欲もむくむくと。。今年は読み手だけでなく、作り手としてもこの小さいメディアに関わっていきたいですね!司会の方がおっしゃっていました「読む体験」を演出する思考というのは、ほかの何よりもメディア・リテラシーにつながると思いますので!一緒に行った3年生は、20日に開かれる学科内研究発表会で今回のことも発表してくれるようです。

会期は今週末、24日(日)までです。いろんな本の形が手にとれますよ!

 

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