鞆の津ミュージアム

福山は鞆の浦にあります、鞆の津ミュージアム。こちらのミュージアムが開館した折にも、4年生が協力してCM映像を制作させていただきましたが、その後もいろいろと機会をいただいております。福山の福祉施設に通いながら作品をつくっていらっしゃる方のドキュメント映像を、学科4年生の松岡くんが制作しました。その映像は前回の展覧会でも流れておりましたが、今回もまた作品とともにつかっていただいているようです。お立ち寄りの際には、見逃さないようにしてくださいね。

今回は、「このアートでわくわくする」展となっていて、日本各地の福祉施設で制作された作品たちが並んでいます。作品を通していろんなこだわりを見るにつけ圧倒されるものがありますし、中には商品化されているものもあって、個人的に作品をつくっている方には様々な面で参考になる展示となっています。私は先週のトークイベントにも参加してきまして、故郷東京・町田や親戚の住む岩手・花巻の福祉施設の方のお話も聴くことができました。地元とはいえ、知らないことがたくさんありますね。

私が今回気になった作品は、こちら。福山の高校生が、おじいさんが亡くなられた時につくったものなんだそうで、ペッツの人形や地球の絵などで飾り立てながら、おじいさんとの世界を構築しているように見え、とてもよい作品だなと思いました。おじいさんの名前と、ほかの故人の方の名前とを並列させているのもおもしろく、自らの手で、考えながら供養する、そのひとつの形として興味深く拝見しました。隣には黄泉の国に関する?直筆マンガもあって、これもまたおもしろいです。ぜひ見てみてください。

鞆の津 お墓作品

会期は3月10日まで。寒さがゆるんだ日にふらりと鞆の浦に行ってみてはどうでしょうか。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です