こんばんは。尾道と福山では、11月6日より「お蔵出し映画祭2015」が開催されておりました。この映画祭は、福山駅前シネマモード、シネマ尾道、尾道商業会議所記念館にて、コンペティション作品や特別上映作品、そして、「テイスティングおのみち」の3部門で構成されておりまして、中嶋教授の作品は「テイスティングおのみち」部門にて上映されておりました。9分の作品と伺っておりましたので、遅刻しないように!と尾道商業会議所記念館に向いました。
前もって買っていたチケットをパスにしてもらって館内へ。2012年に制作された『刑事やまさん』の上映がさっそく始まりました。この作品のおもしろいところは、全編アテレコで作られているところだと思います。シリアスかつ人情味あふれる劇が9分間という短い時間に凝縮されているのですが、音声の構造上、一人の人の回想のようにも聴こえ、しかも最後が意味深なところで切られますので、「一体どこからの”声”だったのだ?」と謎解きの余韻の残る作品となっていました。(観ていない方には伝わりにくい言い方ですみません!)中嶋先生は、アフタートークの中では「字幕にすればよかった」というようなこともおっしゃっていましたが、私はアテレコによっておもしろくなっている部分があるのではないかと思いましたよ。>中嶋先生
今度は、尾道での(おそらく福山でも)撮影も考えられているとのことで、また来年の映画祭が楽しみですね!!この後は、尾道の古い映像記録(ある方が家族の映像記録を残されていたとのこと!)を解説付きでみる回もあり、フィルムないしはデジタルで記録を残す意味について考えさせられました。
夜には、映画祭のクロージングセレモニーにもおじゃまして参りました。コンペ部門の作品紹介に合わせて、監督や役者のみなさんが次々に登壇され、華やかな舞台となっておりましたよ!
私自身はたった一日の参加でしたが、映画文化をまちで支えるみなさんとお会いすることができ、とても貴重な機会となりました。再来週は学生のみなさんの番ですね。学科名称変更記念映画上映会も盛り上げていきたいと思います!