ウチガイトです。
本学科で開講しているメディア・リテラシー論という授業で、壁新聞をつくりました。
今回、大学図書館で2冊以上の本を借り、それを本に使って「自分たちなりのメディア・リテラシー」を説明するという課題をやってもらいました。大学図書館にはいくつか「メディア・リテラシー」を解説する本がありますが、それをコピペしてまとめてもしょうがありません。むしろ、全く関係なさそうな本を探し、”こんなところでもメディア・リテラシーって意識できる”という、「ブックトーク」に近いもの。
そのブックトークのおともとして、模造紙を使った壁新聞を作ったという流れです。
事前にレポートを書かせていましたので、壁新聞作りは思ったよりスムーズに。小学生の頃にやった学生も多く、懐かしむように制作をしていました。自宅に持ち帰って、かなりキレイに仕上げてきた学生もいるなど、こうしたアナログな表現活動もいいなと感じたところです。
発表もそれぞれ限られた時間の中で伝えようとする意思を感じ、質疑応答やポストイットでのコメントなど有意義なコミュニケーションになったかなと思います。
デジタル全盛時代において、本を読むことや手書きのものを作るといったことが減ってきているのが現状です。今回は大学図書館で複数の本を探すという制限をかけました。「別にネットで調ればいいじゃん」という声もでてくるかもしれませんが、大学図書館は知の拠点として非常に重要な存在です。近年は大学図書館に「ラーニング・コモンズ」と呼ばれる、ディスカッションなどを行える教室も整備されてきています(当初はそのラーニング・コモンズを使って、本との行き来を自由にできるようにと思っていたんですが、図書館のラーニング・コモンズが人気で使えなかったのです)。
今後もこうした活動を通して、学習の拠点としての図書館を学生がガンガン使ってくれるようにしていきたいものです(´ー`)