先日、御調高校のICT活用に熱心な先生のお誘いを受けて、若手教員のみなさんと生成系AIの教育活用についての勉強会に参加しました。
新採、2年目の先生など本当に若手の先生ばかりで、夏休みは教材研究や研修等で忙しい時期(実際、勉強会中に呼び出しの放送がかかったりしていました)なんですが、それぞれの教科での活用方法や大学時代のICT活用なども交えていろいろ意見交換をさせてもらいました。
話の流れの中で「OHP」の話題が出たんですが、若手の先生の中でもちょっとだけ年長(それでも5年目か6年目)の先生しか、OHPのことをご存知ありませんでした。今の30代の人ですら知らないかもしれないですね。OHPはプロジェクターの1つ前の大型提示装置ですが、透明なフィルムを使って、今でいうところのpowerpointやkeynoteのような役割を果たしていました(興味のある人はじっくり調べてみてください)。
学校とICTというのは、いつの時代もどこまで受け入れるのかという議論がされがちですが、本質は教育にどんなプラスをもたらすかということです。規約等の問題から生成系AIは現状では学校でしっかり使うということは難しいのですが、それでも社会では生成系AIが果たす役割はどんどん大きくなるわけで、そうすると学校と社会にギャップが生まれてしまうかもしれません。ではどうするか?授業では使いづらいから使わないではなく、まずは働き方改革という側面で使ってみてるというのはどうだろうという話もでてきました。そうする中で児童・生徒を交えた活用も見えてくるかもしれないね、と。
大学でも生成系AIの活用についてはまだまだこれからです。今回の勉強会ではもしかしたら私が一番勉強をさせてもらったかもしれません。今後もこういう機会があるといいなぁと思っています。