映画監督になるには?

講師の杉本です。

7月12日、第3回の教養講座が開かれました。

今回の演題は「映画~ビジネスと芸術と文化」です。講師は、佐倉寛二郎さん(株式会社クロスメディア代表取締役)と長崎俊一さん(映画監督)でした。お二人は、以前このブログで紹介した福山が舞台の映画『少女たちの羅針盤』のプロデューサーと監督でもあります。映画プロデューサーの仕事内容や、日米の映画制作プロセスの違い、ビジネスとしての映画や、地域振興につながる映画づくりなど、映画がもっている様々な側面をコンパクトに紹介していただきました。

よく訊かれる質問として「プロデューサーになるには」の質問に、佐倉さんは「好きな映画に関わりつづけることをあきらめなかったこと」と答え、「映画監督になるには」の質問に、長崎さんは「才能や能力だけじゃなくて『運』も大切だ」と答えていました。長崎さんは、その「運」のひとつとして大学時代の友人との再会のエピソードを紹介されました。じつは、お二人は日本大学芸術学部映画学科の同級生なんだそうです。卒業後しばらくたって、銀座の街角でふと出会ったことが、いっしょに仕事をはじめたきっかけだったとか。学生時代の同級生は、おもわぬ「運」をもたらしてくれる、たいせつな財産だったともいえますね。

さて、「教養講座」とは、福山大学で行われている全学対象の特別講演会です。学外の著名な方や教員による講演で、幅広い学問分野にふれることのできる機会です。午前の時間帯に不定期に開催されています。今年度はこれまでに以下の2回が開かれました。

  • 第1回 6月26日 「瀬戸内海学をめざして」早坂暁さん(シナリオライター)
  • 第2回 6月30日 「原子エネルギーの利用と災害対応」占部逸正さん(工学部情報工学科教授・原子力安全委員会専門委員)

一般の方も聴講できます。関心のあるテーマのときにはぜひお申し込みください。

教養講座
http://www.fukuyama-u.ac.jp/kyoumu/kouza.htm

(メディア情報文化学科 講師 杉本達應)

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