卒業生にインタビュー(ドラッグストア業態 林奈美さん)

卒業生の林奈美さん(2010年3月卒業)にインタビューをおこない、大学生活を振り返ってもらいました。

 

– 現在の仕事内容を教えてください。
登録販売者の資格を取得し、ドラッグストアで副店長をしています。登録販売者とは、一般用医薬品の販売許可を受けた専門職です。この資格がないとドラッグストアや総合スーパーなどで薬を販売する事ができません。

– 現在の仕事に就こうと思った理由は?
私は販売の仕事(サービス業)に、絶対、就きたいと思っていませんでした。アルバイトで飲食店やホテル業、スーパーマーケットなどで販売の経験があったので、就職を決めたというのが理由です。正直、やりたい仕事ではありませんでした。しかし、就職してみると想像以上に仕事が楽しく、遣り甲斐があります。学生時代に経験した仕事は、全てアルバイト目線だった事に気付きました。社員としてサービス業に就くという事は、経営者の目線で仕事をしないといけません。小売業の基本であるレジや接客の仕事以外に、売上を伸ばす仕掛け作りや、お店のスタッフが働きやすいように作業効率を改善し、売り場提案など、マネージメントの仕事もしています。自分が活躍できる仕事に恵まれてとても充実しており、現在は店長を目指しています。将来の夢はバイヤーになり、グローバル社会で活躍できる人になる事です。

– 学生時代、どのようなことを中心に学んできましたか?
教員免許取得(情報科)と、映像制作、音楽著作権について学びました。特にメディア情報文化学科の授業は、映像制作やCG、プログラミングなどの実習が多く、面白かったです。職場研修旅行もあり、テレビ局や飲料メーカー、出版社の見学に行き、楽しみながら勉強できました。3年生になると研究室に配属され、音楽著作権について研究を深めました。

– 大学で学んだことで、今、役だっていること、活きていることは?
映像制作やポスター制作の授業で、キャッチコピーの考え方、見る人の視点に立たった構図、インパクト与えて注目してもらうための視点を学んだ事です。現在、仕事でPOP(売り場に貼ってあるコメントの事)を描く時や、新商品を提案する売り場作りに役立っています。また、作品や論文を発表(プレゼンテーション)する授業が多かったため、プレゼンテーション技術が身に付きました。そのため、仕事でプレゼンテーションをする際に役立っており、資料も説明も分かりやすいと言われます。

– 福山大学で学んでよかったことは?
人との出会いです。私は管弦楽団に所属し、トランペットを担当していました。団体競技みたいなもので、みんなで一つの目標を達成するという、チームワークがとても重要でした。同じ苦労を共にしてきたので、今でもその時のメンバーと仲が良く、一生の友人に出会えた事が良かったです。また、福山大学は他県出身者や留学生も多く在学しており、授業やサークル活動を通して交流でき、とても楽しかったです。

-福山大学を目指す高校生にメッセージをお願いします。
大学はとても楽しいです。自分の好きな勉強が追求でき、クラスやサークル活動で新たな出会いもあります。高校時代と違うところは、選択肢が広がることですね。まず、制服がなくなるので、私服やヘアスタイルを自由に選べる楽しさがあります。授業は殆ど選択なので、自分の学びたい学問を選べます。勉強に励むのも良し、勉強・アルバイト・サークル活動の三拍子を両立させるのも良し、なりたい自分を目指せると思います。福山大学で「心理学を学びたい」「薬剤師になりたい」「教員免許を取りたい」など、皆さんが持っている目標が実現できるよう、先生方はきめ細かな指導で、しっかり支えてくださいます。

-後輩へのメッセージをお願いします。
社会人になると、時間の制約が増えてきます。何よりも仕事優先になるため、学生時代にできる事はやっておいた方がいいです。オススメは資格試験の勉強・・・とは言いません。私はドラッグストアに就職が決まりましたが、全く薬の勉強をしていなかったので、入社してから、相当苦労しました(笑)

学生時代は思いっきり恋愛をして、友人と遊んで、旅行や、サークル活動に明け暮れるのもいいと思います。遊びも勉強も就職活動も、今しかできませんので、充実した日々を送ってください。将来、なりたい自分に向かって頑張ってください。

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