師走も終盤となりました。学科ブログの更新も少し落ちてしまっていましたが、メディア・映像学科は学内外で元気に過ごしております!今日は、こちらのブログでも何度か登場している講義「地域メディア論」の後半の展開についてお伝えします。

今年度の「地域メディア論」では、農業と地域活性化というテーマをもって授業を進めています。これまで、三角島にてレモン栽培をしつつ、レモンを使った新しいスパークリング日本酒「MIKADO LEMON」をつくり、地域ブランドをつくっていこうとされている三宅航一郎さんをお招きしたり、第2弾では御調にて「まるみデパート」を拠点にまちづくりを進めていらっしゃる梶高慎輔さんの手ほどきで、御調の柿園やパパイヤを栽培しているビニールハウス、そしてみつぎグリーンランドを見学させていただきました。

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まず向かいましたのが、段々に串柿が広がる株式会社尾道柿園です。

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代表の宗さんより、柿園の活動の様子についてお話しいただきました。昔から尾道・御調では干し柿の生産が盛んで、オレンジの布が敷き詰められたかのような美しい風景とともに「柿の里」として残そうと、株式会社をつくられたとのことです。新しくつくられた「柿のドライフルーツ」は甘味たっぷりで本当においしかったです。軒先には柿と雲海の写真が飾られていました。どのようにこの活動を見せていくかはこれから模索していくとのことでしたが、さまざまな工夫を見せていただいた気がしています。

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その後、「尾道パパイヤ」のビニールハウスへ。尾道とパパイヤなんてなかなか結び付かないですが、尾道には御調と島とでパパイヤの生産が行われています。ここは、株式会社 尾道熱帯植物研究センターによって運営されており、独自のノウハウで農薬なし、かつ非熱帯地域でのパパイヤの生産に挑戦されているとのことです。

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尾道とパパイヤという意外な組み合わせが、土地の名産として受け継がれていく、新しい地域資源の動きを見せていただいた気がします。

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次に、みつぎグリーンランドに移動し、「まるみデパート」の梶高慎輔さんに事前に受講生たちが用意していた質問に答えていただきながらのお昼となりました。「まるみデパート」の名前にも表れているように、御調全体をデパートに見立て、いろんな人に会いに行きながら暮らしをつくっていくというお話で、これからどんどんコンテンツや人とのかかわりが増えていく気配を感じました。「デパート」は、子供のころからなんでかわくわくするところでしたから!

受講生のみなさんには、ここ御調で新たな「観光」「まちづくり」プランを考えてもらうことが、今回の最終課題となっています。さて、どんなプランが出てきますか。乞うご期待!

 

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