まもなく夏休みに入るタイミングです。そんなわけで、昨年度に引き続き、今年も尾道市の山波小学校で情報モラルにかかわる出張授業をしてきました。

1-3年生には「ルールを守ることの大切さ」を、4-6年生には「SNSの適切な使い方」を中心に、身近なトラブル事例を交えてお話しすることにしました。

GIGAスクール体制があっという間に整い、子どもたちは学校でも家でも何かしらのデジタルデバイスに触れているという時代になりました。授業で使うICTツールは学校や先生の管理のもとに使われていますが、学校外で楽しむゲームやSNSは自分自身で管理しなければなりません。でもこれはすごく難しいことです。なぜならばゲームは楽しいし、SNSも便利だから。それらが持つ楽しさや便利さに、利用の際に注意しなければいけないことが埋没してしまうからです。

特に夏休みは生活のリズムが崩れやすいタイミングです。「規則正しい生活を!」というのは堅苦しいメッセージですが、一度崩れてしまうと元の状態に戻すのはなかなか大変です。子どもたちは実際のトラブル事例に対し、「あぁー」「聞いたことある」と他人事ではない感覚を覚えているようでした。外部の人間が授業をするかどうかは別にして、こうした授業を通して自分たちのことを振り返る機会があることはすごく大切だなと改めて感じます。

今後も別の学校のPTA講演や教員研修等、同じような話題の話をする機会をいただいています。ICTはなくてはならないものだからこそ、しっかり使いこなす。そのために学校や家庭ができることをみんなで考える機会にできたらなと思っています。

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