来年度教育実習に参加予定の3年生が模擬授業を行いました。例年、1年生に高校生役をお願いして実施しています。
小学校に始まり、大学3年生まで14年以上授業を受ける側を経験しています。そのことをしっかり振り返れば、授業をする側になっても問題なし…。というわけには当然ながらいきません。
指導案一つとってみても、考えなければならないことがたくさんありますし、また指導案をしっかり作成したとしても、本番の授業がその通りにいくとも限りません。意外とでもなく難しいことを来年度やらなければならないですから、練習をしようということです。
人前に立って話をするということに対する慣れの部分もあるんですが、模擬授業をしてもらうと、ほとんどの場合原稿を読む感じの授業になりがちです(事前に授業資料をつくる過程で、そういうものを作りがちな結果)。しかし、原稿を読むような授業っていうのを受けたことはないのではないでしょうか。授業はインタラクティブなものですから、どうしたってアドリブ的に対応しなければなりません。
模擬授業はその水物具合を経験することに大きな目的があると言ってもいいかもしれません(決してそれだけというわけではないのですが)。今回はグループワークを入れてもらったこともあり、状況次第では次の段階の組み立てがかわってきます。そのため、授業者役の3年生は写真のようにグループへの関わりを増やして、状況をしっかり見取ろうとしています。
模擬授業自体は滞りなく終了しました。ただいろいろ次への課題も見えてました。教育実習まであと半年もありませんが、しっかりがんばってくれるでしょう。