先日、大崎上島にある広島叡智学園にお邪魔してきました。ここはバカロレア認定されている全寮制中高一貫校で、留学生も多数受け入れている新しい学校です。

さて、今回は「私たちはメディアから何を得て何を失うのか」というテーマで、中高生に向けて講演するという仕事でした。広島叡智学園は全寮制であるがゆえに、日常の生活習慣も含めて各自のセルフコントロールがすごく重要になります。そこで、デジタルメディアによって我々の生活がどう変わったのかということを明示化すると同時に、メディアにどのように支配されてしまうのかという点について解説しました。支配という言葉が強いということであれば、影響を受けるのかと言い換えてもいいかもしれません。どちらにしても、生活様式やモノゴトの考え方がメディア特性と無関係ではなく、気づかないうちにメディア特性に合わせて行動をしてしまっていることがたくさんあり、それを意識しないといけない時代ですよという話をしてきました。最近ではデジタル・シチズンシップという考え方が重要視されていますが、この考え方は広島叡智学園が大事にしていることとの接点があり、中高生にとってイメージしやすいこともあったかなと思います。

今回は中学生に対して対面、高校生は別会場で遠隔配信というスタイルですすめました。初めての試みだったようで、配線等がなかなか複雑だったようです。高校生の方でどのように見えていたのかはちょっと気になるところです。

初めて行く学校でいろいろテンションあっちゃったため、写真を撮るのを忘れてしまいましたが、寮にはすだれがかけられて日本らしいデザインになっていました。その他、木のぬくもりを感じられるつくりになっていたりと、ここでどんな授業が行われているのか今一度じっくり拝見したい気持ちでいっぱいです。学校の向かいにキャンプ場があったので、次回機会があったら、そこをベースキャンプにして訪問したいと勝手に思っています。

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