さて、先週末の中国新聞でも紹介していただいたのですが、メディア情報文化学科の学生が制作した30秒の作品が“ACジャパン第10回CM学生賞”にて奨励賞を受賞していました。メディア情報文化学科にとっては6年連続での入賞。
今回の作品は「冷めたご飯」というタイトル。最初にそれを聞いたとき私はドキッとしてしまったのですが…家族の食卓にまつわる思いを、実際に自分の家族のそばにカメラをもちこんで撮影した作品です。撮影にあたっては家族ならではの苦労(と、それを撮影するスタッフの苦労…心配?)もいろいろとあったようですが、最終的には落ち着いた語り口で静かにメッセージを伝えるものになっていました。ちょうどよいくらいに家族の距離感が演出されているようにも。
(上の写真は、取材を受けつつ制作を振り返ってあれこれ話をしている監督たち)
この作品、webでの紹介もする予定ですが、その前に7月5日のオープンキャンパスなどでもおひろめしていきたいと考えています。メディア情報文化学科で募集している“高校生CMコンテスト”の参考にもなるのではないでしょうか。高校生のみなさま、どうぞ!チャレンジをお待ちしております。
「メディア」といってもいろいろな拡がりがある世界なのは常々このブログでも紹介しようとしているところなのですがそれでもやはり、“CM”の制作は外せません。今回の作品もまた授業の一環でつくられた作品、中心になったのは4年生の石川さん、そして同じく4年の栗山さんと3年大宮さんが撮影などでフォロー。映像制作のトレーニングというだけでなく、むしろ自分(たち)の思いをかたちにすること、広く伝わるための方法を表現したり、効果的なありかたを考えたりという経験が重要で、いろいろな場面、職業で応用がきく経験なのではないでしょうか。また、ただただグループで制作するだけではなく役割を交代しながら作品を構成していくのもポイントに。自分が“監督”として作品をまとめていく経験、ぜひチャレンジしてもらいたいと考えています。
今回受賞にあたって、学長への報告も行いました。
学生たちにとって日頃あまり近寄らない学長室に入っていくのはなかなかに緊張する経験のようです。今回は学科の映像作品制作の要、三宅教授とともに。
学長からは、次はもう少し大きい賞が見たいという期待の言葉もありあり若干のプレッシャー、これもまたよいものだと思います(そうそう、グランプリ作品は今頃、BS放送で放映されているとか…次は是非!と私からも期待)。みなさま、どうぞお楽しみに。