道の駅調査中!

こんにちは。メディア情報文化学科では、今週の火曜日に卒業研究発表会と三宅正太郎教授退職に伴う会を行いました。その様子は、学長室ブログに載せておりますのでそちらもご覧ください。

みつぎ 道の駅

翌日からは、福山大学が福山市から受託を受け「備後圏域に所在する道の駅等の現地調査」に協力しています。備後地域8か所の道の駅、産直市にて利用者のみなさんにアンケートを実施し、その結果を振り返りながら地方創生につながる道の駅のあり方について、教員、学生と一緒になって考えていくというプロジェクトです。メディア情報文化学科からはなんと2グループが参加しております。内垣戸グループはさんわ182ステーション、阿部グループはクロスロードみつぎにて、学生たちと一緒に調査を行っています。

この後、8グループが集まっての構想会を経て、改善試行、効果調査へと続きます。こちらもご期待ください!

卒業研究に向けて―終活編

こんにちは。今日は、ゼミのみなさんと一緒に福山市新市にあります棺屋さんに行ってまいりました。

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なぜ、メディア情報文化学科(4月よりメディア・映像学科となります)の人間が棺屋さんに研究訪問に行くのか、と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。簡単に補足をしますと、私はこちらの教員紹介にも書いておりますように、メディアと墓をキーワードとした研究をしてきました。メディアというと、テレビやケータイなどがすぐに浮かぶかと思いますが、メディアが情報のやり取りの仲立ちになるものと考えた時に、墓もまた、故人や生者をつなぐもの、生者同士をつなぐもの=メディアとして捉えられるのではないかと考え、近代の墓参文化についてまとめたりしています。今は、デジタル・メディアの時代における「墓」にも関心がありまして、ネット上につくられつつある「墓」や死後のSNSアカウントの扱われ方についても調べたりしています。この辺のことについてはまた、1年生の授業などで触れておりますのでお楽しみにしていてください。

・・・と、(やはり短くまとまりませんでしたが)メディアについて話す授業の中でこのような話をしていますと、時々死生観に関わることをテーマに卒業研究をしてみたいという学生がゼミに来てくれます。そして、今回は終活セミナーをテーマに考えてみましょうということになりました。そこで、福山市内での終活セミナーを探していましたところ、福山市役所の方にご紹介いただきましたのが㈱共栄のみなさんでした。

IMG_6948※棺工場の中も見学させていただきました。こちらは木の板を貼りあわせているところです。松本さんにご案内いただいています。

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着きましたら、さっそく栗原社長はじめみなさんにお出迎えいただきました。「終活のプロもお呼びしております」とのことで、わざわざ岡山から終活カウンセラーの小野さんをお誘いいただきまして、一緒に終活の考え方について伺いました。

一般社団法人終活カウンセラー協会が認定する終活カウンセラーの方々は、全国で9000名以上いらっしゃるとのことで、棺や墓の相談だけではなく、相続や保険、介護、自身の健康についてなどの相談を受け付け、そのつど必要と思われる専門家につなぐ役割をしていらっしゃるのだそうです。終活セミナーは、入棺体験や、ポートレート撮影体験なども行われ、今や毎週どこかで終活セミナーが行われるほど、「ブーム」となっているとのこと。㈱共栄の方も「棺は、これまでは見るのも嫌という方もいらしたが、最近では百貨店でフェアが開かれるくらいまで社会の意識が変わったように見えます。ここ3、4年くらいの話でしょうか。」とおっしゃっていたのが印象的でした。「終活」と言う言葉自体は、2009年の『週刊朝日』記事が始まりとのことでしたが、その後震災の影響もあり徐々に世の中に浸透していったということのようです。

IMG_6952※こちらはボンド付を行う機械です。溝を均等に彫る機械やプレスする機械など、一つの棺をつくるまでにいくつもの機械を通っておりました。

IMG_6959※このように蓋には扉がつくものもあります。扉がつくと棺感が増しますね。福田さんにご案内いただいています。

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このように、㈱共栄でデザイン・開発されている棺に囲まれながらのインタビューとなりました。朝10時から15時まで、お弁当までご用意いただきまして、濃密な時間を過ごさせていただきました。一つの棺にこれだけの「手」が関わり、装備ひとつひとつにメッセージがあること、周りの人たちの協力のなかでの終活が当たり前となり、終活という流行言葉で終わらないようにすること、そして、自分一人だけの生ではないということが終活の根幹にあることがわかりました。㈱共栄のみなさま、終活カウンセラー小野さま、このたびはお忙しいなかこのような貴重なお時間をいただきまして、本当にありがとうございました!今日伺ったことを反芻して、また新たな質問をもって伺いたいなと思っております。よろしくお願いいたします!

最後に、おまけとしまして、、、私たちも入棺体験した一コマを。

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小野さんや㈱共栄のみなさんに「ぜひ入ってみてください。何か気持ちが変わると思いますので」と言われ入ってみましたら…その後饒舌になっている私たちがおりました(!)。

田中トシノリ先生の映画『スーパーローカルヒーロー』のエッセイ本が出版されます!

こんにちは。今日から福山大学では後期期末試験が始まっております。

そんな中、3年前よりメディア情報文化学科非常勤講師として来ていただいております田中トシノリ先生のエッセイ本ご出版のニュースが飛び込んでまいりました!
田中トシノリ先生は、2014年に映画『スーパーローカルヒーロー』を発表されました。尾道の「スーパーローカルヒーロー」ことノブエさんの避難支援活動を追った映画作品です。本作は、ポーランドやオランダの映画祭でも上映されるなど、国内外で注目を集めた作品です。映画の詳細については、公式ウェブページをご覧ください。
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※画像:『スーパーローカルヒーロー』ホームページより引用

そして、今回はこのノブエさん自身や活動について、映画の中だけでは語れなかったことをエッセイにまとめられたとのことです。下記、エッセイ本販売サイトから引用します。

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スーパーローカルヒーロー ~3.11のその後。ぼくらの未来はぼくらがつくる~

定価: 1,500円+税 
2016年2月8日発売 著者: 田中トシノリ 歌島舎刊 
編集協力: 橋本京子 装丁: 山下リサ 装画・イラスト: 渡辺幸子
版型:タテ18.8×ヨコ12.9cm 頁数:244P 体裁:中綴じ

東日本大震災から5年が経とうとしていますが、自分のなかでの震災との「距離」の取り方も変わってきつつあります。映画とエッセイとを見比べながら、震災のこと、表現のこと、これからのことに考えをめぐらせてみるのもよいかと思います。

尾道では、本書の出版を記念した出版パーティーが、この土曜日に開催されるとのことです。映画も観られるようですので、(試験期間中ではありますが)ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。下記の情報は、出版記念パーティーのFacebookページより引用しています。

【エッセイ本『スーパーローカルヒーロー〜3・11のその後。ぼくらの未来はぼくらがつくる〜』出版記念パーティー ~みんなのノブエ自慢大会~】

日時|2016年2月6日(土) 17:00〜マルシェオープン 18:00〜パーティー開始
会場|浄泉寺 会館1階(尾道市西久保町2-2)
参加費|無料(マルシェでのお買い物は有料)

ノブエ自慢ゲスト(敬称略)|
河本清順(シネマ尾道 支配人)、木村直美、DJ sebachant、豊田雅子(NPO法人尾道空き家再生プロジェクト 代表)、永井真介、吉崎健太郎(香味喫茶ハライソ珈琲 店主)、信恵勝彦(れいこう堂 店主/映画「スーパーローカルヒーロー」主人公)
★飛び入り歓迎!

出店|
あくびカフェー、勝手にれいこう堂応援プロジェクト、香味喫茶ハライソ珈琲、ホホホ座尾道店コウガメ、またたび、ゆうきの環かざぐるま、映画れいこう堂製作委員会

お問い合わせ|
映画れいこう堂製作委員会
担当:澄川
(reikodo.film@gmail.com)

/////// 同日開催 !///////
【映画「スーパーローカルヒーロー」上映会 〜未公開映像ディレクターズカットつき〜】

尾道での公開開始から約1年半。すでにご覧くださった方も多いと思いますが、最近尾道に越してきてまだ観てない!という方、久々にもう一度観たい!という方、ぜひこの機会にご覧ください!

また、本編上映後には主人公ノブエさんと監督による挨拶、未公開映像の上映もあります!

託児もご用意しますので、ご希望の方はお申込みください。

日時|2016年2月6日(土) 15:00開場 15:30上映スタート
会場|浄泉寺 会館2階(尾道市西久保町2-2)

入場料|下記2つからお選びください。
映画のみ:500円
映画+エッセイ:1500円
★エッセイの代金で映画も観られてお得です!
★18歳以下無料(映画のみ)

★託児あり。ご希望の方は下記の通りお申し込みください。
なお、当日は余裕を持って15:00の開場と同じくらいの時間にお越しいただけると助かります。

申込先:reikodo.film@gmail.com
件名:2/6 託児申込
本文:お子さまのお名前・年齢・保護者の方のお名前・ご連絡先・その他伝えておきたいことを明記ください。

お問い合わせ|
映画れいこう堂製作委員会
担当:澄川
(reikodo.film@gmail.com)

★駐車場は近隣のコインパーキングをご利用ください。

4年生最後のゼミ風景

福山大学の後期の授業は、今週までとなっています。今日は4年生最後のゼミの日でした。来月の卒業研究発表会に向けてのプレゼン練習を行っています。

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4年生のみなさんにとっては、来月の発表会もあるので「これで終わりの感じが全然しない」ようですが、送り出す方としては寂しい気持ちもしています。。来月は、2年生以上が全員発表をするというメディア情報文化学科にとっての大行事となります。しっかり準備を進めていきましょう!!

地域メディア論発表会の様子が中国新聞に掲載されました!

この週末は日本のあちこちで雪が降っていたようですね。福山も久しぶりに積雪となりました。雪の予報も出ていたので開催が危ぶまれました地域メディア論発表会ですが、つつがなく会を終えることができましたのでそのご報告です。

地域活動調査の発表会ということで、福山大学の地域拠点であるM亭で発表会を行いました。受講生たちは少し早く集合して、会場づくりから始めます。今回は記録撮影が入ることとなったので、録画・音響関連の機材も持ち込んでの準備となりました。私は何もわからずでしたが、学生のみなさんがてきぱきと動いてくれました。
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今回は受講生からコーヒーとお菓子の贈り物付きということで、食べ物も一緒に準備中。パウンドケーキは非常勤講師の村上さんが作ってきてくれました!休憩中のひとときを和ませてくれました。

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13時半より、3グループの発表会が始まりました。神辺の堂々川プロジェクトについての発表では、他の媒体との比較を行ったうえで若い世代向けの広報媒体としてのFacebookページの提案がなされました。Facebookページをつくるだけではなく、その後どうやってこのページを通じていろんな人に広報をしていくか、といったところが後の話題となりました。次に、福山卸町のSTOREHOUSEの活動についての発表があり、地場産業、地場のものづくりを横につなげていく試みとしてのSTOREHOUSEのあり方から、地域活動のいろはを抽出しました。最後に、尾道のONOMICHI DENIMに関する発表が、映像作品として提示されました。物を売っていくことはもちろんのこと、履いていた人の物語をも一緒に売り込むというスタイルに、聞き手のみなさんから驚きの声が上がっていました。

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次に、休憩をはさんで、発表者や聞き手や一緒になってのディスカッションを行いました。堂々川の土肥さんや、今津地域のみなさま、福山市役所の方々にもおいでいただき、学生たちの発表を基にした意見交換が行われ、「この地域内で広報していくのであれば、紙媒体は必須であること」や、「人が人を呼びこむ形は広がっていきやすいのではないか、いかに当事者を増やすか」といった話など、多岐にわたる議論を行うことができました。お越しくださったみなさま、調査にご協力いただいたみなさまには、改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました!

この会の様子は、翌日1月24日付の中国新聞福山版でもご紹介いただいています。(「地域活動 より良い発信は 福山大生、市民と意見交換」)

そして、今回の調査にご協力いただきました堂々川プロジェクトの土肥さんたちが発行されている「堂々川 皆で築く故郷ロマン」にもご掲載いただいております。どうもありがとうございました!!
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『シオカラ』3号 映画会特集号ができました!

こんにちは。今日はここ福山にも雪が降り、交通面がどうなるかと思いましたが、もろもろ滞りなく進んでおります。

以前、こちらのブログでも紹介しましたジェンダーゼミの記録フリーペーパー『シオカラ』の3号が完成しましたので、そのご報告です。ジェンダーゼミは、前期までは月に一回の頻度で、心理学科青野ゼミとメディア情報文化学科阿部ゼミを中心に研究会を進めてきました。その記録が、『シオカラ』1号と2号にまとまっています。

後期のジェンダーゼミは4年生が卒論制作に集中していることもあり、学内外のみなさんと実行委員会を立て10月の『何を怖れる』映画会の準備等々にあてておりました。『何を怖れる』はウーマン・リブを生きた(生き続けている)女性たちを追ったドキュメンタリー映画で、松井久子監督をお招きしての上映会を福山駅前シネマモードで開催しました。映画会後に、青野先生主催のラウンドテーブル「フェミニズムの継承」を映画館のお隣harappaにて開催しています。

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その会にジェンダーゼミ生たちも関わり、映画の内容やラウンドテーブルでの話題提供を通して考えたことなどが、3号にはまとまっています。福山周辺に配布しますので、ぜひお手に取ってご覧ください。

加えて、今回の『シオカラ』でも表紙や挿絵を描いてくれた橋本さんが、卒業制作として制作したジェンダーに関するzineが、岡山のzine展「本と珈琲と・・・」に出品されています。こちらのことについては、学長室ブログに書きました(メディア・映像学科学生が制作したzineが、岡山のギャラリーで期間限定販売!)。岡山のzine展にもぜひ足をお運びいただければと思います!

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明けましておめでとうございます

遅くなってしまいましたが、新年となりました。福山大学も今週火曜日より、通常授業が開始されています。今年も学内外での活動を増やしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さっそくですが、今年度中に開催予定のイベントをお知らせします。

■地域メディア論最終成果発表会の開催
こちらのブログでも何度もご紹介してきました地域メディア論ですが、講義後半は福山・尾道を中心に展開されている地域活動の調査を進めています。その調査発表会を、福山大学の地域拠点であります「M亭」にて開催いたします。どなたでも参加できる会ですので、ご参加いただけますと幸いです。3グループの発表の後に、ディスカッションとして、会場のみなさんと地域活動のこれからについてざっくばらんにお話できればと考えております。

【地域メディア論 調査発表会】
日時:平成28年1月23日(土)
※ 13時開場、13時30分開始、15時00分終了予定
場所: M亭(松永駅北口から徒歩2分)

■オープンキャンパスの開催
福山大学のホームページにも情報があがっておりますが、3月19日(土)にオープンキャンパスを開催いたします。私たちの学科では、3DCGの体験授業や、学科学生たちが制作した作品、プロジェクトの紹介などを行う予定でいます。学科の活動を知るよい機会になると思いますので、こちらもぜひご参加ください!詳しくはこちらのウェブページをご覧ください。

高校生CG・写真教室を開催しました

 高校生の方々に学科の制作演習を体験してもらうことを目的としたCG・写真教室を12月12日(土)に開催しました。写真教室ではまず屋外で思い思いに撮影した写真を、photoshopで色調補正しつつ大判プリンターで出力。プリントすることで「撮る」から「見せる」への変化を体験してもらいました。

写真教室

 CG教室ではShadeというソフトの使用法を学び、「雪だるま」のCGを制作しました。その後「自分の好きなモノを作る」という課題に取り組みました。写真は制作した生徒さんが所属する部活のオリジナルキャラとのこと。

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 学んだことだけでなく、それぞれの創意工夫をかたちにできるのがこれらの演習のおもしろいところです。今回参加してくれた皆さんは早速実践してくれていたようでした。
 本学科では今後も両教室をはじめ様々なイベントを企画しています。詳細は随時学科HPにてお知らせします。

12/16 就職体験発表会

 こんにちは。教員Wです。12月16日(水)の4時限目に就職体験発表会が開催されました。本学科の卒業生と内定の決まった4年生が、これから就職活動に臨む3年生に自分の就活体験や、社会人としての経験を話してもらう会です。

 発表者は卒業生2名と4年生2名。卒業生のOさんとNさんは自身の就活の軌跡を分かりやすく話してくれました。自分にあった企業の探し方、合同企業説明会参加の心構えから面接の体験談など、このお二方は話上手なので持ち時間10分はあっという間に過ぎた感じでした。

 4年生はMくんとYさん。Mくんの「エントリーシートは早めに作成し自己分析をしっかりすることが大事」という話はとても重要です。こういうのは教員が言うより先輩が言う方が効果がありそうです。Yさんは自分が受けた面接の状況をホワイトボードを使って説明、面接の重要さを語ってくれました。彼女の話は面白く、一番受けていたのではないでしょうか。

 最後に僕が撮影した写真を載せておきます。去年も書いた記憶がありますがいまどき珍しい400万画素の超旧式デジカメなのでいろいろ残念な感じとなってます。すいません。

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発表者の皆様、どうもありがとうございました!!

福山音楽コンクール受賞者記念コンサートのUstream中継と記録映像の撮影をしました

こんにちは。教員Wです。

12月11日(金)に開催された福山音楽コンクール受賞者記念コンサートのUstreamによる中継と記念DVD作成のための撮影をしてきました。コンサート会場は福山リーデンローズの大ホールです。この業務はここ3年ほど本学科で請け負っています。今年度は1年生数名と経験豊富な指導者として4年生1名に参加してもらいました。

1年生は3グループに分かれての撮影です。
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4年生は監督として彼らを見守ります。
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態度がXXLくらいですが、これは少々脚色が入ってます。普段は穏やかな優しい学生さんです。(^o^)

撮影は特に問題も発生せず無事終了しました。残る仕事は今回撮影した映像と、予選会から本選までの映像(これらも本学科の学生さんが撮影してます)をまとめた記念DVDの作成です。頑張ってください!