授業紹介+春のオープンキャンパス

 後期(9月下旬~)に実施されている授業「メディア実践(調査)、(支援)」の紹介です。この授業の目的の一つは「多様な表現や創作をするための手法理解とそれを実践する能力」を身に付けることです。具体的には30秒程度の広告動画を2年生と3年生の混在するグループで制作します。グループでの制作活動をつうじて、コミュニケーションの力、議論する力、データ共有や共同編集のための管理能力、制作工程の管理能力などを高めていきます。また、制作した動画の一部はACジャパン広告学生賞への応募作品となります。この紹介、昨年もこの学科ブログでお伝えしております。

 この授業で作った作品がACジャパン広告学生賞で奨励賞をとりました。

ACジャパン広告学生賞奨励賞作品

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学長室を訪問して受賞報告もしました。

3月16日(土)に春のオープンキャンパスを開催します。他の学生作品の紹介もあります。「クレイアニメをつくってみる」では制作体験もできます。様々なメディアや映像に興味をお持ちの方、是非、ご参加ください。

令和5年度 業界説明会の開催

こんにちは  学科就職委員のつつもとです。

福山大学主催の業界説明会が、2月19日(月)、20日(月)の2日間開催されました。

今年は、福山ニューキャッスルホテルで説明会を実施しました。

参加した企業は約420社です。

会場の入り口前で、学生たちが説明会の開始を待っています。

説明会の開始直前

学生たちは、企業の説明を真剣に聞いています。

メディア・映像学科の3年生も企業からの話を聞いています。

テレビ関係の(株)MCAT(旧三原テレビ放送)の説明を多くの学生が聞いています。

メディア・映像学科の3年生も頑張っています。

3年生は、いよいよ本格的な就活が始まりました。

学生たちは、業界説明会で興味を持った企業にエントリーして内定を目指します。

頑張れ、3年生。

メディア・映像学科では“映画マナーCM”を制作しています!

すでにいくつかのメディアなどでも紹介していただいていますが、メディア・映像学科では、福山大学と広島県興行生活衛生同業組合との共同研究としての映画マナーCMの制作に、2023年度前期から取り組んでいます。

映画マナーCMというのは、映画が上映される前に、鑑賞時の注意事項を呼びかけるものです。皆さんもきっと目にしたことがあるものだと思います。今回は、なるべく観客の方にストレスを与えずに、共感を持って見ていただけるものを…ということで、時間をかけてアイデアを出し、シナリオを練るところから制作がスタートしました。

写真は、撮影当日の様子です。今回は学外のキャストに出演していただくということで、ギリギリまで調整や検討を進めました。

出演をお願いしたのは、福山出身の俳優(だけでなく、とてもマルチに活動されている!)町本絵里さん。プロの方を相手に撮影するのは初めてということもあり、いつもとはかなり違う雰囲気のスタジオになりました。

多くの現場を経験されている町本さん、出演いただくだけでなく、撮影やスタジオ内のことなどもいろいろとアドバイスしてくださいました。

この撮影は大学内のスタジオで行っています。そして、学科の授業「メディア応用実習」の指導にも加わっている非常勤講師の長尾光徳先生に、今回のプロジェクトにも強力なサポートとして関わっていただき、機材面でも協力いただいています。スタジオ撮影では、普段より何段階もシビアなフォーカス(ピント)操作にも学生はトライ、キレのある美しい絵を目指しています。

CM制作、この後映画館での撮影、編集作業を行っています。その様子は、福山大学学長室ブログなどでもご紹介します。

3月公開を目指しています。どうかお楽しみに!!

小学生対象出張授業&PTA向け講演

先日、向島の小学校で小学生対象の出張授業(保護者も一緒)と、PTA向け講演(保護者だけ)に行ってきました。最近多い、メディアと子どもたちの関係に関することです。

直近で行った小学生向けの授業は1-4年生で、今回は4-6年生。この年齢差は結構大きく、話す内容も彼らの経験値を踏まえつつブラッシュアップをしました。特に手を挙げてもらって意見を聞くような場面がいくつかあるため、なるべくイメージしやすい話題をと選んでいます。

今回は保護者も一緒でしたので、ちょっと変則的なクイズを出しました。問題編は小学生に話すタイミングで。解答編は保護者のみとして、家に帰ってから話題にできるようにしてみたのです。すべての保護者が来ているわけではないとは思いますが、それでもイベント的に終わってしまうよりは考える機会が増えるのではないかと考えたのでした。ちなみに担任の先生も一緒に聞いていますので、おそらく授業の中でも触れてくれるだろうと思います。うまくいけば、+2回この話題にふれることになるわけです。

この話題を一過性のものとしてはいけない最大の理由は、ネットやゲーム界隈で起こるトラブルは場合によってはかなり大きな問題になってしまう危険性があるからです。ネットの世界は、一気に行動範囲を広げることができるので、子どもたちが自分で想像している以上のことに触れてしまうことがしばしばです。大人が想像しているよりも、なんてこともよくある話です。それ故、定期的にこの話題に触れて、親も子もリスクへのアンテナを最新版にしておく必要があります。日常的に使うものだからこそ、アップデートは必須ですね。

さて、当日体育館に足を運ぶと大谷翔平選手のグローブがあるじゃないですか!ホンモノを初めて見ました。ちょっとラッキーな1日でした。

模擬授業を行いました

来年度教育実習に参加予定の3年生が模擬授業を行いました。例年、1年生に高校生役をお願いして実施しています。

小学校に始まり、大学3年生まで14年以上授業を受ける側を経験しています。そのことをしっかり振り返れば、授業をする側になっても問題なし…。というわけには当然ながらいきません。

指導案一つとってみても、考えなければならないことがたくさんありますし、また指導案をしっかり作成したとしても、本番の授業がその通りにいくとも限りません。意外とでもなく難しいことを来年度やらなければならないですから、練習をしようということです。

人前に立って話をするということに対する慣れの部分もあるんですが、模擬授業をしてもらうと、ほとんどの場合原稿を読む感じの授業になりがちです(事前に授業資料をつくる過程で、そういうものを作りがちな結果)。しかし、原稿を読むような授業っていうのを受けたことはないのではないでしょうか。授業はインタラクティブなものですから、どうしたってアドリブ的に対応しなければなりません。

模擬授業はその水物具合を経験することに大きな目的があると言ってもいいかもしれません(決してそれだけというわけではないのですが)。今回はグループワークを入れてもらったこともあり、状況次第では次の段階の組み立てがかわってきます。そのため、授業者役の3年生は写真のようにグループへの関わりを増やして、状況をしっかり見取ろうとしています。

模擬授業自体は滞りなく終了しました。ただいろいろ次への課題も見えてました。教育実習まであと半年もありませんが、しっかりがんばってくれるでしょう。

附属図書館で選書棚をつくってみた

担当している授業で「選書棚をつくる」という課題をやってみました。

大学生が本を読まなくなったなどと言われて久しいですが、大学での学びに大学図書館は重要な存在です。メディア・映像学科は新しいメディアとの親和性が高そうではありますが、同じように図書も大事なメディア。この授業ではそうした「メディアのあり方や向き合い方」を考えるというものなんですが、せっかくなので向き合った結果を「他人の言葉を借りて説明」してみたらおもしろいかもしれないと思いついたのです。

今回はグループごとに共通のテーマをもって選書し、POPを作成する。棚を見た人に自分たちが設定したテーマが伝わるかどうかは次回の授業での振り返りポイントですが、選書された各図書は学生たちの個性が出ていて興味深いものばかりです。

こうした課題に取り組んでみたのは、レポートを書くというオーソドックスな課題で終わらせず、むしろそこをスタートに選書棚をつくってみることで、他者の視線を意識したり、全体のテーマにおける自分(と、他のメンバーとのバランスなど)を客観視したりということができるのではないかと考えたからでした。

次回、どのような振り返りがでてくるかわかりませんが、今後も継続してみたいと思っているところです。

冬の体育館

冬の体育館。寒そうですね。

昨年末、小学校へ出張授業に行ってきました。運悪く寒気が日本列島にひろがっており、あまり雪の降らない瀬戸内地域でも少し吹雪くそんな日。人数の関係で出張授業は体育館で行うことになっており、寒さに耐えながら私の話を聞かないといけないというつらいつらい時間になってしまいました。ちなみに僕がいるゾーンはストーブがおいてあって、ちょっとだけ温かい。少し申し訳ない気分になりながら、今回は1-4年生向けの話題を。

今回はフィッシングサイトの話なんかも織り交ぜてクイズ形式にしてみたりしたんですが、どこを見てホンモノかどうかを判断するのか、意見にちょっとばらつきがあったりしておもしろかったです。

あと、本題とは全く関係のないことですが、寒い中、半ズボンの子どもたちもけっこういたりして、「子供は風の子」ということわざはまだまだ生きてるなぁとびっくりしました。休み時間も外で遊ぶ子多数。さすが。

たまにしか降らない雪と半ズボンといういでたちで戯れたからわかることもきっとあるだろうなと思いつつ、ネットや情報のモラルも同じかもしれないなと思っています。それらは周りの環境などとすり合わせながら考えなければ、机上の空論になってしまいます。実感を伴う学びということについて、改めて考えた1日でした。

インターンシップ報告会に学科学生が登壇しました

昨年12月のことになりますが、インターンシップの報告会が開催されました。

たくさんいるインターンシップ参加者の中から数名が代表者として選出されるのですが、今年はメディア・映像学科2年の小川知華さんが選ばれました。インターンシップ視察時の報告はこちら

小川さんはケーブルテレビを主力とする企業でのインターンシップに参加をしました。テレビという身近なメディアでありつつも、ケーブルテレビというローカルなメディアの役割についてじっくり考えることはなかったと小川さんと話してしました。

そんな中で実際の取材や制作を通して、ただコンテンツをつくるということだけではなく、コンテンツ制作を通して地域に何が還元できるのかを考えなければ、メディアとしての役割を果たせないということに気づいたようです。

小川さんはメディア・映像学科と親和性の高い企業のインターンシップに参加をしました。学科で学んでいることを直接活かす機会も多かったと思いますが、インターンシップは必ずしもそうした企業にいかなければ意味がないというものでもありません。ちょっと違う業界に足を踏み入れてみることで、違った刺激があったり、普段気づかないことを視点を向けられたりと、意外といいこともたくさんあります。

インターンシップはいつでも参加できるというものでもないので、チャンスがあったら是非積極的にチャレンジしてほしいと思っています。

メディア・映像学科を対象とした令和5年度就職体験発表会の開催

こんにちは

12月6日(水)に、メディア・映像学科の学生を対象とした就職体験発表会が開催されました。

メディア・映像学科は、例年100%の内定率を達成しています。

当日、貴重な体験談を話してくれたのは、今年、就職活動を体験した4年生6名です。 発表会には、メディア・映像学科の3年生が参加しました。

発表した先輩たちは、メディア系の企業と一般企業とそのメディア関係部門を目指した学生たちです。

発表した4年生の多くは、早期に数社の内定を頂いた学生たちです。

発表内容は、
 1)内定した企業
 2)就活を始めた時期
 3)エントリーした企業の数
 4)就活の体験として、重要だと思うこと、または、アドバイス
 5)その他、気付いた点
などです。先輩たちの実体験から貴重な話をしてくれました。

参加した3年生たちは、先輩の貴重な体験談を真剣に聞いていました。
発表内容については、メモ帳やスマートフォンに書き込んでいいます。

発表の後には、3年生が積極的に質問をしていました。

3年生は年が明けると、いよいよ就職活動が始まります。

頑張れ、3年生。

ビブリオバトル中国ブロック大会

先日もご報告しましたが、学科2年生の角遥名さんが全国大学ビブリオバトル中国ブロック決戦に参加することになり、ウチガイトも会場である広島市内の広島大学東千田キャンパスへ観戦に行ってきました。附属図書館の大谷さん、吉津さんとも現地でお会いしました。

発表前の緊張したような、そうでもないような様子の角さん

昨年度の中国ブロック決戦は仕事の都合で観戦ができなかったので、今回が初めての参加です。もちろんビブリオバトル自体に初挑戦の角さんも初めてですので、ブロック決戦がどのような雰囲気がよくわからず、見るだけの自分もなんだかちょっと緊張します。

発表中の様子

今年は6大学からの参加があり、抽選の結果、角さんはトップバッターでの発表。いきなりの出番の上、タイマーがしばらく動かないというトラブルのため発表の冒頭をやり直すという、角さんにとってプラスに働かないことが多い状況でしたが、それでもピッタリ時間を使い切ってしっかり発表してくれました。すばらしい。

今回は小説での参加が多く、それぞれバラエティにとんだ発表でした。大学院生も参加していたんですが、学会発表など人前で話すことに慣れているのか、大変メリハリの聞いた発表でした(自分の大学院生時代を振り返ってみても、あんな上手にできなかっただろうなぁ)。

投票の結果、残念ながら角さんは全国大会には参加できず。ちょっと悔しい。やはり全国への壁は厚いですね。

終了後の交流の様子

でも終了後、参加者同士で楽しげに話をしている様子をみると、それだけで参加した意味があるなぁと感じますし、またコロナの最中はこうしたこともできず、学生たちは本当にいろんな機会を失っていたと改めて思い知らされます。だからこそ、学生たちにはこうした機会を大事にしてほしいし、我々としても陰に陽にサポートしなければと密かに決意したところです。写真を見てもらうとわかるかと思いますが、関係の大人たちが学生たちの交流の様子を遠巻きに見守っています。おそらくみんな同じ気持ち。

来年は全国大会にいけるといいなぁと思いつつ、それよりもまずはこうした活動を楽しめるように、そしてこうした活動が楽しいことなんだと知ってもらうためにできることを考えてみたいと思います。