3年生を対象とした第7回就職ガイダンス

こんにちは

メディア・映像学科の就職委員の つつもと です。

2023年11月8日、3年生を対象とした第7回就職ガイダンスが開催されました。今回の就職ガイダンスは、久しぶりに対面で実施されました。この日、参加したのはメディア・映像学科の学生たちです。

今回のガイダンスのテーマは、就活のマナーについてです。

その内容は、

1.社会人の常識

2.企業が求める力

3.先輩から学ぶ就活のマナー

4.これだけは覚えて欲しい就活動作

です。

学生たちは、社会人の常識から先輩から学ぶ就活のマナーまで話を聞いています。

ガイダンスの最後に、「これだけは覚えて欲しい就活動作」として、挨拶の仕方について実技練習をしました。

年明けからは、就職活動が本格的に始まります。

学生たちは、11月にWEBを活用した講座やセミナーなどを受講して就職活動に備えます。

ワインイベントの取材に行ってきました

11月3日の文化の日、ふくやま美術館前広場で「備後フィッシュ&備後福山ワイン」というイベントが開催され、メディア・映像学科の学生が取材に行ってきました。

実はメディア・映像学科、備後福山ワイン振興協議会と一緒に福山ワインのプロモーション活動に参加していまして、今回のこのイベントにも数名の学生たちがお邪魔することになったのです。

イベントは大盛況で、ワインコンテストなど各種イベントにも参加しながら取材できたらおもしろいねぇなんて話していたんですが、あっという間に定員を満たしてしまっていました。しかし、担当の方々のご厚意で特別にご用意いただき、いろんなワイナリーを同時に試飲させていただくことができたのです。

同じ葡萄を使いながら、作り手、土地、酵母などの違いによって全く別物のワインに仕上がっています。不思議。

さて、メディア・映像学科の特徴として「コンテンツをつくること」が注目されがちですが、「コンテンツは見てもらうべき人・届けるべき人のもとに届いて初めて意味を持つ」という前提に立って学生たちは学んでいます。今回の取材も、どんな絵・画角だったら見てもらえるかなと、あれこれ思案しながら立ち位置やボトルの位置を変えて撮影を行っていました。

今後もみんなに見てもらえるコンテンツのために、そして備後ワインの人気向上のために、西へ東へ?北へ南へ?学生たちが奔走するとかしないとか。定期的にご報告できたらと思っています。

学科学生がビブリオバトルに参加しました

学祭期間中の10月28日(土)に、附属図書館でビブリオバトルが開催されました。ブロック予選を兼ねており、チャンプ本に選ばれた演者はブロック決戦に進むことになります。

1年生 上神瀬比亜さん
1年生 橋根七奈さん
1年生 宮永海星さん
1年生 村上晴菜さん
2年生 角遥名さん

さて、そのビブリオバトルに学科からは1年生4名、2年生1名の計5名の参加者がありました。全員が初めてのビブリオバトルとあって、かなり緊張していた学生も。それでもそれぞれお気に入りの本を携え、しっかり発表をしてくれました。結果、2年生の角遥名さんがトップとなり、広島大学で行われるブロック決戦へ進出しました。昨年度の髙田さんに続き、2年連続で学科学生が出場することになり、嬉しい限りです。

チャンプ本に選ばれた角さんからはこんな感想をもらいました。


この本いいよ!という思いを伝えるのが大事かなと思ったので、できるだけ聴者を見て発表するよう意識しました。ひとりひとり顔を見るよう意識すると一対一で話しているような感覚になり、少しリラックスして発表することが出来た気がします。また、他の発表の聞くことで、ジャケ借りのようなことをすることが多い自分は選ばないであろう本にも出会うことが出来たので良かったです。


ブロック決戦は11月11日。しっかり準備をして、本の魅力を伝えてきてほしいなと思います。

鞆の浦に取材に行きました

メディア・映像学科の2年生が履修する「CG映像制作」という授業では、鞆の浦の町並みを3次元CGで再現するという試みをずっと続けています。先日、その取材に行ってきましたので、そのときの様子をご報告します。

鞆の浦へはスクールバスで向かいます。

今年は「澤村船具店様」のCGを作る予定です。建物の全体像が分かる写真と、CGのテクスチャとして使用する写真を撮っていきます。

建物の2階部分はGoProで撮影します。

撮影は無事終了しましたが、これからが本番です。3次元CGの制作には膨大な時間と労力が必要です。受講生の皆さん、頑張ってください。

さて、今年度は取材と合わせて、本学科教員と3年生が作品を出品している「鞆の浦deART」の見学も行いました。

メディア・映像学科の展示スペースです。展示作品のみかたや、展示方法について安田教授から説明がありました。

鞆の浦deARTの展示についてはコチラもご覧ください。

鞆の浦 de Art に参加しています!

9月24日から開催されている、鞆の浦を舞台とした現代アート展覧会『鞆の浦 de Art 2023』に、<福山大学メディア・映像チーム>として参加しています。

<福山大学メディア・映像チーム>は、昨年と同じく「太田家住宅・新蔵」に、アーティスト/アートディレクターの右下誠さんと場所を共有させていただきつつ参加しています。

今回は学生が卒業研究や授業で制作した映像作品に加え、中嶋教授による鞆の浦歳時記・映像記録や、このアートイベントのために制作した写真作品なども展示しています(上の写真は設営を終えて写真に撮っている学生の姿です)。

鞆の浦 de Art 2023』では、鞆の浦の街中各所に作品が展示されています。美術館やギャラリーでの展示と異なり、建物や、部屋など、置かれる空間と関わりながらさまざまな作品が展示されています。

秋らしい空気になってきました。鞆の浦を歩き回るのもとても気持ち良い季節です。ぜひ現地を訪れて、さまざまな作品を体験してみてください!

夏休み明けの情報モラル出張授業

8月末に近隣の小学校は2学期が始まりましたが、そんな夏休み明けの9月上旬に山波小学校で情報モラルの出張授業をしてきました。

今は小学生にもタブレットが貸与され、普段の授業から使用し、また家にも持ち帰って課題に使ったりしています。そんな中で、適切ではない使い方をして問題が発生するといったことがあちこちで起きていることなどを踏まえ、ネットを介したコミュニケーションや悪意の含まれたアプリから発生するトラブルなどを紹介してきました。

山波小学校には3年連続でお邪魔しています。これまでは夏休み前に「夏休み中の過ごし方」としての注意喚起で授業をしてたんですが、今年はいつもと違う夏休み明けというタイミングでした。せっかくなので今後の学校生活の中で注意すべきことにつながるよう話をしてきました。

便利なツールである分、気をつけないといけないことがたくさんです。ただ、「あれはだめ、これはだめ」と気をつけるべきリストを提示したとしても、技術の進歩によってとあるリスクは減り、これまでなかったリスクが生まれてくるなど、いたちごっこになりがちです。つまり「なぜトラブルが発生するのか」という本質をしっかり掴んでおかないといけないのです。このあたりは1回の出張授業では伝えきれないため、もどかしいところですが、学校の先生たちと協力しながらちょっとずつでもすすめていきたいと思います。

鞆の浦 de Artにて展示される在間千紘さんの映像作品をご紹介!

学生ブログライター髙田さんの投稿です。

 9月24日~10月15日に開催される鞆の浦de art2023では福山大学 メディア・映像学科チームとして学生が様々な作品を展示します。その中で、今回学生ブログライターである髙田が紹介するのは、地元である福山市北部(駅家町、山野町)を紹介するVlogを制作した在間千紘さんです!

在間さんからのコメント:
地元のことを知ってもらいたい、地元の情報を広めることができる活動がしたいと大学入学当初から思っていて、卒業制作の機会に作ることを決めました!取材や編集において難しいことも多々ありましたが、地域や取り扱っているものの魅力だけじゃなくて人の想いや声を伝えることを常に心がけて制作してきました!!この映像をきっかけに地域のことを知ってもらって、足を運んでもらうことを目標にしています!!!

 同じゼミ生として、在間さんの活動を見てきましたがサムネイルや文字の色など細部にこだわって制作をしていました。動画を見ていると在間さんの地元愛がとても伝わってきます。ぜひ鞆の浦de artにお越しになって在間さんのVlogを見てみて下さい。

 きっとあなたの知らない素敵な場所に出会えると思います!

インターンシップ視察

例年、夏休みはインターンシップの季節でもあります。本学でもたくさんの学生が参加をしていて、そのいくつかに視察にいってきました。

今年度1つ目は府中市にあるタテイシ広美社です。ここには学科3年生の上野さんが参加をしていました。広告業がメインの企業ですので、インターンシップのまとめの課題はエシカルサインの企画を立案するというもの。そのためにデザイン部門だけではなく、複数の部門を経験しながら課題に必要な知識やイメージを拡充させながら課題に取り組んでいました。

2つ目の視察先は三原市のMCAT(旧三原テレビ)。学科2年生の小川さんのインターンシップ先です。視察日はインターンシップまだ2日目でしたので、さまざまな説明を受けながら、業務内容の把握や最終日の番組制作に向けての準備をしていました。小川さんとちょっとだけ話をしましたが、知らないことばかりで楽しく勉強になってるとのこと。制作する番組はネットで配信されるとのことで、ブログ執筆時にMCATのyoutubeをのぞいてみましたが、学生とのコラボ作品としてアップされていました。

ちなみにMCATには学科卒業生の新谷さんが就職しており、インターンシップ当日も同じ部屋で元気に編集作業をしていました。

3つ目は府中市のモノミラという、いわゆるファブラボです。参加者は学科3年生の田中さん、廣川さん。いつもは理系の学生が多いようで、メディア・映像学科が文系学部ということに驚いておられました。CG系のソフトを使って、府中市のマスコットをデザインするという課題に取り組み中でしたが、学科で学んでいることが活きていたのか、初めて使うソフトにも関わらずスムーズに作業をしていました。

インターンシップは自分のキャリアイメージをつくる上では重要な機会です。今後もそうした機会があれば、積極的に参加をしてみてほしいと思っています。

高校の先生との勉強会

先日、御調高校のICT活用に熱心な先生のお誘いを受けて、若手教員のみなさんと生成系AIの教育活用についての勉強会に参加しました。

新採、2年目の先生など本当に若手の先生ばかりで、夏休みは教材研究や研修等で忙しい時期(実際、勉強会中に呼び出しの放送がかかったりしていました)なんですが、それぞれの教科での活用方法や大学時代のICT活用なども交えていろいろ意見交換をさせてもらいました。

話の流れの中で「OHP」の話題が出たんですが、若手の先生の中でもちょっとだけ年長(それでも5年目か6年目)の先生しか、OHPのことをご存知ありませんでした。今の30代の人ですら知らないかもしれないですね。OHPはプロジェクターの1つ前の大型提示装置ですが、透明なフィルムを使って、今でいうところのpowerpointやkeynoteのような役割を果たしていました(興味のある人はじっくり調べてみてください)。

学校とICTというのは、いつの時代もどこまで受け入れるのかという議論がされがちですが、本質は教育にどんなプラスをもたらすかということです。規約等の問題から生成系AIは現状では学校でしっかり使うということは難しいのですが、それでも社会では生成系AIが果たす役割はどんどん大きくなるわけで、そうすると学校と社会にギャップが生まれてしまうかもしれません。ではどうするか?授業では使いづらいから使わないではなく、まずは働き方改革という側面で使ってみてるというのはどうだろうという話もでてきました。そうする中で児童・生徒を交えた活用も見えてくるかもしれないね、と。

大学でも生成系AIの活用についてはまだまだこれからです。今回の勉強会ではもしかしたら私が一番勉強をさせてもらったかもしれません。今後もこういう機会があるといいなぁと思っています。

あの人にインタビュー!#2

学生ブログライターの高田です。今回、インタビューに協力して下さった先生は、計算科学を専門分野としており福山大学の図書館長も務めている田中始男先生です。

高田:先生が専攻している研究について分かりやすく教えて下さい。

田中:私が行っている研究は電磁場のコンピュータシミュレーションで、利用されたものとしては例えば、コイルを使って金属の傷を見つける「探傷」があります。皆さんが日常的に使っている携帯電話からは「電波」というものがでているのですが、それは目に見えません。しかし、この電波は「電磁界」の空間内の分布コンピュータプログラムで計算・解析することによって、画面上で分布が見えるようになるのです。見えるようになると設計が楽になりますよね。

コイルからも「電磁波」が出ており、そのコイルを金属の板に当てると、電磁波が反射したり金属の板の中に入り込んだりするのです。この現象を利用して、金属管にコイルを入れて傷や歪みがないか探る、「探傷」ができます。

高田:「探傷」というものを私は初めて聞いたのですが、日常生活で使われることはあるんですか?

田中:あります。日常的に使っているガスや水道など共通して「管」が通っているので、その金属管に傷がないか探るのにも使用されています。また、普段あまり目にすることはないと思いますが原子力発電所の原子炉にも沢山の細い金属管が使用されているので、その金属管の探傷にも使用されています。

CM制作において重要なのは、短い時間で腑に落ちるかどうか。

田中:一番好きなのは、メディア実践です。ACジャパンのCM制作が好きですね。話し合い、撮影などを通じて行き詰まったりすることもありますが、最終的には完成して、みなさんのアイデアの詰まった沢山の面白い作品を見ることができるのがこの授業の醍醐味だと思います。制作の中間点で完成した作品について、学生と教員にアンケートをとるのですが両者の意見が全く違って、むしろ真逆まであるんですよ。そういった違いが見えるのもこの授業の面白さの一つですね。私がCMを評価する際に最も重要だと思うことは、「30秒ほどのCMを見て納得できるかどうか」です。急にテレビでCMが流れてきたときに「なるほど。」と納得できるかどうかが、大事だと思っています。

高田:情報セキュリティやWebデザイン、メディア応用実習など様々な科目を担当されていますが、その中で一番好きな科目はありますか。

高田:ゼミではどんなことをしているのでしょうか。

田中:特にすることは決めていないんです。ゼミ生同士が話し合って「これ面白そう!」を見つけて深掘りをする、ということをしています。自由にアイデアを出し合って、自分で考えて相手の意見も吸収してやりたいことに繋がる、そういったゼミですね。その中で僕は少し学生にアドバイスしたり学生の想像が膨らむ手助けをする、そんな役割をしています。

高田:ゼミの学生に限らず、学科生になってほしい学生像はありますか?

田中:先を見て挑戦できる人になって欲しいと思っています。今学んでいるメディアや技術って5年後、10年後には変わっていってしまう。だからこそそういった変化に乗っかって、尚且つ仕事にどう活かすことが出来るか考えられる人になって欲しいと思っています。

最近はズッキーニを育てています

先生は最近ズッキーニを家で育てており、得意料理はズッキーニを塩胡椒で炒めた料理だそうです!

また週に1度フットサルをするなど、活発に行動されています。研究に興味がある!もっと話を聞いてみたい!など興味がありましたら、気軽に田中先生に話を聞きに行ってみて下さいね。

以上、今回の「あの人にインタビュー!」でした。インタビューに協力して下さった田中先生、ありがとうございました!