鞆の浦 de Artにて展示される在間千紘さんの映像作品をご紹介!

学生ブログライター髙田さんの投稿です。

 9月24日~10月15日に開催される鞆の浦de art2023では福山大学 メディア・映像学科チームとして学生が様々な作品を展示します。その中で、今回学生ブログライターである髙田が紹介するのは、地元である福山市北部(駅家町、山野町)を紹介するVlogを制作した在間千紘さんです!

在間さんからのコメント:
地元のことを知ってもらいたい、地元の情報を広めることができる活動がしたいと大学入学当初から思っていて、卒業制作の機会に作ることを決めました!取材や編集において難しいことも多々ありましたが、地域や取り扱っているものの魅力だけじゃなくて人の想いや声を伝えることを常に心がけて制作してきました!!この映像をきっかけに地域のことを知ってもらって、足を運んでもらうことを目標にしています!!!

 同じゼミ生として、在間さんの活動を見てきましたがサムネイルや文字の色など細部にこだわって制作をしていました。動画を見ていると在間さんの地元愛がとても伝わってきます。ぜひ鞆の浦de artにお越しになって在間さんのVlogを見てみて下さい。

 きっとあなたの知らない素敵な場所に出会えると思います!

インターンシップ視察

例年、夏休みはインターンシップの季節でもあります。本学でもたくさんの学生が参加をしていて、そのいくつかに視察にいってきました。

今年度1つ目は府中市にあるタテイシ広美社です。ここには学科3年生の上野さんが参加をしていました。広告業がメインの企業ですので、インターンシップのまとめの課題はエシカルサインの企画を立案するというもの。そのためにデザイン部門だけではなく、複数の部門を経験しながら課題に必要な知識やイメージを拡充させながら課題に取り組んでいました。

2つ目の視察先は三原市のMCAT(旧三原テレビ)。学科2年生の小川さんのインターンシップ先です。視察日はインターンシップまだ2日目でしたので、さまざまな説明を受けながら、業務内容の把握や最終日の番組制作に向けての準備をしていました。小川さんとちょっとだけ話をしましたが、知らないことばかりで楽しく勉強になってるとのこと。制作する番組はネットで配信されるとのことで、ブログ執筆時にMCATのyoutubeをのぞいてみましたが、学生とのコラボ作品としてアップされていました。

ちなみにMCATには学科卒業生の新谷さんが就職しており、インターンシップ当日も同じ部屋で元気に編集作業をしていました。

3つ目は府中市のモノミラという、いわゆるファブラボです。参加者は学科3年生の田中さん、廣川さん。いつもは理系の学生が多いようで、メディア・映像学科が文系学部ということに驚いておられました。CG系のソフトを使って、府中市のマスコットをデザインするという課題に取り組み中でしたが、学科で学んでいることが活きていたのか、初めて使うソフトにも関わらずスムーズに作業をしていました。

インターンシップは自分のキャリアイメージをつくる上では重要な機会です。今後もそうした機会があれば、積極的に参加をしてみてほしいと思っています。

高校の先生との勉強会

先日、御調高校のICT活用に熱心な先生のお誘いを受けて、若手教員のみなさんと生成系AIの教育活用についての勉強会に参加しました。

新採、2年目の先生など本当に若手の先生ばかりで、夏休みは教材研究や研修等で忙しい時期(実際、勉強会中に呼び出しの放送がかかったりしていました)なんですが、それぞれの教科での活用方法や大学時代のICT活用なども交えていろいろ意見交換をさせてもらいました。

話の流れの中で「OHP」の話題が出たんですが、若手の先生の中でもちょっとだけ年長(それでも5年目か6年目)の先生しか、OHPのことをご存知ありませんでした。今の30代の人ですら知らないかもしれないですね。OHPはプロジェクターの1つ前の大型提示装置ですが、透明なフィルムを使って、今でいうところのpowerpointやkeynoteのような役割を果たしていました(興味のある人はじっくり調べてみてください)。

学校とICTというのは、いつの時代もどこまで受け入れるのかという議論がされがちですが、本質は教育にどんなプラスをもたらすかということです。規約等の問題から生成系AIは現状では学校でしっかり使うということは難しいのですが、それでも社会では生成系AIが果たす役割はどんどん大きくなるわけで、そうすると学校と社会にギャップが生まれてしまうかもしれません。ではどうするか?授業では使いづらいから使わないではなく、まずは働き方改革という側面で使ってみてるというのはどうだろうという話もでてきました。そうする中で児童・生徒を交えた活用も見えてくるかもしれないね、と。

大学でも生成系AIの活用についてはまだまだこれからです。今回の勉強会ではもしかしたら私が一番勉強をさせてもらったかもしれません。今後もこういう機会があるといいなぁと思っています。

あの人にインタビュー!#2

学生ブログライターの高田です。今回、インタビューに協力して下さった先生は、計算科学を専門分野としており福山大学の図書館長も務めている田中始男先生です。

高田:先生が専攻している研究について分かりやすく教えて下さい。

田中:私が行っている研究は電磁場のコンピュータシミュレーションで、利用されたものとしては例えば、コイルを使って金属の傷を見つける「探傷」があります。皆さんが日常的に使っている携帯電話からは「電波」というものがでているのですが、それは目に見えません。しかし、この電波は「電磁界」の空間内の分布コンピュータプログラムで計算・解析することによって、画面上で分布が見えるようになるのです。見えるようになると設計が楽になりますよね。

コイルからも「電磁波」が出ており、そのコイルを金属の板に当てると、電磁波が反射したり金属の板の中に入り込んだりするのです。この現象を利用して、金属管にコイルを入れて傷や歪みがないか探る、「探傷」ができます。

高田:「探傷」というものを私は初めて聞いたのですが、日常生活で使われることはあるんですか?

田中:あります。日常的に使っているガスや水道など共通して「管」が通っているので、その金属管に傷がないか探るのにも使用されています。また、普段あまり目にすることはないと思いますが原子力発電所の原子炉にも沢山の細い金属管が使用されているので、その金属管の探傷にも使用されています。

CM制作において重要なのは、短い時間で腑に落ちるかどうか。

田中:一番好きなのは、メディア実践です。ACジャパンのCM制作が好きですね。話し合い、撮影などを通じて行き詰まったりすることもありますが、最終的には完成して、みなさんのアイデアの詰まった沢山の面白い作品を見ることができるのがこの授業の醍醐味だと思います。制作の中間点で完成した作品について、学生と教員にアンケートをとるのですが両者の意見が全く違って、むしろ真逆まであるんですよ。そういった違いが見えるのもこの授業の面白さの一つですね。私がCMを評価する際に最も重要だと思うことは、「30秒ほどのCMを見て納得できるかどうか」です。急にテレビでCMが流れてきたときに「なるほど。」と納得できるかどうかが、大事だと思っています。

高田:情報セキュリティやWebデザイン、メディア応用実習など様々な科目を担当されていますが、その中で一番好きな科目はありますか。

高田:ゼミではどんなことをしているのでしょうか。

田中:特にすることは決めていないんです。ゼミ生同士が話し合って「これ面白そう!」を見つけて深掘りをする、ということをしています。自由にアイデアを出し合って、自分で考えて相手の意見も吸収してやりたいことに繋がる、そういったゼミですね。その中で僕は少し学生にアドバイスしたり学生の想像が膨らむ手助けをする、そんな役割をしています。

高田:ゼミの学生に限らず、学科生になってほしい学生像はありますか?

田中:先を見て挑戦できる人になって欲しいと思っています。今学んでいるメディアや技術って5年後、10年後には変わっていってしまう。だからこそそういった変化に乗っかって、尚且つ仕事にどう活かすことが出来るか考えられる人になって欲しいと思っています。

最近はズッキーニを育てています

先生は最近ズッキーニを家で育てており、得意料理はズッキーニを塩胡椒で炒めた料理だそうです!

また週に1度フットサルをするなど、活発に行動されています。研究に興味がある!もっと話を聞いてみたい!など興味がありましたら、気軽に田中先生に話を聞きに行ってみて下さいね。

以上、今回の「あの人にインタビュー!」でした。インタビューに協力して下さった田中先生、ありがとうございました!

夏休み前の恒例行事

この時期、自分にとっては恒例行事となりつつある「小学校への出張授業」。今年も行ってまいりました。テーマは「SNSとの付き合い方」。

いつの時代も、子どもたちのほうが大人より新しいものやメディアに対する親和性は高くあります。SNSは新しいものとは言えないレベルで普及していますが、それでも子どもたちは大人が思っている以上に使いこなしています。またゲームを介したコミュニケーションも活発で、こうしたSNSやゲームをきっかけにしたトラブルは彼らにとっても身近なものになっています。

夏休みは自由な時間が増え、気分も開放的になるなど、よりトラブルのリスクが高まるタイミングです。今回は4年生から6年生の児童を対象に、実際の起きたトラブルの話や加害者・被害者にならないためのリスク管理についてなどを話題にしました。

そしてこれは小学生に限った話ではなく、中学生にも高校生にももちろん大学生にも無関係な話ではありません。楽しい夏休みを過ごし、元気な夏休み明け迎えられるようにしたいものです。

3年生を対象とした第3回就職ガイダンス

こんにちは

メディア・映像学科の就職委員の つつもと です。

2023年7月19日、3年生を対象とした第3回就職ガイダンスが開催されました。この日、参加したのはメディア・映像学科の学生たちです。

今回のガイダンスの内容は、

1.業界・企業研究の基礎

2.業界と業種と職種

3.B to Bとは

4.企業を知る方法とは

です。

学生たちは、業界・企業研究の基礎、業種や職種、企業を知る方法を学んでいます。

最後に、メディア関係の企業の調べ方を学習しました。

学生たちは、業界・企業研究の基礎を学習した後に、実際に企業を調べています。

夏休み中は、インターンシップへの参加や企業研究を行います。

学生たちは、来年度の就職活動に向け準備をしています。

ビブリオバトル的ななにか

1年生のとある授業でビブリオバトル的な活動に取り組んでみました。ビブリオバトルにはちゃんとしたルールがあるんですが、今回はバトル要素を少し薄めて、本を紹介し合う活動してみました。というわけで、あくまでビブリオバトル的ななにか、です。雰囲気は大事ですので、図書館のラーニング・コモンズで行いました。

図書館で気になる本を探してもらい、グループで選んだ関する紹介をするという流れです。メディア・映像学科らしい本を選んだ人もいれば、マニアックな本(そんな本が大学の図書館にあるんだなというような本)もありました。せっかくですから、一覧にしてみました。

  • 「手紙屋」 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~
  • これからを生き抜くために大学時代にすべきこと
  • 面白くて眠れなくなるウンチ学
  • 大谷翔平 日本の野球を変えた二刀流
  • 線一本からはじめる伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法
  • 新訳『ドラえもん』
  • チーズはどこへ消えた?
  • 日本の給料&職業図鑑
  • バカの壁
  • ミッキーマウスの憂鬱
  • 怪獣古生物大襲撃
  • もっと犬に言いたい たくさんのこと
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

今回は細かいことはあまり気にせず、みんなに知ってほしいことを意識して話すようにしてもらいました。それでも、例えば時間がかなり余ってしまうなど、なかなか難しいようでした。

私が授業でこのビブリオバトル的ななにかをやってみたのは、1年生に大学図書館を知ってもらうこと、活字にしっかり慣れてもらうこと、学生同士の相互交流を図ることなど、いくつかねらいがあったんですが、もう1つ、ルールの中での学習を意識してもらうこともありました。

自分の学習がどう評価をされるかという規準に、ルールをしっかり守れているかというものがあります。ルールの逸脱した成果は十分な評価をされない可能性がでてきてしまいます。もし、今回のビブリオバトル的ななにかが「テスト」だとすると、時間を余らせたら減点となってしまうかもしれない、ということです。1年生はもうすぐ大学で初めての定期テストを迎えます。それぞれの授業で定められたルールの中で行われるテストに向けて、これまでの学習の振り返りなどしっかり準備をして頑張って欲しいというエールを込めた、なかなかに深謀遠慮な活動だったのです。

とはいえ、今回の取り組みはシンプルに本を紹介し合うイベントとして参加をしてもらうものですので、気楽に楽しんでくれたのではないかと思います。その調子で楽しくテストも終えられるといいなと思います。

なお、リストにあげた本はすべて附属図書館に所蔵されてます。気になる本があればぜひご一読を。

3年生を対象とした第2回就職ガイダンス

こんにちは

メディア・映像学科の就職委員の つつもと です。

令和5年度の第2回就職ガイダンスが、6月28日(水)に開催されました。

本日のガイダンスの内容は、

・履歴書の書き方の解説

・履歴書、自己PR、志望動機の作成などです。

当日、この会場に参加したのは、メディア・映像学科の学生たちです。

学生たちは、履歴書の書き方から自己PR・志望動機の作成について、真剣に話を聞いています。

学生たちは、履歴書の書き方を受講した後、自己PRや志望動機の下書きを作成しています。

今回のガイダンスで学んだことは、今年度のインターンシップへ参加する学生にも役立つ内容です。

今後、3年生は月1回のペースで就職ガイダンスを受講し、来年の就職活動に備えます。

オープンキャンパス始めました

オープンキャンパスの季節になりましたね。6月17日は今年度1回目のオープンキャンパスでした。

実は毎年、キャッチコピーを考えるという同じネタで模擬授業を行っているんですが、高校生にちょっとしたワークを行ってもらうという内容のため、その時々のいろんな作品がでてきて毎年いろんな驚きや発見があります。そのため、今年はどんな作品がでてくるだろうとやめられずにいるのです。今年も秀作揃いでした。

今回は半日バージョンということもあり、全体的にコンパクトになっていました。次回は持ち時間も多いのでじっくり参加いただけると思います。また毎回模擬授業の内容も変わりますので、詳細はこちらからご覧ください。たくさんのご参加お待ちしております。

アナログな情報ツール

この写真は2年生が共通の本を読んでディスカッションしている授業の様子です。いわゆる輪読という活動です。

メディア・映像学科はどちらかといえば「最新」のメディアツールを使い、いろんなコンテンツに触れるというイメージをよく持たれがちです。しかし、メディアには様々な特性があり、そのときどきで便利、都合が良い、状況に合うといったことが違ってきます。

今回の輪読もまとめに入ってきた段階でしたので、模造紙を使って意見交換するアクティビティを入れてみました。今ではクラウド上でこうした付箋をベースにした情報共有も簡単にできますが、あえてと言っていいかもしれません、アナログな形で情報共有をしています。ただ、あえてと言いつつ、今回の方法は、全体情報の視認性に関してパソコンやスマホよりは高いのではないかと思います。これが模造紙の特性の1つということです。

メディア・映像学科は表現について学ぶ学科です。表現とは平たく言えばコミュニケーションの一つの形態です。今回、雑多になりがちな情報を整理しつつ共有するというコミュニケーションの場に模造紙を投入したのは、他者が考えたこととの関係の中で自分の考えを改めて理解するためでした。そうしたインタラクティブなやりとりは必ずしもデジタルである必要はなく、状況に応じて選択できることが重要になります。

世の中の進展や必要性に応じてデジタルもアナログも区別することなく使っていく。だとすると、どっちも使いこなせないといけないということでもあります。何事も「使いこなす」ためには、使い始めて、そして使い続けなければなりません。当然ながらアナログも同じです。話題の対話型AIや生成型AIなど、テクノロジーが恐ろしいほどのスピードで発展する今、それこそ「使いこなす」コツを掴むためにもいろんなメディアに触れておくことが不可欠でしょう。

仕組み的には模造紙サイズのタッチパネルモニタはすでに世の中にはあり、デジタル上で付箋を共有する仕組みもすでに世の中にあるわけですから、上記のようなことは完全なデジタル環境に置き換えられそうです。モニタを机にして、それを囲みながら、例えばスマホで付箋を作成してさっと画面上に表示させる。それを動かしながら情報共有する。データも保存しやすいし便利!と思いつつ、ここまでの環境を日常使いできる状態にすることも難しそう。「んじゃ紙でよくない?」という選択肢を選べるというのが、本当の意味でSociety5.0の時代に対応するというではないかと感じたりしています。

大変な時代だなと思いつつ、学生たちにはそれを楽しむくらいの余裕でメディアに触れてほしいなぁと思います。