濱口竜介監督の新作が、ロカルノ国際映画祭で主演女優賞、脚本へのスペシャル・メンションを受賞!!

こんにちは。お盆休みが空けようとする昨日の朝に、とても嬉しい知らせが入ってきました!!タイトルにも書きましたが、2013年の学科映画会にゲストで来てくださった濱口竜介監督の新作が、スイスで開催されているロカルノ国際映画祭にて、主演女優賞と脚本へのスペシャル・メンションを受賞されたとのことです。昨日・今日の各紙をにぎわせているので、知っている方も多いかと思います。

2013年の学科映画会では、東日本大震災で被災された方々の言葉をつなぐ映画作品『なみのおと』を上映し、濱口監督から人の話を聴く・撮るということについて伺ったのでした。濱口監督のSNSを読むかぎりでは、今度の新作は、演技未経験の方々との演技ワークショップから始まったとのことです。そこから、5時間40分の作品にどのように落とし込まれていったのか・・・、ぜひぜひ近場で観られるといいですね!

濱口監督、おめでとうございました!!!!

3年生の模擬授業

ウチガイトです。

メディア情報文化学科では教職課程履修中の学生は3年次に模擬授業をしてもらうことにしています。受講生役は最近まで半年前まで高校生だった1年生。今回は7号館のプロジェクトラウンジで行いました。

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授業者役の人は来年度、高等学校で教育実習に参加する面々です。「授業」というと、先生が学習者に向かって話をして黒板にいろいろ書いてというイメージを持ちがちですが、最近求められるのはそういったタイプだけではなく学習者参加型、いわゆるアクティブラーニングが重要視されます(広島県の教育委員会が定めたアクションプランでもその重要性について触れられています)。そんなわけで、授業の一部のそういった内容を盛り込むようにさせました。今回はグループでのディスカッションがそれにあたります。

 

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授業後の振り返り。受講生役の1年生が書いてくれたコメントシートを読みながら、今回の授業についてあーだこーだ意見を出し合っています。いろいろ反省点はありそうですね。ちなみに合間合間にスマホでゲームをする受講生役もいました(^^;。このへんが高校生らしいというか、大学生らしいというかというところですが、この点をどのように指導をするのかという点も実は重要です。

 

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後期にももう1回模擬授業を行う予定にしています。今回の振り返りを活かして、きっといい授業をしてくれるでしょう(´ー`)

香港で卒業生と会ってきました!

こんにちは。早いもので前期の講義は終了し、福山大学は本日より期末試験となっています。そんな期末の押し迫った時期に仕事で香港に行く機会があり、香港でがんばっている卒業生の李さんに会う機会をもつことができましたので、そのご報告です。

李さんは、福山大学卒業後に香港の大学院で映像について学ばれていました。映画産業のマネージメントを学ばれていたということで、7月の頭には李さんとスカイプでつないで、中国の映画業界について話してもらったりもしました。その様子は学長室ブログにも書いておりますのでご覧ください。7月の頭の時も「香港で会いたいですねー」と話していたのですが、まさかこんなに早くそれが実現するとは・・・!

事前の約束では、香港滞在1日目は仕事もないので、香港の墓地事情やブックフェアや書店などなど、いろいろとご紹介してもらう予定だったのですが、まさかの飛行機キャンセルという事態に立ち会い、香港に着いたのが19時過ぎ。ホテルの前で李さんと久方ぶりの再開を果たしたのもつかの間、すぐに町に乗り出しました。

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「ご飯を食べに行こう」となりまして、香港の中心街まで二階建て路面電車で移動しました。写真ではわかりにくいかもしれませんが、二階建ての路面電車やバスは1階部分の天井が高く作られており、見ての通りのノッポな乗り物になっています。高所恐怖症ではありますが、これはなかなか乗れないものだと思い2階に座り、路面電車からの香港案内をしてもらいました。

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ご飯は、蒸し鶏のセットと焼き麺(?)を頼みました。香港と言えば濃い紅茶ということで、「寝られなくなるかもしれないですよ、大丈夫ですか?」と李さんに心配してもらいつつ、巨大紅茶も飲み干しました。(実際に夜はなかなか寝付けなかったのですが、時差の性なのか緊張のせいなのか、はたまた紅茶のせいかはわからず)スカイプで話していた内容の延長戦で、大学院でのことや香港の学生デモの話などたくさん話をしてきまして、本当に時間が足りませんでした。

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こちらは17階のホテルからの風景です。まっすぐ下を見るのは怖くてかないませんでしたが、眼前には九龍島、行ってみたいところの1つがすぐそこに・・・!

その後、仕事も無事に終わり帰国・・・となったわけですが、今回は本当に飛行機運がなく、帰りは上海での乗り換えが遅延のためにできなくなり、同じ境遇となった方々と飛行機会社が用意したホテルで過ごすという、これまた貴重な経験をしてきました。自分自身のサバイバル能力がかなり上がった旅でした。

また李さんに会いに香港に行きたいなと思いますので、その際もよろしくお願いします!!!

7月19日体験入学会開催

ウチガイトです。

7月19日は体験入学会でした。この日は今年度着任した中嶋先生と一緒に「クレイアニメをつくってみる」という活動を組んでみたのです。クレイアニメとは、粘土でつくったキャラクターをちょっとずつ動かしながら、その都度写真に撮り、それを連続して再生するというものです。ノートの隅っこに描くパラパラ漫画と同じ仕組みですね。

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参加した高校生はまずはキャラクターづくりです。粘土で思い思いのキャラクターをつくっていきます。時間が限られていますのでこだわった制作はできないんですが、その中でもかなり気合いの入った粘土細工をしています。

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そして撮影の方も盛り上がる盛り上がる。クレイアニメは1回にどれくらい動かすか、どのように動かすかで印象が変わってきます。1枚写真を撮っては確認しまた1枚を撮っては確認しと、かなり熱の入る作業でした。

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結果としてびっくりするくらいおもしろい作品がたくさん出来上がりました。私自身はこのネタは初の取り組みだったので、準備を兼ねて土曜日にリハーサルをしたんですが、このとき、中嶋先生と私が練習で作った作品とは比べものにならないくらいでしたね(^^;

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オープンキャンパスは8月24日、9月5日と続きます。写真やzineづくりなど、また新しいワークショップを計画していますので、こちらへの参加もお待ちしています!今後のオープンキャンパスの概要についてはこちらへ。

【教員の活動】『《写真》見えるもの/見えないもの #02』展への参加+山陽日日新聞への寄稿

こんにちは。今回は学科教員の学外での活動についてのお知らせです。

一つ目は、安田准教授が7月13日より、東京藝術大学大学美術館 陳列館で行われる展示に参加します。安田准教授は写真の作品を制作していますが、一般的な(何をもって「一般的」と称するかは難しい問題なのですけれども)写真作品というよりは、「写真とは何か」というメディアの根源的な問いを突き付けるような、写真を斜め上から見るような作品をつくっています。例えば、去年の「鞆の浦 de ART」での作品を見ても、そこにあるのは私たちがケータイで撮るような写真ではなくて、光によって変色していくさまを「写真」として見立てる、ということをおこなっています。その他にも、尾道の光明寺會舘での展示では、撮った対象を金箔で塗りつぶす作品など「写す」という行為に何重にも手をかけて、「一体何を写しているのか」を鑑賞者に問いかけるような作品もあります。その昔は、今のように瞬間的に写真を撮ることがかなわなかったわけですが、安田作品は昔ながらの(?)写真における「時間」を取り戻すような作品になっていると、個人的には思っております。

そんな新作が観られるということですので、この機会に東京に行かれる方にはぜひご鑑賞ください。
本人からも、展示参加への意気込みをどうぞ!

「こんにちは安田です。作品についての紹介はもう充分に書いていただいたのでもうあまり付け加えることもない気がするのですが・・・この展示、『今の』『写真』とは何か、について、自分だけでなくさまざまな作品から見ることができる展覧会になっているはずです(はず、というのは私もまだ見ていないからですが)!そして、写真を見せる見せ方も、いろいろなかたちでなされているはずです。写真を、作品をプレゼンテーションする方法もぜひ注目して頂きたいと思っています。
*ところでこのブログの後半で阿部さんが触れていますが、『鉄男』は、映像で作品をつくろうとするひとなら絶対に見た方が良いと思いますよ。」

 

《写真》見えるもの/見えないもの #02

会期: 2015年7月13日(月)- 8月1日(土)
午前10時 – 午後6時
※8月1日(土)最終日は午後5時まで
会期中無休
会場: 東京藝術大学大学美術館 陳列館1階、2階
観覧料: 無料
主催: 東京藝術大学、《写真》展実行委員会
助成: 芸術文化振興基金助成事業、藝大フレンズ賛助金助成事業、公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人花王芸術・科学財団、公益財団法人野村財団、宮田学長学術研究基金
認定: 公益社団法人 企業メセナ協議会
協賛: 株式会社資生堂、株式会社ニコン、株式会社ニコンイメージングジャパン
協力: アワガミファクトリー、エプソン販売株式会社、株式会社東京スタデオ、コエドブルワリー、全日本鏡連合会

写真は19世紀の発明以来、社会にとって様々な影響を与えてきました。現在は圧倒的なデジタル時代を迎え、携帯電話にもカメラが仕込まれたことによって、誰しもが日常的に写真イメージを手にするようになったといえるでしょう。しかし、あまりにも 日常化したために、デジタル以前のように「写真」そのものについて思考することが少なくなり、むしろシャッターを押しさえすれば、考えずにイメージが得られる時代になったのかもしれません。本展覧会は、そのような時代にあって、再度「写真」とは? と問いかける意図を持って企画されました。
2007年に開催された「《写真》見えるもの/見えないもの」展は、写真表現に本質的に備わる重要な両義性、つまり写真の機械的に写ってしまうイメージの超具象性と、写そうとする思念の抽象性という表裏の関係性について基本的なテーマとしました。即物的なイメージ の強さとともに、写っていない部分をいかに読み解くかは現在にも通底する重要な要素です。7年が過ぎ、今回はさらなるデジタル時代の進行を受け、新たに生まれた様々な可能性とともに、現在における「写真」を再考したいと考えます。 銀塩写真とデジタル写真には技術的な違いがありますが、その表現に差異はあるのでしょうか? 現在は、材料が100%満足できるとは言えないまでも成熟した銀塩写真の技術があり、しかも円熟期を迎えつつあるデジタル技術のその両方が混在する時代といえます。このような時代にあって技術的な側面の検討から、さらには新たな融合の可能性をも探ってみたいと考えます。 また、現代に生き制作発表するということは、社会に対する何がしかのアクチュアルな思考が下敷きになっています。今回はそれぞれ海外にベースをおきながら、日本をテーマにした作品を制作してきたアーティストの参加によって、現在の日本を鏡のように映し出し俎 上に乗せる意図もあります。世界と日本、日本の中の世界、「写真」を中心に写真表現を通じて社会との関係を思考することは最も重要な意味合いととらえます。そして「《写真》見えるもの/見えないもの #02」展を開催し、幅広く深い「写真」についての思考を深める機会になることを期待します。
問い合わせ: ハローダイヤル03-5777-8600
展覧会公式サイト: http://www.mierumienai02.com/

上記は、東京芸術大学美術館のホームページより引用しております。

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もう一つ、今度は地元の話題ということで、わたくし阿部が地元の新聞であります山陽日日新聞に、7/11のシネマ尾道での映画会に向けての文章を寄稿しましたのでそのお知らせです。

シネマ尾道では、7/11に塚本晋也監督の最新作『野火』公開記念イベントとして、塚本監督と大林宣彦監督をお招きしてのイベントを予定しています。今回は、シネマ尾道の北村さんにお声掛けいただきまして、上映会+両監督のトークイベントを盛り上げるべくの拙文を寄稿させてもらいました。塚本監督の『鉄男』の世界観には度肝を抜かれましたので、そんな話などを書いてみました。シネマ尾道と山陽日日新聞のタイアップ企画にもなっていまして、私以外にもシネマ尾道のみなさんや、尾道市立大学の先生、近隣ミュージアムの方など、いろんな方が寄稿されていて、ローカル・メディアのネットワーク型イベントという意味でも、すごくよい試みだなと思っております。

今日(7/9)付で掲載されると伺っております。読む機会がありましたら、こちらもご笑覧ください。

7/4 オープンキャンパス開催!

こんにちは。あいにくの雨空となってしまいましたが、先週の土曜日に今年度第1回目のオープンキャンパスが開催されました。まずは大学会館での学生活動紹介と、学長による大学紹介からスタートということで・・・
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この会の司会を、メディア情報文化学科2年生の松本さんが務めました!

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一昨年から、こういった全学の行事ではメディア情報文化学科の学生が司会を務めることが多くなりました。大舞台で緊張したかと思いますが・・・、さすがの司会ぶりでしたね。お疲れさまでした!

その後、来場者のみなさんは興味ある学部学科の教室へと移動していきます。メディア・映像学科(平成28年度より名称変更)は、研究棟である19号館を使って体験授業を行いました。
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今年度から着任された中嶋先生による「映像コンテンツ」についての授業です。先生がこれまで制作してこられた3DCG映像をはじめ、映像業界では技術革新のなかでどのようなギミックが使われてきたのか、どんなことが可能になったのかなどをおもしろおかしく話していただきました。この一つ一つの作品作業に一体どれだけの時間と作業量とがかかっているんだろうと想像しながら聴いておりましたが、参加者のみなさんはどのように感じられたでしょうか。個人的には、デジタル祭壇が今後どうなっていくのかが気になるのでありますが・・・。

スタジオ見学

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2コマ目は、学科紹介ということで、3階のギャラリーでプロジェクションマッピングの実験や新しくなった5階のスタジオで合成の実験を行ったり、学生たちが制作した映像やポスターなどをお見せしたりしておりましたら、あっという間に時間が過ぎてしまい、終わりの時間となりました。

今回ははじまりの会ということで、こちら側のプレゼンテーションの強いオープンキャンパスとなりましたが、次回以降はクレイアニメや写真制作、3DCG制作などなど手を動かしながらの体験授業も用意しておりますので、ぜひまたご参加いただければ幸いです。今後のオープンキャンパスの概要については、こちらをご覧ください!

19号館前の大掃除

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今日は、全学で開催されているマナーアップキャンペーンの一環で、学科をあげての大掃除を昼休みの時間に行いました。マナーアップキャンペーンは毎年開催されておりまして、学科棟周りのゴミ拾いや草取りなどを通して、普段使っている場所をきれいに保つとともに、学科内の交流をはかるという試みです。私たちは、学科棟周りの草取りと大学会館周りのゴミ拾いを中心に行いました。

中には、「私は軍手はいらないです!」という猛者もあらわれ、積極的にキャンペーンに関わってもらえてとても嬉しく思いました。学科のみなさん、お疲れさまでした!!

ジェンダーゼミzine『シオカラ』制作記

こんばんは。今年度進行しておりますジェンダーゼミの冊子zine『シオカラ』をつくる試みですが、この週末に私の方でzineのデザインをしまして、今夕、輪転機をがんがんと回してまいりました!一人で何百枚も刷るのは何とも寂しかったですので、表紙デザインと挿絵を担当してくれた4年生の橋本さんにもお手伝いいただきました。
※ジェンダーゼミの様子については、こちらをどうぞ。

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記念すべき『シオカラ』第1号は、ふじむらさき色の紙にすることになりました。どんな感じに刷り上がってくるかドキドキ・・・

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最初の一枚があまりにも薄く出てしまって驚きましたが、ゆっくり刷るモードに変えて、再度挑戦。思うとおりのもの(?)が刷り上がってきました。ゼミ生のコメントなど、手書き部分が薄くて読みにくくなってしまいましたが、これも輪転機の「味」ということで。。(次回のゼミでは、「濃く」コメントを書いてもらおうと思います!)

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当初の予定ではA3で作るつもりだったのですが、思っていた以上に大きなものになってしまいましたので、急遽A4版のものも作ることにしました。そんなわけで、橋本さんにA3用紙をA4に裁断してもらっています。(ありがとうございます!!)

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ジャーン!!そして、できあがったものがこちらです。A3版200枚(大きな文字で読みたい人向け)、A4版300枚(コンパクトに持ち運びたい人向け)できました。まだジェンダーゼミのみなさんにもお披露目していないので、横からの角度の写真にて失礼します。近々、学内はもちろんのこと、学外の各所にも置いてもらおうと思いますので、楽しみにしていてくださいね!

※ジェンダーゼミzine『シオカラ』は、メディア・映像学科のオープンキャンパスでも配布します!ぜひ遊びに来てくださいね!!同じくメディア・映像学科のオープンキャンパスでは、zineをつくるワークショップも8月に行う予定です。こちらにもぜひ足をお運びください!

卒業生インタビュー(株式会社コスモネット 中根君)

今年の三月に本学科を卒業した中根君に、現在の仕事のこと、学生時代のことについて語ってもらいました。在学生や福山大学に入学を考えている高校生の方へのメッセージもあります。彼はとても面倒見がよい人間なので、後輩にもとても慕われており人気がありました。なおインタービュー中に自分でも言っていますが彼はとても話好きです。なのでこの記事も他の卒業生インタビューと比べて若干?ボリュームがアップしてます。

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– 現在の仕事内容を教えてください。

携帯電話の販売をしています。皆さんにわかりやすくいうと、機種変更とかの時に利用するショップ(エーユー,ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル)で手続きをしてくれる人です。

– 現在の仕事に就こうと思った理由は?

僕はとにかく『喋ることが好き』で、それを武器に出来る仕事で働きたかったんですよね。そんな中就活で合同企業説明会で出会ったのが今の会社で、マイクを使わずに、でも、聞こえるように大きな声で説明をしてくれたことに感銘を受け、入社を決めました。

– 学生時代、どのようなことを中心に学んできましたか?

在学中は『映像』を専門に頑張ってました。1年生の時から先輩の後ろにくっついてとにかく勉強したいって映像を撮りに行ったりしてました。
その他にも自分の苦手なことを克服したくて、デザインのことをやってみたり、今までやったこともないプログラミングにも無謀にも挑戦したりしてました。
サークルは演劇、GoodJamFactoryなどなどいろいろやっていました。とにかく興味が出たものには何にでもチャレンジしていました。

– 大学で学んだことで、今、役だっていること、活きていることは?

一番生きているのは『考え方』でしょうか。
授業では「多面的な見方」とか「批判的に」などと教えていただきました。
「どうして?」「なぜ?」と言った疑問をもつこと。
そしてそれをそのままにせず、追求すること、探求することの大切さを学びました。
自分はこう思っているけど、相手はそうじゃないかもしれない。
自分の見えないとこで様々な事情があって、今の状況になっているのかもと考えるだけで、新たな可能性がみえてきたり、新たな価値観に触れることができたりします。
こういった考え方は仕事を円滑に進めるためにとってもだいじなことなんです。
表があれば裏もあるし、人間の考えていることなんて複雑な多面体です。
その裏側や側面を見つけることは難しいことではありますが、自分の知らない世界がそこにはあって楽しいかもしれません。

– 福山大学で学んでよかったことは?

『いろいろな先生に出会う機会がある!!』
皆さんが4年間通っていく中でどれくらいの先生と関わっていますか?
大抵の人が、授業だけの先生との付き合い、または学科内だけでの先生の付き合いで終わっていると思います。
そんなのすごくもったいないです!!!!福山大学では学長先生に会うことだってできるし、5学部もあって様々なジャンル、研究分野、考え方を持つ先生がいます。学部や学科の中での考え方は結構偏りがちです。
せっかくの4年間なのだから、色々な考え方と触れておくと役立つと思います!!
ちなみに私は全学部の先生とお知り合いになることが出来ましたし、たくさん勉強をさせて頂いています(卒業した今でも)。

– 福山大学を目指す高校生にメッセージをお願いします。

福山大学で何をしたいと思ってますか?それはそれぞれ違うことと思います。
夢がある人はそれに向かってひたむきに努力することを忘れないで下さい。
あなたの目指してること、やりたいこと、全力で応援してくれる先生方がいます。
ぜひ、それを活用してください。
何をしたいか決まってないひとはいますか?それでもいいんです。僕も入学した時はそうでした。
そんな時は少しでも多くのことを体験してください。体験してみたらそれは自分の糧となり、後々役立ちます。
嫌いなこと、嫌なことでもやってみてください。嫌いなことって、昔嫌いになってからやってない人がほとんどですよね。
今やってみたら意外と悪くなかったり、はたまたやっぱり嫌いだったりします。
でも、それでいいんです。
その試行錯誤があなたの将来の可能性を少しでも大きくできるのであればそれに越したことはないのですから。

-後輩へのメッセージをお願いします。

1年生へ
大学に入ってもう3ヶ月ほどですね。やっと慣れてきた?まだまだ慣れてない?ところでしょうか。
はじめはそんなもんです。ぜひ頑張ることを始めてみよう。サークルや課外活動、遊び。大学には色んな物がある!
どれも無駄になるものはないです。授業に支障が出ない程度であればどれでもやってみてください。
もしかしたら、授業に支障が出ることの中にも勉強できることがあるかもしれません。(だからといってサボってはいけませんダメです。)

2年生へ
もう要領はわかってきてると思います。
けれど、専門知識とかなかなかわからない中でどうやっていいか分かんないとか思い始める頃です。
そんな時は周りを見渡しててみて。先生、先輩、友達、後輩。自分より出来る人がいっぱいいませんか??
先生や先輩、友達は聞きやすいと思います。でも後輩に聞くのは難しいことだと思います。だからこそ頑張ってみてください。
社会に出たら、年下の先輩なんてたくさんいますし、逆に年上の後輩だっています。大学も同じです。
是非すごいことはすごいと認められる人になってください。

3年生へ

やっと専門分野もやり方が分かってきて、自分のしたいこと、やりたいこと、できることがわかってくる頃だと思います。
そんな時だからこそ、後輩を一度見てみてください。後輩たちのすごい勢い、自分たちは失っていませんか??
昔はもっとやる気に満ち満ちていませんでしたか?慣れてきた頃だからこそ初心を振り返ってみてください。
大学生活も残り少なくなってますよ?ココで勢い失ったら、せっかくの3年生が勉強だけで終わってしまうかも。

4年生へ

就活、教育実習、卒論。色々なものに追われてますね?本当に追われていますか?しっかりと考えてみてください。
一週間にどれくらい研究していますか?就活してますか?バイトばかりしていませんか?遊んでばかりいませんか?
大学生としての生活も最後です。ぜひ実りのある4年生を過ごしてください。
どれに偏っても卒業してから後悔するハメになります。遊びも研究も就活も、どれも大事にしてください。応援しています。

ジェンダーゼミの冊子『シオカラ』制作中!

先日のブログにて、心理学科の青野ゼミとメディア情報文化学科の阿部ゼミ合同のジェンダーゼミが始まったことをお伝えしました。まずはディベート形式で、ジェンダーにまつわるテーマを解読していこうということになり、学生の発案で「同性婚」についてのディベートを5月末に行いました。

今回のジェンダーゼミではゼミ形式でディスカッションするだけでなく、話したことを毎回紙ものにまとめて地域に配布することを考えています。ですので、毎回ディベートやディスカッションのログをとり、編集し・・・ということをやるわけですが、私だけではなかなか大変なので絵が上手な4年生の橋本さんにも協力してもらって、記録ペーパーを制作中です。

用紙
記録ペーパーのタイトルは『シオカラ』。橋本さんとうんうん唸りながらひねり出したものです。「4文字くらいのカタカナでなじみやすいのがいいねー」と話していて、ここ松永が「塩」田の街であることや、いろんな思考の「おつまみ」的な存在を目指すという意味や、ここ松永「から」発信するぞという思いを込めて付けました。これからがんばって編集します。お近くに配布される際は、ぜひ手にとってみてくださいね。

7月4日より始まります、福山大学オープンキャンパスでも配布する予定です。新生「メディア・映像学科」(来年度よりメディア情報文化学科は「メディア・映像学科」となります)のオープンキャンパスに、ぜひご参加ください!