授業紹介:ラーニングコモンズ使ってみた

以前、阿部先生の授業での1コマで図書館のラーニングコモンズを使った様子の紹介がありました。実は私も授業で活用してるんです。今回はその紹介を。

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これは自分たちがおすすめする本を限られた時間の中で紹介をするというもので、プレゼンテーションの授業の一課題です。「せっかく『本』について紹介するんだから図書館でやろう」という勢いではじめちゃいましたが、「語り」には雰囲気という要素も重要ですので。さらにはこの日、Mサポートという会社や青少年育成のNPO法人をやっていらっしゃる村上泰弘さん(人事担当者に向けたコンサルなんかも担当してる方)にゲストオーディエンスとして参加していただき、いつもと違う感を演出してみました。

 

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この日は3つのグループからそれぞれ本を紹介をしてもらいました。ハッピーバースデー、仮面ライダーの小説本、星の王子さまとバラエティに富んだラインナップ。聞き手に「読んでみたい」と思わせるため、いろんな工夫をしてくれていました。仮面ライダーのストーリーを若者の就職の話と結びつけてみたり、手書きのイラストを使ってみたり。それぞれの得意分野を生かしたアクションっぷりでおもしろい発表でした。村上さんからも好意的なコメントをたくさんいただきました。加えて、経営者の立場やコンサルの立場から「伝える」という行為をついて学生たちの発表と関連づけてお言葉をいただき、ただの発表会がちょっとした就活ガイダンスにもなりました。感謝感謝。

 

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さてさて、このネタは最近世の中ではやってきている「ビブリオバトル」を参考にしたものです(今回は授業用にカスタマイズしたものでやってみましたが)。若者の活字離れとか、図書館離れとか、いろんなことが言われてますが、言われるほど学生たちの本に対するイメージは悪くありません。しかしながら、それを楽しんだり、活用したりする経験不足はあるかもしれません。そんな現状を打破するために!この授業をやってみた!ラーニングコモンズ使ってみた!というわけでした。

まぁ、大げさなんですが(^^;

この授業をすすめてたときには全く知らなかったんですが、このビブリオバトル、広島県の大学図書館が連携して今年から本格的に開催することになったとのこと。来年度以降、これにチャレンジできるといいなぁと密かに思ってます(´ー`)

学祭のちょっとした話題

19,20日と三蔵祭(大学祭)でした。

 

学科の展示については別に譲るとして、閑話休題。
大学祭といえば、普段と違う雰囲気に包まれるもの。学生たちもいつもとは違ったテンションで楽しんでいました。その中で…。

こんな格好で尋ねてきた学生たちが!

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ノリというか、勢いというか、若気の至りというか。でもこういうこともしたくなるのがお祭りというわけですね。学生たち自身が楽しめていることの証と言ってもいいでしょう。

来年はどんなネタが飛び出してくるか、今から楽しみです(´ー`)

10/19,20 三蔵祭に出展します!

こんにちは。明日からの三蔵祭に向けて、メディア情報文化学科でも着々と準備を進めています。

19日(土):映像作品(特撮映像、自身のバンドのプロモーション・ビデオ、自分たちでつくったカードゲームの紹介映像や「行ってみた」映像など)や写真作品の展示

20日(日):午前中は学科3年生による研究発表、午後13時より高校生CMコンテストの表彰式

を行います。受賞された高校生のみなさんにも集まっていただき、審査員の先生方からコメントをいただきながらの式となります。入場自由ですので、お誘いあわせの上、1号館の01213教室にお集まりください!!

もちつきの様子1毎年恒例の餅つき大会。1年生有志が「激しく」餅をつきます。

もちつきの様子2途中から学科長も参戦!「水曜どうでしょう」祭のはっぴも登場して盛り上がりました。

CMコンテストパネル01213教室では、作品展示とCMコンテストの会場準備とが進んでいます。受賞者のみなさんのパネルも、1年生の御畑さんと安田先生につくっていただきました。研究発表の待つ3年生に持ってもらって1枚撮りました。みなさまのお越しをお待ちしております!!

職場見学に行ってきました

少し昔になりましたが、9月に広島市内にあるウェブデザインを中心にした会社を学生たちと訪問してきました。今回は「カンドウコーポレーション」と「デジタライズ」という2つの会社のお邪魔しました。

最初はカンドウコーポレーションから。

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カンドウコーポレーションでは、柳谷さん、瀧川さんの2名のデザイナーの方がご対応下さいました。まず自己紹介を兼ねて、参加した学生たちがどんなことに興味をもち、今回の職場見学に参加をしたのか表明してくれたんですが、それぞれいろんな興味や関心ごと、思ってもみなかった思いなどをさらっと言っちゃう学生がいたりして、引率した教員もちょっとびっくりしたり(笑)。後日談ですが、そうした学生たちの姿をみて「意識の高い学生ばかりでびっくりしました」と対応してくださった方々が異口同音におっしゃっておられ、今後もしっかり指導をしなければと思った次第。

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さてさて、柳谷さんからはウェブを中心にしたお話がありました。ウェブは非常に身近なメディアになりましたが、だからこそ埋没しないようにいろいろな工夫をする必要があります。そのために「どんな人が見るのか?」「何のために見るのか?」「どこに注目するのか?」など、いろんな観点からお話をいただきました。瀧川さんからは、イラストレーターとして絵を描くということや紙を使うということの意味や思いを。特にデジタルが全盛の時代において、アナログであることの感覚的な印象を大事にしているとのこと。このあたりについては、メディア情報文化学科でも大事にしており、今年のオープンキャンパスではデジタルに頼らない表現について模擬授業を行ったりしてます。今年の分はすべて終わってしまったので、興味のあるかたは来年是非!

 

午後からはデジタライズへ。

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奥明さん、飛田さん、浅井さんというお三方が迎えて下さいました。写真ではわからないですが、我々が座っているところのすぐ後ろにビリヤード台があるというオシャレなオフィスです。

さて、デジタライズがどのような変遷を経て今があるのか奥明さんから説明があったんですが、昔のウェブ業界事情が垣間見えて、ほほーと思いました。というのは、僕は大学1年生か2年生くらいとのきに、htmlをタグで入力していくというもっとも原始的なやり方をならったんですが、同じ頃に世の中は全く違うレベルで進んでたんだなぁと思ったというわけでして。

その後、飛田さんと浅井さんからウェブデザイナーとしての仕事について、それぞれのお立場からお話をいただきました。一言でウェブデザイナーといってもいくつかの役割分担があるそうで、デジタライズでは画面のデザインを考える人とそれを実際にプログラム(コーディングというそうです)していく人とがわかれているそうです(両方自分でやっちゃう人もいるそうですが)。飛田さんが前者で浅井さんが後者。その話を聞いたときに僕は「見た目を考える人とそれを実際に実現する人がわかれてると、『そんなん無理無理!』とケンカになったりしませんか?」と不躾にも聞いてしまったんですが、そこはあうんの呼吸で進んでいくそうです。さすがプロですね。

実際の作業現場も見せていただきました。

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画面とにらめっこしながら作業をしておられる中、学生たちの質問にも気さくに答えていただき、感謝感謝。

ウェブやデザインなどの世界は日進月歩。実際の現場を見て感じることはたくさんありました。学生たちも同様でしょう。こうした機会は大事にしたいものです。またメディア情報文化学科では、現役のクリエーターに非常勤講師として来ていただき、日常的にもそうした方々から学べるようにしています。そんな日常、非日常の交流の中で自分の将来についてしっかり考えるきっかけになればいいなと思った1日でした。

「鞆の浦 de ART」に参加しています

安田です。

福山から少し南、鞆の浦で開催されている「鞆の浦 de  ART」という展示に参加しています。

(今回は…行ける距離で開催されている展示です)

tomonoura_ページ_1鞆の浦の街中、各所に17人(組)の作家が参加しています。

通常作品が展示されたりしないような場所で作品が展開されています。サイトスペシフィックな作品(その場の特性と関わりながら成立する作品)が展開されている、と、思います(私もまだすべての作品を見れていないのですが!)。鞆の津ミュージアム(メディア情報文化学科でCMをつくったそうですね)の中にも作品が設置されていますが、通常使われないような面白い場所に展示しています、とのことでした。

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「展示」や「展開」「制作」「設置」、いろいろな言葉を使っていますが、作品をつくって、発表するところまでにはさまざまな言葉があるのです。

そういったことも見ながら考えていただけるといいかもしれません。
私の作品は阿弥陀寺の庭に展示させていただいています。

tomonouraYこれは展示前の写真です。このようなところに作品を設置しています。

 

 

(今回、メディアの学生ではありませんが学友会執行部から有志学生も作品で参加しています。プリントメディアの大塚先生にも手伝っていただいての完成。写真はオープニング会場にて。すごい量のごちそうでした。メディアの学生も誘えばよかったと、反省しつつ)

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授業紹介:メディア史でラーニングコモンズを活用しています

こんばんは。後期の授業が始まりましたね。今日は簡単に私が担当している科目をご紹介します。メディア史という授業では、輪読形式でメディア情報学にまつわる本を読んでいくことをメインに進めつつ、並行して受講生のみなさんそれぞれで文献調査をして、あるメディアの「メディア史」を発表するということに取り組んでいます。そこで、きれいに整備をされました図書館内のラーニングコモンズのスペースを使って、図書館の中で授業をする回を3回設けることにしています。今日はその第1回でした。

ラーニングコモンズラーニングコモンズ全体の写真を撮るのを忘れてしまいましたが(!)、可動式の机といすとが常備されており、授業などが入っていなければ誰でも利用することができます。本やノートを広げつつ、談笑しながら調査をするのに最適な空間です。

今日はまず、受講生のみなさんに「わたしのメディア史」と題して、テレビや電話、よく見ていたアニメ作品やゲームなど、「メディア」と括られるもののエピソードを振り返ってもらいました。その中から、メディア史の最終発表に向けて自分で調査するメディアを決めてもらって、図書館内で関係図書を探します。

検索!

よい本ありましたか?関係図書を持ち帰って図書カードにまとめ、次の時間までにおのおので読み進めたり、文献を探したりを続けていきます。思っていたよりもメディア関係の図書が少ないなーと思った方は、図書館の方に本のリクエストをお願いします!こうやって活用していくことで、どんどん身近な空間に変わっていきますから、授業時間以外にもぜひとも図書館に足を運んでほしいなと思います。

メディア史の期末発表は授業「外」での発表会を予定しています。また発表会の詳細が決まりましたら、こちらで告知いたします!

 

「日韓トップ囲碁対局・鞆」をUstreamで配信しました

本日(9月28日(土))、福山の鞆の浦で「日韓トップ囲碁対局・鞆」というイベントが開催されました。ここ何年か、このイベントのUstreamによる配信業務を学科で請け負っており、今年もお手伝いに行ってきました。イベントについてはこちらをご覧ください。

囲碁の対局は対潮楼というお寺で、大盤解説は少し離れた市役所の支所で行われるので、対局風景と対局データを対潮楼から支所へインターネットを利用して送るのです。
もう何年もやってますのでまあまあ余裕の作業です。さらに今年は学科長所有の、Ustream配信機能付きデジタルビデオカメラという最先端デバイスを導入したので、ケーブルの引き回しなどはかなり楽になりました。とはいえ、毎年ちょっとしたトラブルは発生します。今年はTKIPによる暗号かぎの更新が上手く行かず、一定時間ごとに配信が止まってしまうという状況になりました。まあ本番前に何とかなりましたがちょっと焦りました。

対局場はこんな感じです。対局開始前の解説です。左側に座っているのは琴の演奏を披露してくれた小学生のみなさん、奥の方に写っているのが対局者である女流棋士の方々です。

大盤解説場はこちら。スクリーンに我々が配信している対局風景が流されてます。

僕は囲碁は素人なので解説の人のお話はさっぱり意味不明です。授業中に居眠りしてしまう学生さんの気持ちが少しだけわかる気がします、、、

今回、手伝いをしてくれた学生さんです。

例年は2,3名の学生さんに手伝っていただくのですが今年は彼一人にすべてお任せしてしまいました。お疲れ様でした。

「松永駅前銀座商店街」の3DCGアニメーション上映会

先日ブログでご案内した、「松永駅前銀座商店街」の3DCGアニメーション上映会が本日開催されました。

会場は福山駅近くのシネマモード2です。客席数が100を超える映画館です。このような立派な場所で自分たちが作ったアニメーション映像を上映してもらえるなんて非常にラッキーなことなのです。

映画館の方と打ち合わせする中嶋健明先生(広島市立大学)です。メディア情報文化学科に非常勤で来ていただいています。テレビのコメンテータをされていたこともある有名人です。スキンヘッドでやや怖そうな印象なのですが、非常に優しい先生です。学生さんへの語りかけはフレンドリー。今回の上映会も中嶋先生のご尽力によるものなのです。

今回上映したアニメーションは3DCGという講義で作成しました。学生さん一人一人が、松永駅前銀座商店街のお店を一軒一軒3DCGで作りました。下の写真はとある学生さんが作成したお店です。簡単そうに見えるかもしれませんが、非常に時間がかかっています。ちなみに客席に誰も居ないのはリハーサルの時に撮ってるからであって、お客さんが入らなかったわけではないです。

このようなCGを最終的に一つにまとめて、巨大な商店街のCGとなるわけです。そして、そのCGの中を歩いているような、あるいは高い位置から見下ろしているようなアニメーションが完成しました。まあ、実際に最後の仕上げの部分はほとんど中嶋先生にやっていただいたのですが、、、、(^_^;)

本当ならここで完成作品を公開したいところなのですが、松永駅銀座商店街にあるプロジェクトMの基地(プロジェクトMについてはこちらをご覧ください)での上映会を計画中であり、ここで公開してしまうとお客様が集まらなくなってしまうので止めておきます、、、、
と書いていたのですが、中嶋先生から「やはりこれで作品が無いのはさみしすぎる」とのコメントを頂いたので作品を掲載します。

http://youtu.be/7PUbME0Dy8k

ところで中嶋先生の無茶ぶりで僕も司会に駆り出されてしまったため上映会中の写真がありません、、、でも学科の先生が撮影してくれていたようなので届き次第アップロードします。

 

(上映中の写真をアップします。みなさまおつかれさまでした。安田)

 

 

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CMコンテスト一次審査中!、、と宣伝一件

第8回高校生CMコンテスト2013へのたくさんのご応募、ありがとうございました。本日、学科教員による一次審査が厳正に行われました。応募作品はいずれも力作揃いで、選考は非常に難航しました。

審査中
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この後、プロの映像クリエイターの方々による本審査が行われ、グランプリ・金賞・特別賞が決まります。授賞式は10月20日(日)13:00~を予定しています。

もう一つ、宣伝です。3DCGという講義の受講者全員で作成した「松永駅前銀座商店街」の3DCGアニメーション上映会を下記の日程で開催いたします。興味のある方はお気軽にお越しください。無料です。

 ・日時:9月27日(金) 15:30~ 約2時間
 ・場所:福山駅前シネマモード2

「ヒロシマ・グラウンド・ゼロ」プロジェクトメンバーの広島市立大学の中嶋健明先生の指導の下に作成した作品です。

中之条

安田です。

後期授業ももうすぐ始まりますが、夏の間に設置や制作をした展示が始まっていますので紹介してみます。

群馬県中之条町で開催されている「中之条ビエンナーレ2013」に参加しています。(詳細情報は公式ページ http://nakanojo-biennale.com/ )

様々なメディアを用いて表現をする100超の作家が集まっています。福山大学からは遥か彼方…のような気もしますが、チャンスがある方はぜひ行ってみてください。温泉もあります。今日本ではビエンナーレ、トリエンナーレといった形式での展覧会が盛んですが、中之条はいろいろな意味で<作品との距離が近い>のが特徴のように感じます。

安田は中之条駅前、通運ビルと呼ばれているビルで展示をしています。ひとつのテーマに、二種類の方法でかたちを与えているような展示になっています。

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いわゆるメディアアートだけでなく、最近の美術、アートとよばれるものはメディアに対して何らかのかたちで言及していたり、非常に自覚的にメディアを扱っている表現が多いです。また、展覧会自体もひとつのメディアであるともいえますね。中之条は遠いですが、大学からアクセスしやすい展示やイベントはたくさんあります。ぜひ!学生の間にいろいろなところに足と頭をのばしてみてほしいと願っています。