学科1年生が9/14日付の中国新聞で取材されています

こんにちは。以前もこちらで、松永の地域プロジェクトで学科の学生たちが活躍していることをお伝えしました。今日付けの中国新聞にて、メディア情報文化学科1年の柴田くんを中心としたプロジェクトMの活動について記事になっておりますので、今日はそのご報告です。プロジェクトMは松永の北口商店街の一角に拠点を構え、地域の方とのミーティングやお茶会、映画会など行ってきました。今週末15日(日)に松永の南口で開かれます「ゲタリンピック」でもプロジェクトMはお手伝いしています。

ゲタリンピック今年のゲタリンピックの案内です。「巨大ゲタさばり」(900kgもの大きなゲタをみんなで引くのだそうです)や「ゲタタワー」、「ゲタとばし」などなど、ゲタならではの遊びから競技志向のものまで、たくさんのイベントが目白押しのゲタリンピック。プロジェクトMは、今年で20回目を迎えるゲタリンピックの写真展示会のお手伝いをしています。本学科1年生の柴田くん、渡壁くんが20年分のプリント写真をデジタル化し、当時流行っていた音楽を用意しながら、これまでを写真で振り返るスライドショーをつくっています。写真のパネル展示もあるそうなので、ゲタリンピックに行かれる方はぜひ写真展の方ものぞいてみてください。

中国新聞取材の様子こちらが、柴田くんはじめプロジェクトMのメンバーが中国新聞の方から取材を受けている様子です。記事情報は→→→「ゲタリンピック 名シーンを再び あす20回記念大会 福山大生スライド上映へ」、中国新聞、2013年9月14日.

ゲタリンピック翌日の16日~19日までは、北口商店街のプロジェクトM拠点=M亭にて、今年のゲタリンピックの記録写真も含めた写真の展示会が開かれるようです。開かれたばかりのM亭が、今後どのような空間になっていくのかとても楽しみです。

 

9/7第2回見学会開催

オープンキャンパスが開催されました。まず大学会館のオープニングセレモニーでは1年生の住田さん、4年の吉岡君が登場。IMG_9135b

全体司会の住田さんは朝から自分で原稿もチェックして、さすがのアナウンスでした。サークル紹介も。

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吉岡君は教育実習などの体験を紹介してくれました。

オープンキャンパスでは、学生たちが表に出て(もちろん裏方としても)頑張ってくれています。模擬授業を教員がおこなうだけではないのです。

前回の記事にもありましたが、司会の他にも、メディア情報文化学科からは全体の記録にも学生が出動してくれています。スチールの渡邊君、こんな感じ(横山君の写真がありませんでした、、申し訳ないです)。

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そんな彼らに支えられながら模擬授業や学科説明がおこなわれていくわけです。今回も、前回体験入学会に続いてアナログメディア編でした。

安田の「写真をつくる」と、阿部先生の「数日後の自分に向けた手紙」。

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曇天のため今回も紫外線露光器が登場。青い光でなんだか怪しいですが、実は太陽光よりもずっと紫外線が弱いのです。

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参加してくれた高校生たちが、自分宛の手紙を迷いなくすっと書いていたのが個人的には印象的でした。

手紙も、青焼き写真もそうですがメディアの<てざわり>のようなものをあらためて感じてもらえたでしょうか。アナログ対デジタル、ということではなくて、こういう体験から、(デジタルメディアにおけるてざわりとは?それってなんだ?どんな感じだろう?)などということも考えられるのではないでしょうか。これからの授業ではそのあたりにもアクセスしたいと思っています。

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今日は午後からと短い時間でしたが、メディア情報文化学科のバーチャルスタジオも紹介/体験してもらいました。ここでは3年の中根君にずいぶん助けてもらいました。ありがとうございます!

このように学生と教員で一緒に作るオープンキャンパスですが、単独のものとしては今年は今回で終了です。次は10月の大学祭で学科紹介や、学生の作品紹介、発表などもされる予定です。今回参加できなかった方も、参加してくれた方もあらためて、どうぞお楽しみに!

 

 

 

4年生の就活体験記 第1弾

昨年の12月から始まっている就職活動について、内定をもらった学生の方に就活を振り返ってもらっています。第1弾は、広島の会社から内定をもらったAさんの振り返りです。

Q.内定をもらった企業について教えてください。

→臨床検査薬や化学薬品、理化学機器の販売会社。病院や大学、企業に向けての販売を行っている会社です。

Q.就活はいつから始めましたか?

→就職活動が解禁した大学3年生の12月に始めました。

Q.就活の情報収集には何が役に立ちましたか?

→インターネットとバイト先です。※バイト先にいらっしゃるお客さんからの生の声が役に立ったとか。

Q.全部で何社ほどエントリーしましたか?

→エントリーは20社以上したと思います。

Q.就職試験対策としてどのようなことを行いましたか?

→一般常識などは参考書であらかじめ勉強していきましたが、会社によっては全く役に立ちませんでした。必ずと言っていいほど作文を書かされたので文章を書く練習をしておけば良かったな、と思いました。

Q.エントリーシートを書く時に気を付けたことはありますか?

→自分が出来る限りの綺麗な字で書くことです。

Q.面接の際に気を付けたことはありますか?

→面接官から眼を出来るだけそらさない。相槌を必ず打つ。常に笑顔ではなく、話によって表情を変える。人間として最低限の礼儀(あいさつ、お礼の言葉など)を忘れないことです。

Q.就活全体について「これは!」と思うエピソードがありましたら教えてください。

→大学主催の企業説明会には必ず参加するべきです。それもガツガツ前の方に座り、人事の方と積極的にお話すると良いことがあるかもしれません。

Q.就活を進めるにおいて大切なことは何だと思いますか?

→就活をやっていてまだまだ女性に対して厳しいと思うことが多々ありました。ですが、臆することなく女の武器である愛嬌と度胸を最大限に活用することが大切だと思います。そして、夢をあきらめないことはとても大切ですがある程度の妥協は必要です。あまり業種や職種に意固地にならない方がいいです。

 

ありがとうございました。「文章を書く練習をしておけばよかった」「ガツガツ前の方に座る」。就活マニュアルから言われるのとは異なり、やはり説得力がありますね。Aさんは就職活動解禁の12月からエントリーシートの推敲などにまじめに取組み、内定の電話をもらったのがたまたま研究室だったこともあって、その安堵の顔がとても印象に残っています。先輩の経験が在学生のみなさんにも生きてくることを願っています。

人権啓発講座参加とRCCラジオ「勝手にトークひろしま!」出演のお知らせ

こんにちは。今回は、阿部がこの1週間のうちに出演す予定の福山・加茂コミュニティセンターでの講座とRCCラジオ番組のお知らせです。

賀茂コミュニティセンター講座20130831今週土曜日に、福山にあります加茂コミュニティセンターにて「戦争と平和について考える」勉強会が開かれます。案内にもありますように、紙芝居というメディアを通じて平和の大切さについて子供たちに伝えている山本耕嗣さんの実演と、地元の高校生や大学生による紙芝居の実演があります。紙芝居というと、この春にメディア情報文化学科主催で開催した東日本大震災記録映画上映会で放映した『なみのおと』の中でも津波のおそろしさを伝えるものとして冒頭に使われていました。最近では、『はだしのゲン』を図書室開架棚に置くかどうかといった問題もニュースをにぎわせており、改めてメディアの形式と記憶継承について考えていく必要性を感じます。夏の終わりの土曜日の開催です。みなさま、ふるってご参加ください!

そして、9月6日(金)はRCC中国放送ラジオ「勝手にトークひろしま!」(22:00-23:54生放送)に出演します。『尾道ブランドってなんだ?』をテーマに、尾道で活躍されている方々との出演となるようです。私は「東京出身の尾道移住組から見る、住む前の尾道と住んでみての尾道」について話す役目を仰せつかっています。こちらに住むようになって1年半、東京でのことを忘れつつありますが、住み始めた当初の戸惑いであったり刺激についていろいろと考えを整理して生放送に臨もうと思います。

8/25 第2回体験入学会開催

こんにちは。昨夜からの大雨のなか開催が危ぶまれました体験入学会でしたが、先日のブログでも予告しましたとおり、メディア情報文化学科では3つの模擬講義をおこないました。まずは、大学会館での全体にオープニングセレモニーにて、1年生の住田さん、3年生の岡本さんが司会で活躍。(米粒のような写真しか撮れておらずすみません・・・!!お二人ともすばらしいアナウンスでした!)

司会での活躍

司会での活躍2体験入学会全体の映像・写真記録も2年生の横山くん、渡邊くんが活躍してくれています。

セレモニーの後の学科ごとに分かれての模擬講義1コマ目は、安田先生による「写真をつくる」。写真をつくる写真=カメラでないころの話に始まり、写真というメディアのもつ文化的背景の変遷について講義していただいた後で、コピアート紙という感熱紙を使って写真をつくっていきます。つくる表面の黄色い紙がコピアート紙です。光に反応して色が変わっていくので、紙の上に身近なものだったり、絵を描き加えたりなどしながらどんな写真になるかどんどん実験していきます。コピアート紙はその昔製図時などに使われたとのことで、いまの印刷の手軽さとはまた違う感覚が印刷・写真にはあったのですね。紫外線システム太陽光を使うと一気に色の変化が見られるのですが、今日はあいにく雨でしたので、安田先生お手製の紫外線ライトシステムの中に自分で構図を考えたコピアート紙を置いて色の変化を見ていきます。紫外線に当てる時間が長ければ長いほど、物のない部分は白くなります。

00P1020055青写真その後、ラミネーターという機械に通すと、上記の写真のように青く模様が見える=青写真になります。マスキングテープを重ねてみたり、インクの色や置くものを変えてみるなどして50枚ほどの青写真を作りました。

2コマ目は、「ジンをつくる」です。ここでは、ミニコミやジンといった小冊子が果たしてきたことについて概説をし、1枚の紙を折って切ってつくる8ページもののジン作りに挑戦しました。ジンを作る1コマ目でつくった写真を使ったり、大学からの配布物を使ったり、マスキングテープで絵を描いてみたり、マンガを描いてみたりなどして自分だけの発行物をつくって、好きな紙色を選んで印刷します。00P1020059ジンの出来上がり00P102006800P1020069自分の手先で作っていた時と、印刷物として刷り上がった時とは少し異なった見えがしますし、いろんな色で刷り上がったジンたちはとてもきれいな発行物となっていました。3コマ目には、ここでつくったジンを手紙として自分に送って今日の模擬講義は終了です。ケータイコミュニケーションで「3分ルール」「既読」疲れが言われる中、手紙という、電子メディアとは異なる時間感覚をもつコミュニケーションツールを使ってみることの楽しさについて実感してもらえれば嬉しく思います。切手もこちらでいくつか用意をしまして、気になった切手を貼って送ってもらうようにしました。明日か明後日には届くと思いますので、参加者のみなさんどうぞおたのしみに!!!

2コマ目が思ったよりも時間がかかってしまって、目玉のひとつであったスタジオ見学が早足となってしまいましたが、今日はメディア情報文化学科のアナログバージョンということでお送りしました。次回は9月7日です。いろいろなモノを用意してお待ちしておりますので、高校生のみなさん、ふるってご参加ください!!

8/25 体験入学会開催します!写真やzineを「つくる」編

こんにちは。8月も後半になっていますが、まだまだ残暑が続きそうですね。そんな暑い毎日ですが、今週の日曜日は2回目の体験入学会の開催です。福山大学について知る、メディア情報文化学科について知るよい機会となりますので、高校生のみなさんはふるってご参加ください!1回目の体験入学会ではCG制作やプロジェクション・マッピングなど比較的デジタルな活動を紹介しましたが、2回目は写真を「つくる」、zineという紙冊子をつくるというアナログなメディア制作を行う予定です。今日は先生方でその準備をしましたので、ちょっとご紹介。

写真、というと「撮る」という動詞がくっつくのがふつうかなと思うわけですが、今回は写真を「つくり」ます。コピアート紙という感光紙を使って、お天気がよければ太陽光を使って写真をつくるというものです。あまり言ってしまうと楽しみがなくなるので小出しにしますが、

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IMG_3691このような形でやっていく予定です。原理やおもしろがりかたについては、当日安田先生からお話いただける予定です。参加される方、お手伝いしてくださる学生のみなさんは、何か透明なものを持ち込んでもらえるとおもしろい「撮影」ができそうですよ。午後はここでつくった写真を使ってのzine(ジン)=小冊子づくりなどを行います。zineについては以前の学科ブログにも書きましたので、そちらをご覧ください。(第2回スカイプゼミ 小さなメディアから見えること

写真やあらゆる文房具、そしてコピー機、郵便など身近な素材や機械を使って、表現の可能性を探る1日にできたらと思っています。高校生のみなさん、25日は19号館でお待ちしております!!!

 

学生による学科教員へのインタビュー企画 vol.5(安田暁先生)

安田 暁 講師

(専門:美術、写真、デザイン)

「皆がきょとんとするようなことを見つけたら、世界は広がるんじゃないかなぁ」

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今年から福山大学で教鞭を執っている安田先生。その立ち振る舞いはまさにスタイリッシュという言葉が似合うだろう。今回はそんな先生の内面に迫ってみた。

■安田先生なりの道

Q:では質問に移らせていただきます。最初になぜ福山大学に来られたのかを教えてください。

大学を修了した後はいろいろな仕事をしたり出身校で助手とかをしていたんですが、芸術大学じゃないところで教えるのも面白いんじゃないかと思ったわけです。それに子供の頃は四国に居たので、何か機会があれば西日本へも行ってみたいと思っていたのも要因の一つです。

Q:環境を変えると新しい発見があったりしますよね。では、次に高校生のうちにやっておいた方が良いことについて教えてください。

そうですね、思い返してみれば僕が高校生だった時は美術の勉強ばかりしてましたね。でも、バンドを組んでいたのはいい経験になっています。高校生に伝えるとしたら…人に「やれ」とも「やるな」とも言われないことをやりましょう(笑)。人に「やれ」と言われてやるのはつまらないし、「やるな」と言われたことをやってしまうと人に迷惑をかけてしまうことがありますから。

Q:とても興味深いことを言われますね。そんな安田先生がデザインの道を選んだきっかけは何ですか。DSC_0918

元々何かモノを作ったりするのは好きだったんですが、学校で学んだりやったりすることって既に完成されているものが多いですよね。それが嫌いで。それに、高校生になると文理選択がありますが、僕はそれが嫌だったんです。なので、グレちゃいました(笑)。

■色に平等に

Q:そういえば、先生はカラフルな鞄を持っておられますよね。デザイン関係の仕事をしている人はカラフルなものを持っている印象が強いのですが、先生の場合はなぜカラフルなものを持つのですか?

デザインをやっていると、自分の好きな色ばかりを選ぶことが出来ないんです。なので、色に対して平等な見方をするようになりました。

Q:色に対して平等に、ですか。私にとっては少し不思議な見方です。では、次の質問です。メディア学科ということでコンピュータ上で作品作りをしている人もこのブログを読まれていると思うのですが、何か伝えたいことはありますか?

コンピュータ上で作品を作るのもいいことなのですが、作ったものをコンピュータから出してみる、ということもやって欲しいなと思います。例えばコンピュータ上で何かデザインをつくったとします。それをプリンターとかで印刷してコンピュータから出してみる。こうすることで、コンピュータ上でみる作品とコンピュータから出してみた作品とで印象が違うことに気付くはずです。

■「どこまでやれば完成なのか、っていう質問にはドキッとします」

Q:安田先生はデザインをする上で何かお勧めのソフトはありますか?

逆に、誰にでもお勧め出来るソフトを作ってほしいですね(笑)。よく使うのはPhotoshopですが、好みで言うとすれば、初めて使って驚いたのはIllustratorです。なぜかっていうと、面白いから。点と線だけでデザインが作れるのって凄くないですか?

Q:私の場合、図形を組み合わせて花のデザインを作るという授業に一種の驚きを感じました。点と線ではないのですが、共通するものを感じます。では、続いての質問です。最近何か思ったり考えたりしたことがあれば教えてください。

この間映画のSANYO DIGITAL CAMERA上映会で、「作品の完成はどうやって見極めていますか。」って質問があったじゃないですか(注1)。ああいうのって、ドキッとする質問です。僕の場合は取り敢えず終わりにしてみたりとか、『完成』って書いてみたりしますね。
(注1):今年の5月12日に福山駅前シネマモードで行われた「なみのおと」の上映会を指す。ここで言われている質問は阿部先生によって発案された。

Q:最後にインタビューを読んでいる皆さんへの一言をどうぞ。

今まで面白いかどうかも分からないまま学んだりしてきたことが結びついて分かるようになると、面白いと思うんだよなぁ。あと、皆がきょとんとするようなことを見つけたら、世界は広がるんじゃないかなぁ。

インタビューにしっかり答えつつ、メモパッドに何かを書いていた安田先生。直感で何か書いてみるのが癖になっている辺りにデザインの先生らしさが伺えた。また、写真を撮影する際に生徒がエレキギターを貸すと、バンドで培われた演奏技術を披露するといった一面も。自分に素直に、やりたいことを思いっきりやってきたからこそ、今の彼があるのかもしれない。

インタビュアー:奥出健介、次田春菜子、森咲美

学生による学科教員インタビュー企画 vol.4(三宅正太郎先生)

失敗の裏側にある成功を得るためにDSC_0091

 

三宅先生

専門分野は教育メディア、教育工学、教育評価、教育方法、映像認知担当科目はメディアと人間文化、映像制作(基礎・応用)、メディアと調査 などをやっておられます。

 

インタビュアー(以下:イ) ではまず、先生が大学の先生を選んだ理由、もしくはきっかけのようなものがありましたらお聞かせください。

 

三宅先生(以下:三)私もはじめから大学の教員をしていた訳ではありませんよ(笑)。昔は定時制の高校の先生をしていた時期もありました。その時の生徒たちの中には、お金の都合や家族の意思で勉強できない生徒も多く、そのような生活をしている生徒たちは自分の将来を決めて、自分のやりたいことを選択することが難しいのです。私はそんな生徒達にもライフスタイルをしっかり設計してもらって自分の満足のいく人生を送って頂きたいのです。学生自身のやりたいこと、興味のあることを実行し、自分 の将来を考え、夢を実現する手助けをする。大学にはそれが出来ます。これから入学を希望する学生さんの夢も私たちは手助けしますよ。

 

イ それではメディア情報文化学科の授業の1つに映像制作がありますが、それではどのようなものを作ることができるのでしょうか?

 

三 そうですね~。映像番組などを作ることが多いですね。自分で企画して自分で作る。高校ではあまりこのような機会がないので新鮮だと思いますよ。あとは写真を連続して組み合わせるストップモーションや、簡単なショートムービーやCMなども作りますよ。

 

イ 話は変わりますが、ご趣味は何ですか?

 

三 え~趣味ねぇ………。昔はスキーが好きでよくやってましたよ。北海道とか旅行した時とかにやりたいな。あとは…写真撮影とかかな。それと音楽も好きです。特にクラシックや70~80年代のポップスやフォークも好きですね。

 

イ それでは最後に「まとめ」として、先生が目指している目標を教えてください

 

三 少し怖いかもしれませんが、失敗を恐れずになんでも挑戦して、その失敗を糧として今後の人生につなげていけるような生徒を育てていきたいですね。失敗は怖いものだと思ってる人が多いですが、失敗の裏には成功という宝物が詰まっています。「失敗は成功のもと」失敗してもあなたを支えてくれる人が必ずいます。今はいくら失敗しても構いません。その分経験を積んでいきましょう。失敗の先にある成功を得るために。失敗はマイナスではなく、「貴重な経験」です。宝です。失敗を恐れずに沢山の経験を積んでください。

 

イ 本日はどうもありがとうございました。

 インタビュアー:金原雄大、澤村拓実、藤岡龍也

学生による学科教員インタビュー企画 vol.3(田中始男先生)

田中 始男 教授

(専門:情報工学)

 

「高校生へ、好きなことをやろう」

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メディア情報文化学科の学科長でもある田中先生。学科長というと、お堅い人をイメージする人もいるかもしれないが、彼は違う。田中先生のクラスでは校内を探索してみたりケーキを食べたりと毎回面白そうな活動が行われている。今回のインタビューも田中先生の独特な性格を表しているのかもしれない。

■いろんな先生がいて、面白い

Q:なぜ福山大学に来たのですか?

私の大学生の時の先生が福山大学に情報処理工学科を設置した時、スタッフが必要だからとお誘いを受けたからです。

Q:そうなんですか。福山大学の良いところは何ですか?

福山大学は総合大学なので、いろんな先生がいます。なので、いろんな分野のお話が聴けるところが良いと思います。また、学生さんが素直なので、教えやすいです。

Q:授業をする上で、気を付けていることがあれば教えてください。

学生さんの様子を観察しながら、授業を進めていくようにしています。

Q:お勧めの学食はなんですか?

第一食堂にある、天ぷらそばです。なぜかというと、そばが好きだから。特に天ぷらがそばの汁を少し吸っているのが何とも言えません。

■注目しているメディアはインターネット

Q:田中先生が注目しているメディアを教えてください。

インターネットです。どんどん進化しているから。また、文字や写真などを表示出来る媒体ですかね。そういうものがあると、資料をスムーズに複数の人に配ることが出来る。

Q:文字や写真などを表示出来る媒体というと、先生の場合はスマートフォンなどですか?DSC_0959

はい、スマートフォンをWebを閲覧したりメールを送受信するのに利用しています。

Q:他にスマートフォンを利用している理由があれば教えてください。

便利だからです。だって、本が一万冊も入るんですよ。

Q:一万冊も入るのですか!知りませんでした。では、好きなサイトがあれば教えてください。

GoogleとYahoo!JAPANです。なぜかというと、いろんな情報がいっぺんに得られるから。例えば何か検索したいものがある時に検索窓に文字を打つじゃないですか、その時に候補として出てくる単語を見ることで、皆が何に注目しているのかがよく分かる。

■高校生の時は、好き勝手してた

Q:先生が高校生の時にしておいて良かったことは何ですか?

色々と好き勝手したことだと思います。1年の時は部活の卓球を、体が壊れるくらいまでやりました。2・3年は友達に手伝ってくれと言われてギターやベースといった弦楽器をやりましたね。

Q:では、そのことも踏まえて最後に高校生へ一言をお願いします。

DSC_0952好きなことをやろう。勉強面については漢字をきちんと読めるようにしておくこと。それと、本を読んでその中身を原稿用紙5枚くらいにまとめれる力をつけておいてほしいですね。

田中先生はいろんな携帯機器を持ち歩いており、今回のインタビューではそれらの写真も撮らせてもらうことが出来た。個性的な先生はインターネットというメディアの進化をこれからも見届けていく。

インタビュアー:奥出健介、次田春菜子、森沙久実

学生による学科教員インタビュー企画 vol.2(渡辺浩司先生)

好きなことを学べることは楽しいですよDSC_0080

渡辺先生

オートマトン、というのは耳慣れない言葉だと思います。すごくおおざっぱに言うと「出力が入力と内部状態によって決定される機械」という良くわからない抽象的なモノです。今の研究テーマは「非決定性オートマトンの最小実現」という、やっぱり良くわからないことをあれこれ考えています。

 

インタビュアー(以下:イ) 先生は「ゲームメディア論」という授業を担当されていますが、その授業についてはどう思われていますか?

 

渡辺先生(以下:渡) 私は情報的なメディアよりも、ゲームメディアの方が好きなんです。元々ゲームが好きだという理由もありますけどね。学生の方はゲーム好きな人は多いので興味を持たれた方はぜひ選 択してみてください。なにより、好きなことを学べるのは楽しいですよ。

 

 

イ それでは「3DCG」の授業も担当されているんですよね。その授業ではどのような作品を作られるのですか?

 

渡 私は情報的なメディアよりも、コンピュータやソフトに教えることのほうが得意なんですけど、「3DCG」は簡単な立体的なCGが作ることができるんですよ。昨年のオープンキャンパスでは、この「3DCG」の技術を使って「雪だるま」を作成しましたよ。三蔵祭でも作品を展示するので、興味のある方は見に来てください。

 

 

イ 授業中ではどのような工夫をしていますか?

 

渡 工夫ねぇ。特別なことはやってないとは思うんだけど、おもしろくなくてもいいので理解してもらえるように、そしてわかりやすく教えるよう努力しています。授業がおもしろくなるかどうかは、みなさんの取り組み次第ですね(笑)

 

 

イ そんな先生は福山大学のことはどう思っていますか?

 

渡 学生のみなさんは、この学校のシンボル(?)というか、主役といってもいいです。その生徒たちは素直な子や良い子がとても多いので教え甲斐がありますよ。この学校には、そんな生徒がたくさんいて、私は好きですよ。

 

 

イ では最後に「まとめ」として、先生が目指していることを教えてください。

 

渡 生徒の皆さんが、気楽に授業を受けることができて、好きなことをがんばれる授業をしていきたいですね。

 

イ 本日はどうもありがとうございました。

インタビュアー:金原雄大、澤村拓実、藤岡龍也