映画上映会の準備レポート①

映画会実行委員の広報から,映画上映会の準備状況をレポートします!

2022年4月29日(祝・金)に,私たちが準備を進めてきた2022年度映画上映会を開催します。もともと,今年2月の開催を予定していたのですが新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて中止になり,2022年度の開催を目指して準備を続けてきました。

そんな困難な状況のなか,多くの方々のご協力のもと,いよいよ今月29日に開催できることになりました(でも,感染状況によっては変更の可能性があります)。

メディア・映像学科主催の映画上映会では,2015年に『心が叫びたがってるんだ。』,2016年に『小熊と満月』と『ロンドンコーリング』,2018年に『寝ても覚めても』を上映しました。どの年も,作品に携わった方々をお迎えし,ティーチインの場を設けました。


そして2022年に上映するのは「地方の時代映像祭2021」でグランプリを受賞された番組であるOHK岡山放送さんの『忘れてはいけないこと~認知症受刑者が問いかけるもの~』です。映画会でドキュメンタリー映像を上映するのは初の試みです。今回はOHK岡山放送アナウンサー・岸下恵介さん、OHK岡山放送カメラマン・高原信二さんをお迎えし,ティーチインの場を設けます。


新型コロナウイルス感染症対策を十分に実施の上,開催いたします。

実行委員一同,皆様のご来場をお待ちしております。

映画上映会を3年ぶりに開催します!

2022年4月29日(祝・金)に,3年ぶりに映画上映会を開催します!

今まで商業映画を中心に映画上映会を開催してきましたが,映画上映会では初となるテレビドキュメンタリーを上映します。

長年,岡山放送(OHK)さんとメディア・映像学科は産学連携科目「マスメディア論」を開講してきた間柄。そのようにたくさんの学びの機会をご提供いただいてきたOHKさんがなんと!「地方の時代映像祭2021」でグランプリを受賞されたのです。

その朗報を聞いた瞬間,頭に浮かんだのは「次の映画上映会はこれでいく!」という思いでした。そして,受賞のお祝い&初めてテレビドキュメンタリー上映に取り組むにはぴったりの番組だったので,今回の映画上映会を開催する運びとなりました。

当日は,上映番組を制作されたアナウンサー・岸下恵介さんとカメラマン・高原信二さんをお迎えして,お二方と実行委員2名がティーチインの時間を持ちます。その質問内容も,実行委員会で何度も議論し,吟味したものになっています。

実は,今年2月の開催を目指して準備を進めてきた映画上映会でしたが,新型コロナウイルス感染症の拡大状況を鑑み,2021年度の開催は中止ということに。そんななかでも実行委員6名の学生は開催することを諦めず,多くの方々にご協力いただきながら,2022年度が始まったばかりの4月29日に3年ぶりの映画上映会に漕ぎ着けました。

ただし,感染状況は予断を許さず,延期する可能性もあります。ここまで実行委員メンバー6人で力を合わせて準備を進めてきたので,「いつでも開催できる」状態ではありますが,こればかりは全方面にお祈りをささげるしかなさそうです。

感染症対策にも十分に配慮し,3年ぶりの映画上映会を開催予定です。感染症対策のため十分なお席を確保できませんが,皆様のお越しをお待ちしております。

なお,次回の映画上映会に関する記事は,実行委員の学生から届いた熱い思いをお届けします。

春のオープンキャンパス

在学生が自分の制作した作品を解説

先日、春のオープンキャンパスが開催されました。まん延防止等重点措置もギリギリ解除され、対面での実施となりました。

今回はちょっとした模擬授業としてコミュニケーションという日常的な行為とクイズの関係について考えてみました。近年はクイズ番組がたくさん制作されており、毎日どこかの放送局でクイズ番組やってるのではないかと思うほどです。そういう状況があるということは、クイズというコンテンツが人気を得ている(つまり視聴率がいい)ということ。それは一体なぜなのか。今回の模擬授業では時間の都合であまり触れられませんでしたが、コミュニケーションの仕方やコミュニケーションに対する感覚的なものの変化があると思っています。今回の模擬授業はそれを実感するためのワークを行った次第です。難しい課題でしたが、参加者の皆さんはあれこれ悩みながら取り組んでいただきました。コミュニケーションって難しいなと改めて思った人もいたかもしれません。

メディア・映像学科はその名の通り、メディアと映像について学ぶ学科です。メディアは大変いろんな定義ができる幅広い概念です。また映像も視覚のみならず、五感で捉えることできるコンテンツとしていろんな形を包含します。今回取り上げたコミュニケーションやクイズもメディアや映像というもの理解するための一つのネタです。そう考えると、メディア・映像学科ではいろんなことを学ぶ(学べる)学科ということになります。是非今後のオープンキャンパス等に参加してそのあたりを実感して欲しいなと思います(´ー`)

学科初・学生の学会発表デビュー

本学科初となる学会発表を,メディア・映像学科3年生の松永雪花さん(銀河学院高等学校出身)が行いました。

2022年3月12日(土)〜13日(日)の2日間にかけて開催された情報コミュニケーション学会の第19回全国大会は,新型コロナウィルス感染症の状況を鑑み,Webexを用いてオンラインで行われました。本来なら,神奈川県相模原市にある青山学院大学で催されるはずだったのですが,オンラインに切り替わったことで地方大学の学生も参加しやすくなり,「1年間取り組んできた卒業研究の成果を発表してみよう!」ということで学科初の学会発表デビューに至りました。

松永さんの発表タイトルは「ディズニープリンセスイメージの変遷と今後」で,フェミニズム・スタディーズとリプレゼンテーション・スタディーズを掛け合わせた意欲的な研究です。

大学の先生方や大学院生に混じり,たった15分で1年間の研究成果を発表するという学会発表の洗礼を受けながら,松永さんは見せ方や伝え方を工夫したスライドを使って堂々と発表されました。また,学会発表前には,予稿集に論文を投稿するのですが,その執筆にも精力的に取り組まれました。丸山ゼミでは3年生の後期末に1万字レポートの提出を課していますが,その時のものよりも,内容と文章表現が何段階も成長した予稿論文でとても驚きました。

松永さんの卒業研究の提出まで残り9ヶ月。

さらに作品分析を精緻化し,充実した卒業研究が提出される日が楽しみです。

サブリーダー研修に協力してきました

ウチガイトです

先日、尾道市の小中学校の管理職向け研修に「情報モラル」関係の話題でお話をさせていただきました。時節柄オンラインでの研修です。

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタルシチズンシップなど、「情報」や「デジタル」が組み合わせたワードを良く目にしますが、教育の世界でもそれは同様です。大学入学共通テストに「情報」という教科が追加されることを知っている方もいらっしゃるのではないかと思います。

今回、尾道市の研修で取り上げた話題は情報モラルについてでした。モラルの指導というのは、なかなか難しいものなのです。なぜかと言えば、「望ましい行為を実際の行動に移すことの出来る【態度】」を育てなければならないからです。例えば「これをしてはいけない」や「これをしましょう」といった行動の形を示したとしても、「先生や親に言われたからやろう」という【態度】ではモラルの指導として不十分となってしまうのです。難しい…。

今回はサブリーダー(教頭先生や主幹教諭の方など)研修ということだったので、学校と家庭・地域との連携をどのように考えるべきかなどについても触れながらお話をさせていただきました。

社会が変われば、一員たる学校・教師・子どもたちも変わっていかなければなりません。デジタルの世界は変化が著しく、それに適切に対応していくためには大変なんですが、こうした研修を通して少しでも力添えできればと感じているところです。

オンライン研修だったため、記録の写真を撮ることを忘れてしまい、味気ないブログになりました。文字以外のメディアも大事だなぁと改めて思いました(´ー`)

PTA向けの講演をしてきました

ウチガイトです。

先日、尾道市の小学校でPTA向けの講演をしてきました。夏休み前の7月に全てのクラスで出前授業をさせていただいたこちらの学校です。

子どもたち向けに話した内容を振り返りつつ、保護者として何に気をつけるべきか。家庭内のこととしてだけではなく、地域全体でこの問題について意識を共有することの重要性や、子どもたちが抱えている課題は「大人の通常の目線」からは気付きにくいことなどをお話しさせていただきました。

また講演の前後には情報モラルに関する授業がすべての学年で行われ、そちらも参観させていただきました。モラルに関わる授業は自分のこととして理解をしてもらうことの難しさがあります。そのためには日々の積み上げが不可欠です。

GIGAスクールやオンライン授業などの実施など、ICTは一層身近でかつ重要や存在になってきています。そうした状況下において、メディアを適切によりよく使いこなす力を、家族みんなで一緒に身につけていって欲しいなぁと思います(´ー`)

鞆の浦deARTに参加しています

メディア・映像学科では、鞆の浦一帯の3次元CG化や鞆の浦で毎年開催される「日韓トップ囲碁対局・鞆」のネット配信への協力など、鞆の浦を教育活動・制作活動の拠点の一つとしています。その鞆の浦で、9月26日(日)~10月17日(日)に開催されている「鞆の浦 deART2021」に、メディア・映像学科の学生が映像・写真・イラストなどを出品しています。

開催前日の9月25日(土)に作品の搬入と展示準備を行いました。例年だと、メディア実践(展示)という科目で学んだ展示技法を実践する場として多くの学生と一緒に展示準備を行うのですが、当日はまだ緊急事態宣言中ということもあり、学科の教員とアシスタント役の少人数の学生とで準備を行いました。

下の写真は、福山大学メディア・映像チームの展示会場となる顕政寺様の本堂です。2019年度にも会場として使用させていただき、今年度で2回目です。2019年度の様子はこちらをご覧ください。

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顕政寺住職の鈴木省我様の全面的な協力のもと、準備を行いました。映像作品は本堂の白い壁面に投影します。

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投影用のプロジェクターを調整する安田教授です。

写真作品なども展示します。学生が鈴木省我住職様と相談しつつ、パネルを設置していきます。

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展示の準備は無事終了しました。かなり「良い感じ」に仕上がりました。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだ「皆様、是非足をお運びください」とは言えない状況が続いています。しかしながら、メディア・映像学科がこういった活動を行っていることを知っていただければと思い、紹介させていただきました。

模擬授業を実施

ウチガイトです。

メディア・映像学科では高等学校の情報科の教員免許の取得ができます。そのための「情報科教育法」という授業を開講しているんですが、今回はその授業の課題として、模擬授業を行いました。

今回、受講生が行った授業は「情報のわかりやすさ」を考えるというものでした。言語やピクトグラムといったコミュニケーションの媒体に関わる話から、メッセージの編集を際に何を意識するかなど、よく練られた授業を展開できていたと思います。受講生役の1年生もしっかり参加してくれ、非常に良い模擬授業になりました。

また今回は未来創造館1Fのインフォダイナーを使いました。一般的な講義室でもよかったんですが、これからの情報教育を考えると、アクティブ・ラーニングを想定してつくられた場所で行うことがより教科教育法のねらいに沿ったものになるだろうと考えたのです。

模擬授業は後期にも行いますが、来年度の教育実習に向けてがんばってほしいなぁと思います(´ー`)

図書館の見学

ウチガイトです。

通常であれば入学後早い段階で行っていた図書館見学ですが、対面授業が再開されたことで、やっと実施できました。

図書館は大学生にとってすごく重要な場所です。ネットで何でも調べられる時代ですが、玉石混合なネットと違って図書館に所蔵される図書は大学での学修に不可欠です。

メディア・映像学科では制作が1つの柱になっていますが、「制作には図書館とか本とかあまり必要なさそう」というイメージがあるかもしれません。いやいや、とんでもない。制作というのは、そこにメッセージを込めて行うものです。作品を介したコミュニケーションなのです。

コミュニケーションは非常に複雑な行為ですが、それは様々なメディアとふれあっていく中で体感し、その肌感覚を知っていくものです。図書もその1つで、言語や図書という形でまとめられた「作品」に触れることが重要なのです。そして、そこに書かれている中身そのものも知識として必要なことは言うまでもありません。もちろん卒業研究やレポート執筆にも図書館はもってこいです。

1年生はこれからの大学生活の中で幾度となく図書館を使うことになると思いますが、そのために必要なことを図書館司書の方々に教えていただきました。思う存分活用して欲しいなぁと思います(´ー`)

ACジャパン広告学生賞に13年連続で入賞しました!

メディア・映像学科の学生グループが、第17回ACジャパン広告学生賞奨励賞を受賞しました。ACジャパン広告学生賞は、若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め「公」への意識を育むことを目的に2005年に設立されたコンテストで、本学科は2008年度から13年連続で入賞しています。受賞作品は、言葉遣いをテーマとした「言い方ひとつで印象が変わる」です。レジ袋有料化にも関わりをもたせており、環境問題も連想させる作品となっています。

この作品は、2年生と3年生が履修する2020年度授業「メディア実践」で制作したものです。9名(制作時は3年生4名、2年生5名)グループの制作物ですが、コロナ禍のためにオンライン形式で制作活動を行いました。福山大学学修支援システムのセレッソ、電子メール、Zoom、Miro、SNS等のコミュニケーションツールを駆使して、作品を完成させました。

先日(7月9日(金))、制作代表者の木村達哉さん(4年生)と小笠原健人さん(4年生)が学長室を訪問し、受賞の報告を行いました。

大塚学長からは、作品についてのお褒めの言葉と今後の活躍に期待する激励をいただきました。

メディア・映像学科では、映像・写真・印刷メディア・WEBデザイン・ゲーム制作といった様々なメディアの制作技能を身につけるとともに、メディアの意味を読み解くための評価や分析を行う中で、自らが発信者として「表現する」ための能力を身につけることを目指しています。その能力が社会に受け入れられて評価されることが重要ですが、その一つの表れとして13年間連続で受賞するという結果を残しているのです。