インターンシップ視察

大学はもうすぐ夏休みが終わりますが、夏休みは通常の開講期ではできないことを行うタイミングだったりします。その1つがインターンシップです。いくつか視察に行く機会がありましたので、少し紹介したいと思います(ちなみに他学科の学生も参加しています)。

草戸千軒ミュージアムでのスマートフォンを使った中継
新しい番組企画ために頭を悩ませる学生たち
店舗に展示するための大きな革靴制作。デザイン画は学生自身が配色を考えたそう。

FMふくやまでは、パーソナリティのアシスタントをしたり、中継にでたり。三原テレビではニュース原稿を確認したり、ロケに出たり、番組企画を考えたり。スピングルカンパニーでは展示用の大きな革靴を作るといった変わった経験も。

インターンシップは自分のキャリアイメージをつくるための重要な機会です。新型コロナの影響で、ここ数年はオンラインのみというインターンシップも多かったんですが、今年は対面での実施が可能となり、参加企業の皆さんには対面ならではの研修をいろいろと考えていただいていました。

メディア・映像学科はメディアや映像業界、クリエイティブな職業が卒業後の進路として真っ先にイメージされますが、今はスマホ1つで情報発信ができる時代です。そのため、これまでであればプロに外注していた作業でも自社で行うことも増えています。スピングルカンパニーでは、若い世代に対してどのようにアプローチをしていくのかという経営会議に、学生も一緒に参加をして検討するという機会もあったようです。このように学科で学んだことが生かされる機会は身近なところにもたくさんある、というのがメディア・映像学科の特徴とも言えるかもしれません。

1週間程度しかないインターンシップですが、学んだことを今後の大学生活や就活にも生かしてほしいなと思います。

9月10日にキャンパス見学会を実施しました!

福山大学では、7月から9月にかけて4回のキャンパス見学会を実施しました。今回のブログでは9月10日のキャンパス見学会の様子をご紹介します。

今回は「CG教室-3DCGの制作を体験します-」というテーマで、以下の内容について、模擬演習を行いました。

メディア・映像学科では鞆の浦の町並みの三次元CG(3DCG)化に取り組んでおり、ここでは3DCGソフトを使って簡単な制作体験をします。球や直方体などの基本的な形の描き方から始めて、最後にひとつの作品を完成させます。

まずは中嶋教授がメディア・映像学科の学修内容および学生の制作物について説明を行いました。

次に3DCG制作演習を行いました。

3DCGを制作する工程について簡単に説明してから、実際にパソコンでの作業にはいりました。

上の2枚の写真は立方体や球体に色を付ける練習の様子です。緑色のTシャツを着た学生が教室を巡回して、困っている人に声をかけつつ、作業を勧めました。

最終課題は「ゆきだるま」の制作です。雪だるまは頭や体は球体、目や眉は直方体、帽子は円柱というように、基本的な形だけで作ることができるので、入門的な演習に使いやすい素材です。

みなさん、個性的な雪だるまを作ってくれました。お疲れさまでした。なお、今回のブログに使用している写真の多くはメディア・映像学科3年小村さんに撮影してもらいました。

10月22日(土)、23日は福山大学の大学祭「三蔵祭」が開催されます。メディア・映像学科も1号館にて学生作品の展示を行いますので、ぜひお越し下さい!

新しい論文が2つ出ます

丸山です。
これまでの研究成果の一部が,2つ(座談会も含めると3つ)出版されます。

一つ目は,日本メディア学会の学術誌『メディア研究』101号に掲載された査読付論文です。タイトルは「女性ディレクターから見た初期テレビ制作の現場:フェミニスト・エスノグラフィーを用いたアーカイブ研究」です。

日本メディア学会「メディア研究」101号

二つ目は,NHK放送文化研究所が発行している『メディア研究』15号に掲載された招待論文です。タイトルは,「人と番組のネットワークからテレビドキュメンタリー史を描く」です。また同号には,気鋭の若手メディア研究者の皆さんと「これからのメディアと,これからのメディア研究を考える」をテーマに繰り広げた座談会の様子も掲載されます。amazonでは予約注文が始まっているのですが,画像がアップロードされていないので空白のような表示になっています。

NHK放送文化研究所「放送メディア研究」15号

日頃の研究の成果のほんの一部でお恥ずかしい限りですが,よければお手にとってみてください。

夏といえば…

夏といえば、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。花火、スイカ、バーベキュー…。いろいろでてくると思いますが、自分たちの周りでは夏といえば研修会です。子どもたちにとっては楽しい夏休みですが、先生たちにとっては普段できない研鑽をする大事な機会です。

今回は小学校の生徒指導部会で子どもたちのネット・ゲーム事情などについてお話する機会を頂いて、研修会にお邪魔してきました。お盆の完全閉庁が明けてすぐの日程で、先生たちのがんばりに頭の下がる思いです。

最初に指導主事の先生から自治体内の生徒指導事案について報告がありました。詳細は書けませんが、コロナ禍に伴う生活・学習環境の変化が関係性しているかもなぁと思いながら聞いていました。そしてそれは、おそらくネットやゲームのような、学校とは直接関わらない事柄も多分に影響しているんだろうと感じます。

打ち合わせをしたわけではないんですが、結果として自分がお話をした子どもたちのネット・ゲーム事情とうまくリンクしたので、リアリティのある話になったかなと感じています。

授業のない夏休み中はいろんなところで研修会が行われますが、先生たちはそうした機会を利用して情報をアップデートしています。今後もこうした研修に協力できたらといいなと思います。

4年生の自主活動(展示会)

田中です。

メディア・映像学科の4年生の有志が展示会を開催しています(8月14日まで。なので、”開催していました。”かも)。その様子を報告します。

六感展という名前は「六人の感性・観点・第六感を見て感じてほしい」と思ってつけたとのこと。六人がそれぞれ作った、3DCG、ゲーム、短編映画、MV、音楽、ポスターデザイン、文字を使った表現:コンクリートポエトリー、写真等々を会場の1階~3階、階段に、それぞれの個性が引き出せるよう工夫して展示していました。

六感展ポートフォリオ(展示作品がいつでも見返せる!!)

諸々
映像、ゲーム、新聞広告(壁)

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メディア・映像学科の学生なので、イベント告知等の広報活動もしっかりと行っています。FMラジオ、紙媒体の掲示物、地域の経済雑誌、インスタグラム、Web活用等々、フル稼働。初日の時点で「卒展(福展)の入場者数を超えました」とのこと。

3年生を対象とした自己PR作成セミナー

こんにちは

メディア・映像学科の就職委員の つつもと です。

2022年7月25日と26日に、3年生を対象とした自己PR作成セミナーが開催されました。

自己PRは、インターンシップへの参加や履歴書の作成のために必要です。このセミナーに参加したのは、メディア・映像学科や他学部他学科の学生たちです。

学生たちは、株式会社リクルートの講師から自己PRの作成方法を学びました。

当日、セミナーの開催時間に授業の無い学生は、対面で受講し、その他の学生はオンラインで視聴しました。

自己PR作成セミナーは、秋にも開催されます。学生たちは、来年度の就職活動に向け準備をしています。

7月23日に大学見学会を実施しました!

福山大学では7月から9月にかけて、計4回のオープンキャンパスを実施します。
今回のブログでは7月23日に実施した第2回オープンキャンパスについてご報告します。

今回のオープンキャンパスでは「「クールジャパン」ってどこがクールなの?」というテーマで、
導入講義+ミニワーク+調査発表の流れで進めていきました。

国家ブランディングのキーワードである「クールジャパン」。
みなさんも一度は耳にしたことがあると思います。
それはどんな政策で、どんなメディアが関係しているのでしょうか?
導入講義とデータベースの活用、そして手を動かすミニワークを通して
メディア社会における「クールジャパン」を考えます。

https://www.fukuyama-u.ac.jp/entrance/open-campus/exp-first/d06/

まずは、導入講義の担当である丸山から次の2つを「教科書」にして、
クールジャパンという言葉の考え方を説明しました。

石田佐恵子・岡井崇之編
『基礎ゼミ メディアスタディーズ』
(2020年、世界思想社)
岡井健・田島悠来編
『メディア・コンテンツ・スタディーズ』
(2020年、ナカニシヤ出版)

「クールジャパン」ってどこがクールなの?

導入講義後は、ボランティア学生が壁一面に貼ってくれた新聞記事を読み込んだり、タブレットを用いて新聞データベースで記事検索したり、資料を収集・整理する作業に取り掛かります。

壁に貼ってある新聞記事を調べたり、新聞データベースで検索してみたりしている様子

新聞記事を収集・整理し、自分なりに分析を行って、考察を加えた結果を発表します。

学生ボランティアの声かけを踏まえて、発表する参加者の皆さん

オープンキャンパスでは学科紹介と学生が制作した作品の紹介も行いました。

今後のオープンキャンパスの日程は以下の通りです。
メディア・映像学科に興味のある受験生の皆様、ぜひ参加してください!
8月21日(日):映像編集基礎体験
9月10日(土):CG教室-3DCGの制作を体験します-(注:実施内容が変更となりました)

昨年に引き続き、情報モラルの出張授業

まもなく夏休みに入るタイミングです。そんなわけで、昨年度に引き続き、今年も尾道市の山波小学校で情報モラルにかかわる出張授業をしてきました。

1-3年生には「ルールを守ることの大切さ」を、4-6年生には「SNSの適切な使い方」を中心に、身近なトラブル事例を交えてお話しすることにしました。

GIGAスクール体制があっという間に整い、子どもたちは学校でも家でも何かしらのデジタルデバイスに触れているという時代になりました。授業で使うICTツールは学校や先生の管理のもとに使われていますが、学校外で楽しむゲームやSNSは自分自身で管理しなければなりません。でもこれはすごく難しいことです。なぜならばゲームは楽しいし、SNSも便利だから。それらが持つ楽しさや便利さに、利用の際に注意しなければいけないことが埋没してしまうからです。

特に夏休みは生活のリズムが崩れやすいタイミングです。「規則正しい生活を!」というのは堅苦しいメッセージですが、一度崩れてしまうと元の状態に戻すのはなかなか大変です。子どもたちは実際のトラブル事例に対し、「あぁー」「聞いたことある」と他人事ではない感覚を覚えているようでした。外部の人間が授業をするかどうかは別にして、こうした授業を通して自分たちのことを振り返る機会があることはすごく大切だなと改めて感じます。

今後も別の学校のPTA講演や教員研修等、同じような話題の話をする機会をいただいています。ICTはなくてはならないものだからこそ、しっかり使いこなす。そのために学校や家庭ができることをみんなで考える機会にできたらなと思っています。

7月9日にオープンキャンパスを実施しました!

福山大学では7月から9月にかけて、計4回のオープンキャンパスを実施します。今回のブログでは7月9日に実施したオープンキャンパスについてご報告します。

今回のオープンキャンパスでは「キャッチなコピーで心をつかむ」というテーマで、以下の内容について模擬演習を行いました。

「キャッチコピーとは、広告・告知などに使われる短めの文章のことです。身近なものを題材に実際にキャッチコピーを考える活動を通して、コピーは単なる説明のためだけではなく、新しいイメージをつくりあげたり、 興味をわかせたりという効果があることなどの実感してもらいます。」

今回の演習では身近な「お菓子」を題材としたキャッチコピーを作ります。まずは担当の内垣戸准教授がキャッチコピーとは何か、という説明を行いました。

説明後、参加者にきのこの山やパイの実などのお菓子を配り、「イメージマップ」という手法を用いてお菓子に対する自分のイメージを視覚的に表現していきます。

学生スタッフがイメージの展開のサポートをしました。話をすることで、イメージが膨らむこともあるのです。

イメージマップにより広がっていったお菓子に対するイメージから、「キャッチコピー」をつくります。

短い文章で的確なイメージを伝える必要があるキャッチコピーを考えることは、とても難しい作業です。しかし、今回の参加者の皆さん、なかなかの力作を作ってくれていました。

オープンキャンパスでは学科紹介と学生が制作した作品の紹介、ゼミでの研究紹介なども行いました。

学科の説明中
自分の作品について説明中
自分の作品について説明中2
ゼミで取り組んでいる課題について説明中

今後のオープンキャンパスの日程は以下の通りです。メディア・映像学科に興味のある受験生の皆様、ぜひ参加してください!

7月23日(土):「クールジャパン」ってどこがクールなの?
8月21日(日):映像編集基礎体験
9月10日(土):CG教室-3DCGの制作を体験します-(注:実施内容が変更となりました)

授業紹介(第02回)メディア応用実習

メディア・映像学科の授業紹介です。「メディア応用実習」の紹介です。この授業は、火曜日の3時限目と4時限目、木曜日の3時限目と4時限目に開講されています。1週間に4コマの授業で、長い時間をかけて、じっくりと考えて作ることを体験できます。

 例えば、プログラムを使ってゲームをつくるというような、普段はできない、長時間の制作作業にも挑戦できます。

ゲーム制作中のPC画面(Adobe Dreamweaver使用)
ホワイトボードで思考作業
PCとホワイトボードを使ってディスカッション

 一人で作ることに集中する人もいますし、アイデアを出し合ってグループで議論しながら作っていく人たちもいます。様々な制作スタイルで自由に作っていきます。

 以上、メディア応用実習の中の”JavaScriptを使ったゲームプログラミング”の紹介でした。

 この授業では、短編映画製作、Webデザイン、鞆の浦一帯の建造物のCG、Javascriptによるゲームプログラミング、ゲームエンジンGdevelopでゲーム制作といった様々な制作に取り組みます。