授業紹介(01回):情報セキュリティ

突然ですが、メディア・映像学科の授業紹介です。
第1回は「情報セキュリティ」で、授業担当者の田中が紹介します。
 メディア・映像学科と「情報セキュリティ」との結び付きは強くないように感じられるかもしれません。しかし、学科のディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)をみると、その一つに「ICTの特性やそれが及ぼす影響に対応するための情報社会について理解している」とあります。「ICTの特性やそれが及ぼす影響」を切り出すと、福山大学メディア・映像学科を卒業する(学位を授与される)ためには「情報セキュリティ」の学習は必要そうだと思えてきます。このような位置づけの科目です。
 実践的でもあり、例えば、映像制作では大量の映像データを扱います。その中には個人情報が含まれていたりもします。映像データが漏洩しては困ります。編集中に映像データが所在不明となったり、データファイルが壊れたりしても困ります。編集作業中にPCやクラウドドライブが使えなくなっても困ります。このような作業場の事故を情報システム面から考え、対策を施しておくことを学ぶのが福山大学メディア・映像学科の「情報セキュリティ」です。
 授業紹介では授業風景の写真などが掲載されるものかもしれませんが、教室で席について学習する「普通」の授業です。なので、写真無し!。
 この授業では学修支援システム「Cerezo」を利用しています。授業資料、解説動画、課題にかかわる動画、ヒントの動画を各回で用意していて、事前に閲覧・学習できるようになっています。授業中に課題に取り組み、レポートを提出して授業1回の学習が完了します。このような授業コンテンツが、13回分、用意されていて、学生はいつでも復習と予習ができるという点がこの授業の特徴です。

学修支援システム(Serezo)の授業資料

2022年度映画上映会が終わりました!

たくさんの方々にお力添えいただいた2022年度の映画上映会は,
2022年4月29日(金・祝)に無事に終えることができました。

パンフレットへメッセージをお寄せくださった皆様,ポスターの掲示を快諾してくださった皆様,
開催にあたり上映準備から会場設営までさまざまにご支援くださった福山駅前シネマモードさん,
本当にありがとうございました。
また,今回の映画上映会は3年ぶりの開催となり,実行委員学生も霧の中を歩くような活動が続きました。
そんな不安を抱えながら準備を進めてきた実行委員学生が,閉会後,メッセージを寄せてくれました。

3年生高垣愛加さん(広報係)
良い経験を積めました。また機会がありましたらよろしくお願い致します。
4年生瀬戸翔太さん(広報係)
コロナで止まっていた分過去の映画会に参加出来ておらずみんな完成図が分からない状態で手探りで準備を進めてきたと思いますが、
無事本番を終えることができて良かったです。


3年生廣瀬健人さん(渉外係)
書類の書き方やスケジュール管理など、様々なことを映画会を通して学ぶことが出来たと思います。
3年生森野巧己さん(渉外係)
世は経験!と思い参加させて頂きましたが、難しいことや分からないことばかりで足を引っ張ってしまい
たくさんご迷惑おかけしたと思っています。
ですが、今回の経験から次の新たな事に活かすことができればと色々学ぶことができました。貴重な経験ができたと思っています。


4年生落合千尋さん(取材係)
今日という日に無事開催でき、そして皆さんと協力しながら本番を終えることが出来、嬉しく思っています。
4年生松永雪花さん(取材係)
無事に開催できるか不安もありましたが、皆で協力して映画会を開催することが出来てよかったです。

当日の様子を,実行委員学生が記録した写真を通して少しだけお見せします。

2023年度はどんな形の映画上映会になるかはわかりませんが,
地域の皆さんにも受験生にも,メディア・映像学科のことをより知っていただけるよう
学外での活動を続けていきます。

映画上映会の準備レポート④

映画会実行委員の広報から,準備レポート④をお送りします。 

3年ぶりの開催となるメディア・映像学科主催の映画上映会。その開催日である2022年4月29日(金・祝)がいよいよ近づいて来ました。

そこで今回の準備レポートでは,開催場所や当日のスケジュールを詳しくお伝えしますね。

映画上映会の開催場所は,福山駅から歩いて3分ほどのところにある福山駅前シネマモードさんに2022年度もご協力いただくことになりました。

(シネマモードさんのHPはこちら)https://www.furec.jp/cinema-mode/

福山駅からのアクセス情報です。改札を出たらすぐ右側へ曲がり,アーケードを通ります。そして福山天満屋の手前で左に曲がるとシネマモードさんが左手側に姿を現します。福山駅周辺を歩いたことがある方ならば,一度は目にしたことがある「あの」場所です! 

福山駅から歩いてほど近い場所にあるので利便性が高いだけでなく,こだわりの作品を上映されているオススメの映画館です。 

当日のスケジュールは,以下のような内容で準備を進めています。 

12:30 開場 (感染対策のため,記入いただく参加票があります)

13:30 番組上映『忘れてはいけないこと-認知症受刑者が問いかけるもの-』 

14:30 上映終了・休憩 

14:45 ティーチイン

    「ドキュメンタリーの本質-不可視の存在から見えてくる現代社会」 

    Q&A

16:00 閉会 

新型コロナウイルス感染症の状況によっては,内容を変更する場合がございます。 短い時間ではありますが,皆様のご来場をお待ちしております! 

学科広報Twitterを再開しました!

長らく更新が止まっていた学科広報Twitterを、先週から再開しました!

こちらのブログ更新のお知らせや、学長室ブログのご紹介、そして映画上映会の実行委員からのメッセージをどんどん投稿しています。

映画上映会の準備レポート③

2022年4月29日(祝・金)に,メディア・映像学科では,3年ぶりに映画上映会を開催します。その準備レポートを,映画上映会実行委員の広報がお伝えします!

今回上映する映像は,「地方の時代映像祭2021」でグランプリを受賞した岡山放送(OHK)制作の「忘れてはいけないこと~認知症受刑者が問いかけるもの~」です。岡山刑務所にカメラを持ち込み,刑務所の「いま」を記録したテレビドキュメンタリーです。

映画上映会では,番組を制作されたOHK岡山放送アナウンサー・岸下恵介さんとOHK岡山放送カメラマン・高原信二さんをお迎えし,お二方と私たち実行委員の代表2名とが番組について話し合うティーチインの場を設けます。

しかし,なんと言っても2022年度映画上映会のセールスポイントは,映画上映会では初めての試みとなるテレビドキュメンタリーを上映するということです。

このように新しいジャンルを開拓するだけではなく,2022年度の映画上映会は,映画会実行委員だけが制作者と対話するのではなく,ご来場いただいた皆様にも,ドキュメンタリー映像の視聴を通して感じたことや抱いた疑問などをご発言いただきたいと考えています。そこで,実行委員が計画しているのが,SNSを活用したアンケート回収方法です。こちらはまだ準備中ですが,感染対策をしつつ多くの人の声を集める方法を実行委委員会で考えた結果,生まれたアイディアです。


そして,2022年度映画上映会のポスターはこちらです。

実はこのポスターの配色には,とても大切な意味を込めて広報が作成しました。それは,OHKさんのイメージカラーである「オレンジ色」と福山大学のイメージカラーである「緑色」の2色を掛け合わせて使用することで,これからも産学連携の歩みを続けていきたいという私たちの思いです。

こんな私たちの熱い思いを踏まえて,もう一度ポスターに目を向けていただくと,映画上映会に参加したい!という気持ちになっていただけるのではないでしょうか。

新型コロナウィルス感染症の状況によっては,予定を変更する可能性もありますが,皆様のお越しを実行委員一同,心よりお待ちしております。

新1年生と19号館改装プロジェクト(午後編)

新入生オリエンテーションとして実施した交流プログラムの午前編は,こちらです。今回は,その続きの午後編をレポートしていきます。

お昼ご飯を食べて,しっかりエネルギー補給をした後は,いよいよメインプログラムの19号館改装プロジェクトの開始です。2021年度から始まったこの改装プロジェクトは,メディア・映像学科が入る校舎を「居心地の良い場所」にするために,壁紙を貼ったりペンキを塗ったりしてカラフルにしていく試みです。

ただし,ただ色を塗れば良いというわけではありません。メディアを学び,使い,生み出す表現者を育成する学科だからこそ,メディアの権力作用にも注意を払っています。例えばそれは,色によって「女らしさ」や「男らしさ」を表現することをやめてみたり,ジェンダー平等を達成するために「何色が」誰もが安心・安全な気持ちになれるのか考えてみたり。そうやって「薄暗く」「古く」て「頑強な」メッセージを発する19号館というメディアに手を加えていくプロジェクトです。

2022年度は,2021年度の反省も踏まえて,新しい材料を取り入れました。それは,「手で塗れる漆喰」です。ペンキは引き続き使用しましたが,とにかく昨年度大変だったのは壁紙を貼るという作業。色むらは出ないので仕上がりはそれっぽく見えますが,サイズを調整したり,ピッタリ貼るのはとにかく大変!というわけで,簡単だけどおしゃれに見える漆喰を取り入れることになりました。

まずは,2階〜3階に上がる踊り場の壁と3階〜4階に上がる踊り場を見ていきましょう。

ビニール手袋があれば,誰でも簡単に塗ることができる新アイテムの漆喰で,1年生たちはクラスに分かれてどんどん壁の色を変えていきました。

私たちは,この改装プロジェクトを,19号館を多様性に溢れた環境で学生が生き生き学ぶ「ビオトープ」,あるいは卒業後いつでも帰ってきたい「里海/里山」という考えのもと行っています。去年は海をイメージした青を中心に作業しましたが,今年は山の緑と海と山の上に広がる暖かな太陽をイメージしてピンクを塗りました。

そして4階の映像評価分析実験演習室は,教室の後側の壁を「しとやかな藤の花」という紫色に塗りました。今後,オンラインでオープンキャンパスなどを実施する場合,この壁が映り込むかもしれません。

このように3クラスに分かれて,3ヶ所の色を変更した2022年度の改装プロジェクトは,声の掛け合いがとてもうまくいきあっという間に終了しました。そして,現在1年生はオンライン授業が始まり,それぞれに頑張っています。

ビリビリゲームで誓った4年後に,みんなで一緒に笑顔で卒業できるように,私たち教員もサポートしていきます。

濱口竜介監督、おめでとうございます!

 先月末に開催されたアカデミー賞(第94回)で、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が見事、国際長編映画賞を受賞しました。メディア・映像学科からも、遅ればせながらお祝いをいたします!

 ただいま学科では、3年ぶりとなる映画館での映画会開催に向けて準備が進んでいます。実は、メディア・映像学科映画会では、濱口竜介監督には大変お世話になっていたのです。

 前回、2019年開催の映画会で上映した作品は、監督の『寝ても覚めても』でした。当時、この作品がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されたこともあり監督にとって大変お忙しいタイミングにも関わらず、映画会(学生とのティーチインも!)にご登壇いただけました。そして、監督に登壇いただいたのはこれだけではなく、2013年、第2回の映画会では『なみのおと』で、お越しいただいておりました。これまでのメディア・映像学科映画会で唯一、2度ご参加いただいたゲストが濱口竜介監督です。

 今回のアカデミー賞では国際長編映画賞だけでなく、作品賞、監督賞、脚色賞にもノミネートされていました(日本映画としてははじめて)。ほかにも世界中の映画賞を受賞され、世界の映画人となった監督の歩みを、メディア・映像学科でも共有させていただけたことを、学科一同大変ありがたく感じております。今回の受賞、大変おめでとうございました!!

 

 

映画上映会の準備レポート②

映画会実行委員の広報から,映画上映会の準備状況②をレポートします。

3年ぶりの開催が決まったメディア・映像学科主催の映画上映会。本番を迎える29日までにまだまだやることがたくさん!そこで,今日のブログ記事では,実行委員の仕事をご紹介します。

2022年度の実行委員は役割を3つに分けて活動しています。①渉外,②取材,③広報です。では,それぞれどんな活動をしているのか詳しくご紹介していきましょう。

渉外で活躍しているのは,3年生の廣瀬健人さん(岡山県立勝山高校)と森野巧己さん(私立崇徳高校)の2人です。
2人は,映画会開催にあたってパンフレットに掲載するお祝いのメッセージを頂くため説得力のある依頼状を作成したり,メッセージを頂戴する候補者を迅速にリストアップして委員会のミーティングで承認を取ったり,映画上映会の「交渉役」として活躍しています。2人の見事な活躍でパンフレットの作成からポスター掲載までの様々な作業が驚くほどの速さで進んでいます!

次に取材担当として準備を進めている4年生の落合千尋さん(広島県立三原高校)と松永雪花さん(私立銀河学院高校)です。
2人は,2022年度の映画上映会で取り上げる『忘れてはいけないこと〜認知症受刑者が問いかけるもの』を何度も何度も視聴し,映像に対して浮かんだ疑問や違和感をリストアップし,ティーチインに向けて準備を進めています。この2人が映画会当日に、実行委員の代表としてティーチインの場に立ちます。映像を見ただけではわからない部分を掘り下げるだけでなく,「ドキュメンタリーってなんだろう」という疑問にまで迫ろうとする鋭い質問を準備中です。どんなティーチインが繰り広げられるのか,ご期待ください。


そして最後に,広報は4年生の瀬戸翔太さん(広島県立福山誠之館高校)と3年生の高垣愛加さん(私立盈進中学高校)です。
広報の2人は,ポスターやチラシ,パンフレットなどの販促物の他,新型コロナウィルス感染症対策の一環で来場のみなさまにお配りする参加票を作成しています。使用する色からフォントの種類,そしてレイアウトなどは何度も調整を重ねた自信作です。私たちの制作物によって,「誰かを排除」することがないように配色とフォント選びには時間をかけました。


4月29日(金・祝)の本番まであと14日。
素敵な映画上映会になるよう日々準備中です!
みなさまのお越しを実行委員一同,お待ちしております。

新1年生と19号館改装プロジェクト(午前編)

メディア・映像学科では,2021年度の新入生オリエンテーションから,1年生同士が連帯するためアイブレとチービルのプログラム,そして19号館改装プロジェクトを行なっています。

2022年度の新入生オリエンテーションでは,午前中に新聞紙を使ったゲームを4つ行いました。普段はほとんど新聞を読まない大学生が,この日は血眼になって新聞紙面に目を凝らします。どんなゲームを行ったのか簡単にご紹介していきます。

最初のゲームは,「長さ」を競う新聞ビリビリゲームです。グループに分かれ,1人の持ち時間40秒で新聞紙をビリビリ破き,次の人にパスして最後の長さを競うとても簡単なゲームです。でも,切り始める場所や切る方向,そして渡し方に注意しないと長い1本の紐にはなりません。写真をご覧いただくと,みんな真剣に(でもときどき大胆に?)新聞を切っている様子がわかります。

その後は,「形」を競う新聞ビリビリゲームです。お題は「ゴジラ」と「ピーチ姫」。独創性あふれる作品から,まさにお題を模した作品までグループ一丸となって一つのことに取り組み,緊張が少し解れたかな?という様子でした。

そして午前最後のゲームは,「怪文書」ゲームです。お題の文章を,新聞紙にある文字を使って完成させるというゲームなのですが,これがなかなか見つからない。「そっちに”映像”ってある?」「こっちの紙面にはカタカナの”メ”があったよ」など互いに声を掛け合いながら作業していきました。ちなみに,お題の文章は次の3つ。

①福山大学メディア・映像学科

②我々はバルタン星人だ

③みんなで一緒に2026年3月に卒業するぞー!!

感染対策のため大盛り上がりすることはできませんでしたが,普段あまり触れないメディアを使いながら,メディアで遊ぶ楽しさを伝えました。

そうこうしているうちに,お昼のお弁当が到着し,みんな思いおもいの場所を選んで感染対策に気をつけつつお昼ご飯を食べました。

メインイベントであるDIYは午後に行いました。午後編は,次のブログでご報告します。お楽しみに!

大学要覧2022が完成しました!

メディア・映像学科では,大学要覧の作成に在籍学生が参加しています。

2022年度の大学要覧には,たくさんの学生が撮影&出演に協力してくれました。デジタルパンフレットが公開されたこのタイミングで,オススメページを紹介します!

(↓以下のボックスをクリックいただくと,デジタルパンフレットに飛びます)

P8の「学長から未来をプレゼンテーション」で,大塚学長の対面に登場している女性学生。紹介はありませんが,実はここに学科学生が出演しています。

P14〜P15の「学生から未来をプレゼンテーション02」は,メディア・映像学科の学生がババーンと2ページにわたって登場しています。メディア表現におけるジェンダー平等を目指すメディア・映像学科では,女性表現者の育成に力を入れています。このようにジェンダーバランスを意識した表現者の育成により,メディア制作現場の「当たり前」を私たちは変えていけると信じています。

P42の「感染症対策」で,マスクを装着してオンライン授業に参加している女性学生。紹介はありませんが,実はここにも学科学生が出演しています。

そして,いよいよ!学科紹介のページです。

P62〜P63には,学科で実際に行われている授業に学生カメラマンが潜入し,普段のありのままの授業の様子を撮影した写真が大きく掲載されています。学科では,各自所有のパソコンを使って,ノートをとったり,資料を共有したり,身近なICT教育を実践しています。また,在学生の笑顔が光る学生インタビューも必読です。そして,開講している科目をたっぷり掲載し,バージョンアップしたカリキュラムマップに興味を持っていただけたら嬉しいです。

なお,「学生から未来をプレゼンテーション02」と「学科紹介」のページの写真は,4年生に在籍されている谷本蒼弥さんが撮影してくれました!

メディアを勉強したい!

そんな気持ちを抱かれている受験生の皆さん!ぜひ2022年度の大学要覧をじっくりご覧ください。次回は,大学要覧作成の裏側をちょこっとだけレポートします。