教育実習の参観に行ってきました

こんにちは、うちがいとです。

6月上旬は教育実習のシーズンです(9月にやるところもありますが)。うちの学科からも数名の学生が出身校で教育実習をさせていただきました。今年はタイミング良く、研究授業を拝見することができました。

 

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今回、授業を見せてもらったのは広島県立松永高等学校で実習をさせてもらった三浦正人くんと吉岡瑛作くんの2人。限られた時間の中で説明をしたりノートをとらせたり発表させたりと、それぞれ自分なりに工夫した授業をしていました。今回は2人とも同じ内容を扱っていたんですが、一方は教科書はほとんど使わせず、プリントや発表スライドなどを中心に授業を組み立て、またもう一方は実物投影機で教科書を見せながら説明するなど、指導の仕方に違いが見られて非常におもしろかったですね。

指導を担当して下さったの松永高等学校の三浦先生からも「よくがんばっていた」というお言葉をいただきました。

わずか2週間の実習なわけですが、得るものは大きかったはず。そこで得たものがきっと今後の後輩指導に活かされるだろうと期待しています(´ー`)

 

6/21 岡山のセレクト本屋さん「451ブックス」をお招きしてのトークイベントを行います。

451ブックスこんにちは。阿部です。学外でのトークイベントのお知らせです。

先にご案内しましたように、ただいま、尾道にあります光明寺会館でジン(=マイクロな紙メディア)の展示即売会が行われています。そのジン展の一環で、岡山県玉野市のセレクト本屋さん451ブックスのお二人をお招きし、本やジンなど紙ものにまつわるお話をしていただきます。451ブックスにはこの1年の間に2回ほどおじゃましましたが、倉庫のようなこの建物をつらぬく螺旋階段をぐるっと囲むように本が並んでいて、「こんな本が読みたかったんだよな」という本に巡り合える、とてもすてきな本屋さんです。いわゆる大型書店でははじかれてしまいそうな、レアな本やジンに出会えるのも451 ブックスの魅力の一つです。

本屋さんだけでなくジンも作られている451 ブックスのお二人を尾道にお招きして、451ブックスが岡山にできるまでの話や、昨今の瀬戸内のジン事情についてなど伺う予定です。本やジンに興味がある人、お店をつくってみたいなーと考えている人、どなたでもご参加できますので、今週金曜日の光明寺会館学校にぜひお越しください!

日時:2013年6月21日(金)19:00〜
会場:光明寺會舘
参加費:¥500(ワンドリンク付き)
※予約は不要です。(当日は私も会場で司会か何かをしていると思います。)

光明寺会館学校案内

 

中通小学校の見学に行ってきました!

うちがいとです。

先日、竹原市立中通小学校の校内研に参加をしてきました。この学校には一昨年度の終わりから関わっており、今年で3年目です。校内研とは、自分たちの学校 で設定されている研究テーマに従って「どんな授業だったらいいだろうか」「こんなことを考えてみたんだけど」といったことを検討する場のことです。そのた めに授業を見合ったり、専門家を交えて振り返りをしたりすることもあります。私はそれのお手伝いをしているというわけです。

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さて、今回の校内研にはメディア情報文化学科3年の中根優輝くんも参加してくれました。彼は教員免許を取るための勉強を続けていることもあり、一緒に授業を見せていただくことになりました。

今回は電子黒板を使って、子どもたちに自分たちの考えを説明するというものでした。授業者の先生は講師の若い先生でしたが、子どもたちからいろんな考え方がでて非常によい授業でした。

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一緒に参加した中根くんの感想です。

私は内垣戸先生に同行させていただいて、竹原市立中通小学校の算数の授業を見学させていただきました。私からすれば8年ほど前まで小学生だったこともあり、同じ雰囲気なんだろうか?などと思いつつ、現場に向かいました。

先生からの前情報で、電子黒板を用いて授業をすると伺っておりまして、小学校で使っているのか?と期待しながら、現場に到着しました。実際に授業が始まると、フラッシュおはじきといえばいいでしょうか、一瞬だけ画面におはじきを表示させ、子供たちに注目させていました。私が小学生のころは算数セットの中の おはじき(実物)を用いていましたが、そんなものは一切登場せず、これがICT教育に進んでいる学校なのかと、びっくりさせられました。ICT教育の「授 業の効率化」という面で、おはじきを出したりしまったりなどの、余分な時間を削り、プリントや、電子黒板を用いての、意見や考え方の共有など、思考力・表現力の充実が図られていると感じました。

 

私自身は現場を見る機会というのはあるんですが、学生にはそんな機会はなかなかありません。でも教員免許を取ろうとする学生には重要な学びの場になるのではないかと思ってます。現場を見てみたいけどチャンスがないという学生は、1度僕のところに来てみて下さい。

 

松永の地域プロジェクトで本学科の学生もがんばっています!

福山大学では「プロジェクトM」と称しまして、松永の街に学生や地域のみなさんが集う空間をつくろうという活動が、去年から動いております。今日は松永商店街の中のスペースが開放され、補強工事が終わったばかりの空間で、全学部の学生たちが集まっての公開ミーティングを行っていました。

プロジェクトMのメディア学生写真に写っているメンバーは、プロジェクト・リーダーや広報、ホームページの作成などでがんばっているメディア情報文化学科の学生です。ちょっとアンニュイに写っているのは、朝からの商店街挨拶回りで少しお疲れだったでしょうか。

プロジェクトMの活動については、随時学長室ブログなどでも更新していく予定です。今日の分も早くアップしなくては!

学科活動(何かを制作!)

田中です。
学生の活動について報告です。

本日の5時限目、学科活動日ということで、1年~3年生が集合(他の講座などで全員集合とはなりませんでした)。場所は大学会館のCLAFT教室。
前回までは映画上映企画にかかわる、目的の明確な、活動でした。今回は、(私の勝手な解釈では)集まって何か作ってみよう!という目的のぼんやりとした活動です。
教員側から幾つかの制作のヒント・種を示し、その後、自由に考えてもらいました。

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説明中

3年生のリーダーを中心に比較的大人数のグループから1,2年生ながら2名で制作するコンビ、一人制作と様々な制作集団が、とりあえず、誕生。

制作予定
制作予定

映像、ZINE、写真、ゲーム、、、、と様々。

ZINE?制作予定の学生達へ助言中
ZINE?制作予定の学生達へ助言中

どのようなものが出来上がってくるのか、楽しみです。正規授業のように制作物に評価がつくわけではないので、奇想天外な面白いものができてくるのではないかと。
若手教員制作の”大きいものシリーズ第一弾(ダチョウの卵)”を超える作品の出ることを期待しています。

6/9 尾道・なかた美術館にて批評のワークショップをやります

こんばんは。阿部純です。私の学外での活動の告知となりますが、6月9日(土)に尾道にありますなかた美術館にて批評のワークショップnakata Labs のワークショップ Museum books(ミュージアムブックス)を行います。なかた美術館ではただいま、「感じる光、感じる色彩。 フォーヴと日本近代洋画」と題した企画展示をやっておりまして、ジョルジュ・ルオーの作品が4点展示されています。このワークショップは、そのルオー作品を間近に見ながら、さまざまな批評文をわたしたちなりに読み替えていきましょう、という企画で、尾道出身で東京芸大で美学を専攻されていた津口さんと私が講師をします。下記、なかた美術館のホームページより引用です。

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今回の「Museum books」では、ジョルジュ・ルオーの作品についての文章を「書き直して」みます!

事前の知識や経験は問いません。

講師は、阿部 純さんと、津口在五さん。

お二人は、尾道の光明寺會舘を拠点に、ZINE (ジン=小冊子)を発行する「AIR zine編集室」の中心メンバーです。

ルオーのことをもっと知りたい!という方はもちろん、

卒論などに思い悩んでいる方、

美術館の仕事や、本作り、編集に興味のある方など。

文章や美術批評に対する考え方を深めるような、楽しい実験の場になると思いますので、ぜひご参加ください!

6月9日[日] 13:30~16:00

定員:10名
参加費:1,000円
持ち物など: 筆記用具、はさみ、色ペンなど
対象:中学生以上

ご予約:0848-20-1218

美術館展示室内で文章を書くなんてなかなかない経験と思いますので、お誘いあわせのうえご参加ください!

 

そしてそして、この前日の6/8には尾道のアーティストインレジデンスの拠点となっている光明寺会館でもキックオフイベント「会話のはじまりの会議」があります。今年は、鳥取・鹿野、徳島・神山との3拠点連携企画としてアート・プログラムが走っていて、その活動の最初のイベントがここ尾道で開かれます。こちらでも私はドキュメンテーションを担当しています。(学生のみなさんの中で、地域活動やアートに興味のある方がいらっしゃったら、ぜひ一緒にやりましょう!!)

同日から開催される小さなメディア=zine circus 1展も尾道初開催ですので、ご都合のよいときに遊びに来てくださいね。こちらでは、私が尾道のひとたちとつくったzineを即売展示します。他にも学科関係者の方々のzineが展示されるかも…?その際はまたお知らせします。

映画上映会当日の様子が、読売新聞に掲載されました

5月20日付の読売新聞備後版に、『なみのおと』上映会当日の様子が掲載されています。カラー写真つきです。よかったですね!

「大津波 それでも暮らす 三陸ドキュメンタリー 福山大生が上映会」, 読売新聞備後版, 2013年5月20日.

5/15 岡山放送見学へ

少し前の話になりますが、福山大学開学記念日の5月15日に、マスメディア論の授業で来てくださっている岡山放送の見学に行ってきました。去年から2回目となります。今日はそのご報告です。

見学内容

今日の見学の説明岡山放送の隅田さん(左)とマスメディア論の授業にも来てくださっている奥原さん(右側)から、今日の見学の内容について説明を受けました。今回は、報道スタジオも見せていただけるということで、

報道スタジオぞろぞろとみんなで入ってみました。そして、

岡山放送アナウンサー普段夕方のニュースの時間に、報道スタジオに入られている岡山放送アナウンサーの淵本さんにスタジオのことをご説明いただきました。なんと素敵な方なの!と一気に静まり返るスタジオ内…笑

報道スタジオ2

報道スタジオ3

報道スタジオ4淵本アナウンサーに実際に原稿を読んでもらいながら、真上と目の前のカメラとがどのように連携しているのかについて話していただきました。岡山放送の場合は、スタジオの中でアナウンサー一人で入ってニュースを読まれることもあるということで、「スタジオの中は淋しいですが、カメラの向こうに何万人もの視聴者のみなさまがいることを思いながらニュースを読んでいます。」とおっしゃっていたのが印象的でした。

副調整室その後、14:58からの生放送番組「エブリのまち」の撮影風景を見学しました。副調整室では秒刻みで番組が作られ、修正されていく時間を体感し、

エブリのまち見学スタジオではいままさに目の前で撮られているという緊迫感のなかで臨機応変に対応されるアナウンサーの方々の手腕をしかと見てまいりました。

ちょっと出演番組の最後にちょこっと出演させてもらえることになり、みんなで並んでカメラに向かって手を振ります。どなたか観られた方はいらっしゃいましたでしょうか…?

 

 

 

質問タイム見学の後は、「エブリのまち」出演者の方とプロデューサーの方とに来ていただき、学生との質問時間です。

質問タイム2「副調整室にいたあの人は何をやっていたのか?」「去年とスタジオのカメラ配置が変わっていたが、それはどんな意図でやっているのか」「出演者が話をする企画はどういう風に進められているのか」などの質問に丁寧にこたえていただきました。いくつものスタジオを見学し、出演者の方々と交流しという、あっという間の2時間半でした。岡山放送のみなさん、どうもありがとうございました!!

今日のマスメディア論の授業では、アナウンサーの方に来ていただいてのリポート番組制作も行われていたようです。

撮影の様子

上映会大学内のオススメの場所を3分の番組にする、という課題で、突撃リポートする風にするグループや、カット割りをしっかり入れ込んで情報を盛り込んだグループなど、企画・撮影2時間の編集なしという条件下でやったものとしては、どれもおもしろく出来上がっていたように思います。「たった3分の映像を撮るのに、こんなに時間がかかるとは」といった声も聞かれ、撮る側・送り手の気持ちが少しでも体感できていたらうれしく思います。

 

 

 

 

 

濱口監督と映画会に関わった学生からのコメント

新年度に入ってからというもの、『なみのおと』映画会に向けての準備やら何やらで慌ただしくも充実した時間を過ごしてまいりました。学科ブログも気づいたら、映画会のことばかりになってしまいましたが、映画会メンバー学生を中心に学科全体でつくりあげたとてもよい会だったと思います。濱口監督や会の運営に関わった学生たちから感想コメントをいただいていますので、そちらを紹介しながら5月12日の会を振り返りたいと思います。

新生 福山駅前シネマモード

●今回の映画会では学科のfacebookページを使って広報をするという試みをし、どのような情報を挙げていくかなど差配してくれていた4年生の李さん。上映会当日5月12日は、2008年の四川地震が起こった日でもあり、特別な日にこの会を行うことになりました。

今回の映画会は様々な方々のお陰で成功したと考えています。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。映画会などを企画することにずっと憧れていました。実際にやってみていろいろ難しかったですが、先生の指導やメンバーの協力でなんとか乗り越えました。留学の最後の一年で、このような経験をさせてい頂いて本当に有り難うございました。

 

濱口監督との顔合わせ濱口監督と初対面の学生のみなさんも、監督が気さくな方とわかると一気に空気がほどけ、上映の裏側での監督との打ち合わせは終始和やかに(ほぼ歓談で?)進みました。みんなが笑っている中でも、司会の花村くんは台本にくぎ付けになり、言葉を最後の最後まで書き続けていたのが印象に残っています。

●次にご紹介する感想は、学科活動日でこの映画会の活動を知って「お手伝いしたいです!」と真っ先に手を挙げてくれた1年生の森さんです。打ち合わせの場を活発にしてくれました。

今回の企画に参加したのはちょっとした好奇心からだったのですが、いつの間にか私の中でこの企画の存在はとても大きなものになっていました。無事に上映会も終了し、皆さんの笑顔を見てとても有意義な時間だったと再認識しました。これからも何かあれば宜しくお願いします!

 

ティーチインの様子今回の会の副題にもありますが、「震災を撮ること、聴くこと」について考えること、これがティーチインの中でも中心となったところでした。今となっては「震災直後」と言える、2011年5月に濱口監督が被災地に入ったときには、「もうすでに大事なことが起こってしまった後で、撮る人間としては出遅れた感があった」というのは、前に新聞記者の方からも聞いた言葉です。津波で流れた物を見て「ただのモノとなってしまった」この状況をいかにして後々まで残していくかということを考えたときに、対話式、対面式のインタビュー記録を残すことを選んだのだそうです。「この場所にどういう人がいたのか」の記録が100年残るように、何があったかの風景だけでなく、土地の人の語りとして撮っていこうということを考えたとのことでした。

小津作品のことも引き合いに出しつつ、インタビュイーを正面から撮るカメラワークについても種明かしをしていただきました。スクリーンの中から、対峙するように語られる震災の記憶たちは、映画館という音響環境も手伝い観る側にまっすぐに届いてきます。冒頭に三陸津波の教訓を伝える紙芝居をもってきているのも、紙芝居のような映画が始まるという宣言として選んだとのことで、紙芝居という記録伝達メディアを引き継ぎつつのこの作品なのだということだったのだろうなと思いました。『なみのおと』の共同監督である酒井耕さんと濱口さんとの間の「対話」、特にお互いの「故郷」に対する感覚の違いがあったからこそ、「声を聴き取ること」の深みが増してきたとのお話もありました。司会の2人が濱口監督の言葉を丁寧に拾いつつ、遠くの地で起きていたことを「聴く」、とてもよいティーチインだったと思います。

●ティーチインで持ち前の司会術を見せてくれた3年生の岡本さんは、仕事もとてもはやく、大学内研究室や福山・尾道界隈をまわっての広報活動にもがんばってくれました。

今まで映画を映画館で見ることが少なかったのですが、映画会を通して映画館でみることの臨場感や独特の雰囲気を味わうことが出来ました。同時に、イベントの司会を務めさせていただくことで人前で話すことの経験になったと感じています。
このイベントが成功したのも、学科の学生や大学の先生の方々、そしてご来場いただいた皆様のおかげと感じています。ありがとうございました。

ほっとしましたね!●今回、企画構成や当日の司会にと、慣れない作業に四苦八苦しながらも、最後には力を存分に発揮してくれた4年生の花村くんです。打ち上げの場では、大役を果たしてほっとした表情を見せていました。去年の『ハッシュ!』上映会をやっていた1年上の先輩たちを近くで観ていて、今回の企画に立候補してくれたようです。

監督もティーチィンで仰っていましたが、映画イベントで上映した『なみのおと』を見た方が、「何か」を感じれたら私は今回のイベントは成功だと思います。ご覧になった方の感じることは、それぞれあるだろうと思います。ポジティブな意見やネガティブな意見もあるだろうと思いますが、私は、それを全て含めてそう思います。そこから、何かが生まれたり、見た方の中で続いていくのではないかなと考えています。また、映画イベントを行う過程の中でイベントを実行することの難しさを実感しました。私をサポートしてくださった方々に感謝したいです。ありがとうございました。今回のイベントも今後、学科の一つの文化になればうれしいかなと思います。

 

授業の様子①上映会後の5月13日には、私が担当する「メディア文化論」の授業の中で、濱口監督に講義をしていただきました。『なみのおと』とリュミエール兄弟の映画の”最初”と言われる『工場の出口』などの作品、そして『はじまり』という濱口監督が撮られた13分のフィクション作品を題材に、「待つ演出」「仕掛ける演出」についてお話いただきました。

授業の様子②学生の感想の中には、「映画館で観るのと、講義室で観るのとは同じ作品でも印象が全然違った」といった声や「監督をやられている人のお話を聴くのははじめてで、普段と違う気持ちで聴いていたが、画面の向こう側の人の考えがわかった気がします」といった声も上がり、いつもと異なる言葉の使われ方に戸惑いつつも新鮮な気持ちで話を聴いていたようです。

また次の機会に!

準備の時間のわりに、あっという間に過ぎてしまった2日間でありました。最後に、濱口監督よりコメントを頂きましたのでご紹介します。

率直に言って、福山でこんなにも多くのお客さんに出会えるとは思っていませんでした。阿部さんや学生の皆さんの努力のおかげと思います。ありがとうございました。トークショーも、花村くんの質問が一番最初は、どこか台本を読んでるようなところがあったと思うんですが、それがやるうちにだんだんと変化して来て、質問/応答というよりは、会話になってる部分がちゃんとあったように思っています。そうなってからはとても話し易かった、というのが正直なところです。講義に出させてもらって、改めて質問のない中で話すことはとても難しいことだと感じました。よい質問をもらえたとき、人に自分の言葉が届いていると実感できたときに言葉自体が自分で生き出しているような感覚でしゃべることができます。僕は単にしゃべったのではなく、阿部さんや学生の皆さんが作ってくれた状況や、花村くんにしゃべらされたのだと思います。それは心地のいい体験でした。自分の興味や関心が、人に力を与えることがあるのだ、とこの機会に実感してもらえたら、そしてこれからも自信を持ってそのことを続けてもらえたら僕としては嬉しいです。本当にありがとうございました。今度は新作を携えて、福山にお訪ねする機会を作りたいと思っています。
また、そのときに。本当にありがとうございました。

 

「よい質問をもらえたとき、人に自分の言葉が届いていると実感できたときに言葉自体が自分で生き出しているような感覚でしゃべることができます。」よい作品に出会った時、観る側もしっかりそのことを声に出していかなければ連鎖は生まれません。今回の映画会が、『なみのおと』へのひとつの応答となっていたらうれしいです。また近い機会に映画のお話を聴かせていただきたく思います。濱口監督、みなさま、本当にどうもありがとうございました!!

 

 

『なみのおと』映画会、大盛況のうちに終了しました!

昨年11月より水面下で企画を進めておりました、福山駅前シネマモードでの『なみのおと』上映会は、100人ものお客さまに見守られる中、大団円をむかえることができました。会の開催にあたってご協力くださいました濱口竜介監督、福山駅前シネマモードの岩本さん、福山大学の事務方のみなさま、学部学科のみなさま、そしてご来場くださいましたみなさまに厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました!!

濱口監督との打ち上げ

映画会の内容については、後日改めまして映画会メンバー学生のコメントともにたっぷりとこちらで報告することにいたしまして、余韻に浸り中の今日は、昨日の打ち上げ時に撮った写真にて失礼します。(写真:真ん中の青いシャツの方が濱口竜介監督です。)みなさんの笑顔のあふれる、とてもよい会となりました。お疲れさまでした!!