文化フェスタ2012に行ってきました

更新頻度の低い講師Wです。今日は福山大学宮地茂記念館で開催された、

福山大学人間文化学部 文化フェスタ2012
「げんきの樹―和と輪、つながる時代―」

を見に行ってきました。本イベントの詳しい内容はこちら

案内の張り紙です。本当は記念館の外観をバーンと載せたかったのですが、またもや写真を撮るのを忘れてました、、、(´・ω・`)

開会のあいさつをする人間文化学科の学生さん。本イベントは人間文化学科の学生さんが運営しています。

 

最初のプレゼンは心理学科。コント形式で心理学をわかりやすく説明してます。こういうお笑い路線は失敗するとダダすべり状態になってしまう危険性があるのですが、みなさん何となく慣れた感じですごく面白かったです。

人間文化学科の学生さんは初音ミクのことを話してました。オジサンには良くわからない分野です。(´・ω・`)
初音ミクといえば、ゼミの学生さんが持っていた初音ミクの音ゲーをやったことがあるのですが、曲自体を全く知らないので速攻でゲームオーバーになった苦い経験があります。瞬殺されました。ビートマニアの100倍くらい難しかったです。あ、本題からずれました。(^_^;)

メディアの学生さん登場。AC公共広告CM学生賞で奨励賞を受賞した報告です。自分の学科の学生さんのプレゼンなのでこちらも緊張します。緊張しすぎて写真がすべてブレブレでした。( ̄□ ̄;)!!これが一番マシな写真なのです。

しばし休憩をはさんで今度は高校生のみなさんが登場です。

 

銀河学院高等学校の生徒さんによる箏と尺八の演奏。フォルクローレの代表曲「コンドルは飛んでいく」などを披露してくれました。「コンドル~」は僕が好きな曲で、和楽器での演奏が新鮮で良かったです。

箏の演奏に乗せた書道のパフォーマンスもありました。超巨大な筆で書かれる文字はすごかったです。学が無いので何がどう凄かったかを表現できないのが残念ですがとにかくすごかったです。

福山市立福山高校の生徒さんはハワイのマウイ島の生徒さんとの交流に関する報告をしてくれました。前半の大学生に負けない、というか大学生より上手なプレゼンテーションでした。

トリは人間文化学部長位藤先生による「古典の話」。前半の「初音ミク」の発表を受けて、初音繋がりで源氏物語の話に持って行く流れは匠の技でした。

参加した方々、お疲れ様でした。

マカロン

講師のWです。「最近、全然ブログ書いてないじゃないですか!」と学生さんに怒られました。ネタが無いんですよ!それに記事は全身全霊を込めて数時間かけて書くので疲れるんですよ!

さて本日、Wゼミの学生さんにマカロンを差し入れしました。いや、差し入れというよりも買わされた・買うように恫喝されたという方が正解かもしれません。以前、ゼミでマカロンの話が出たことは覚えてます。食べたことないなー、と話したのも覚えています。でも買ってくるとは言ってません。たぶん。

なのにマカロンの話題の出た翌週のゼミで、

学生A「先生、マカロンは?(^o^)」
W「は?何のこと?」
学生B「先週買ってくれるって言ったじゃないですか!( ̄△ ̄#)」
学生C「言った。言った。」
W「いや、そんなことは言ってないと思うけど、、、、言ったかな、、、すいません。忘れてました(´・ω・`)」

という感じで、ゼミ生全員がグルになって僕が「買ってくる」と言ったことにされたのです。( ̄□ ̄;)!!

しぶしぶマカロンを買いに行きました。店がおしゃれでおじさんには入りにくい
。おまけに店に置いてあったサンプルが想像よりはるかに小さかったのでつい、
「え?これって実物大ですか?」
とつまらないことを聞いてしまいました。
店員さんの「そうですけど?何か?」という返しが冷たかったです。
でもこのサイズで一個200円オーバーってどうかと思う、、、(-_-;)

マカロンvsチロルチョコ

チロルチョコと比較

マカロン

全種類ください、と言って買ってきました

甘くて非常においしかったです。

ところで今日、WゼミのボスのKJさんが遅刻してきたのですが、ゼミ生全員、

「KJさんが来るまでこれに手を付けるのはやばい。一番先に選ばせないと怖い」

ということで彼女の到着をじっと待っていました。どうやったらああいう「威厳」を持つことができるんだろう?

『ハッシュ!』上映イベント、大成功でした!(7/7)

助教の阿部純です。こちらでも何度かお知らせしてきました、メディア情報文化学科の学生たちによる橋口亮輔監督をお招きしての『ハッシュ!』上映イベントは、たくさんのお客さんにも支えられ、おかげさまであたたかい時間をつくることができました。橋口亮輔監督、シネマモード岩本さんはじめご協力いただきましたみなさま、本当にどうもありがとうございました。

少し時間が経ってしまいましたが、当日の司会を務めた4年生の奥田さん、岡本くんから感想をもらいましたので、それらとともにこの会を振り返りたいと思います。

こちらが会場のシネフク シネマモードです。『ハッシュ!』上映会は地下の劇場で行われました。

12時半開場ということで、12時過ぎから学生たちも緊張の面持ちでスタンバイです。Tシャツはシグロさんから2001年上映当時に売られていたものを送っていただきました。

13時から上映が始まると、学生スタッフは裏に移動し、上映後のティーチインについて最後の打ち合わせをしました。前任の飯田先生も駆けつけてくださり、時折笑いもこぼれるのですが、やはりいつもとは異なる緊張感が。。

14時過ぎには橋口監督も到着され、今日のスケジュールについて台本をもとに説明します。橋口監督は学生たちの緊張をきづかってか、今日のことや学生たちの私生活(?)について気さくに質問してくださり、少しずつ本番に向けて気持ちが高まっていきます。

奥田さん:監督が控え室に到着された時、メンバー全員に緊張感が走りましたが少しずつお話していくうちにとても優しい方だとわかりました。

そして15時半、いよいよ本番です。RMのメンバー3人が自己紹介をした後に、この会の主旨を奥田さんの方から説明します。

橋口監督を壇上でご紹介し、さっそくティーチイン開始です。岡本くんの方からまずは「映画について」の質問を。公開当時の社会背景や映画の反響について、登場人物のキャラクターの濃さや作品中の細かい仕掛けについてひとつひとつうかがっていきます。橋口監督は、時折笑いを挟みながらまるで昨日のことのように、役者さんひとりひとりのことはじめ映画制作当時の話をしてくださいました。『ハッシュ!』の違うバージョンの台本の方が先にあったことや(『ハッシュ!2』として制作されるかも?)、オランダのゲイカップルと女の人の家族の形がもとになってつくられたこと、オランダでは国民の25%が同性愛者でオランダの議会はそれを無視できなくて・・・といった話など、映画のコントラストをつくるあらゆる要素の話を伺うことができました。

奥田さん:緊張状態がずっと続くと視界が歪むことを初めて知りました…。壇上で監督のお話に感動して何度も泣きそうになってしまいました

表現者の方の作品への思いの強さ、そして家族や人との向き合い方の機微・・・監督のお人柄と言葉とに心が吸い寄せられ、あっという間の1時間でした。

休憩時間中に会場のみなさんからいただいた質問を後半に読んでいく際に、学部長の位藤先生にもご登場いただきました。マイクなしでも会場に響き渡る映画の感想、さすがでした。(位藤先生にご登場いただくのは、前打ち合わせの時点で決めておりました!)

上映会終了後には、監督と学生たちとの懇親会をシネマモードの方に開いていただきました。無事に任務を終えてほっとした表情で、「あーーーー緊張したけど、楽しかった!」とは奥田さん。本当にお疲れさまでした!

懇親会では、学科の教員やゼミ生たち、シネマモードの岩本さんも交えて映画談議となりました。「いまの人も古典と言われる映画でいいから、ちゃんと観ましょうね」と橋口監督。『二十四の瞳』や三島由紀夫の作品についてなど、場外戦もまたとても熱い時間となりました。

懇親会の最後に監督から名前入りのサインもいただきました!これは家宝(学科宝?)として、19号館に飾っておきたいと思います!!

今回、学生のがんばりはもちろんのこと、シネマモードのみなさま、学部の先生方にも多大な協力をいただきまして、筆舌に尽くしがたいすばらしいイベントになりましたこと、とてもうれしく思っています。学生たちが小学生だった頃の日本社会を想像しながら、映画が支える文化のあり方について必死に考えた3ヶ月でした。今回のイベントを通じて、セクシャルマイノリティについて、そして福山という地域について再考する、その入口に立つことができた気がしています。今後ともわたしたちの活動をあたたかく見守ってくだされば幸いです。それでは、最後に司会の2人からです。

岡本くん:当日は、著名な映画監督にお会いできるということで、とても緊張していました。トークイベントという今までに経験したことのないイベントということもあり、お客様に楽しんでいただけるか不安でしたが、ステージで監督と楽しく話すことができ、客席から笑い声も聞こえてきたりして、うまく終えることができたのかなと思います。橋口監督からもとても興味深い話を聞くことができ、とてもよい経験をさせていただきました。

奥田さん:3ヶ月ほど事前準備をしてきましたが、終わってみればあっという間でした。たくさんの方の支えがあってイベントを無事終えることが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。はじめはなにから手をつけていいのか全くわかりませんでした。飯田先生や阿部先生、そしてシネマモード支配人の岩本さんに些細なことでも相談しアドバイスを何度も何度も頂いて、少しずつ出来上がったように思います。記者の方にお話をすることで、改めて企画の意図や自分の考えを見直すことができました。たくさんのメディアに取り上げて頂いてとても光栄でした。今後の人生でこんなに取材して頂くことなんてもうないんだろうなぁとしみじみ思っています。これから先、もう二度はない経験を出来て本当に良かったと思います。学生生活最後の年にとてもいい思い出が出来ました!『ハッシュ!』の映画を通して、家族や友人など、人とのつながりというものを改めて考えるきっかけになりました。当たり前だけれど普段は忘れがちな、家族って、愛情ってなんだろうということを考えさせてくれる、そんな映画だと思います。イベントに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

オープンキャンパスがはじまります

いよいよ今週末から、今年度のオープンキャンパスがはじまります。
学長室ブログでは、準備の様子が伝ってきます。
これにあわせて電車内の広告やテレビコマーシャルも始まっているそうですが、ご覧になられた方はいらっしゃいますか。
オープンキャンパスは、福山大学のキャンパスを実際に見て体験できる機会です。
メディア情報文化学科でも施設見学や模擬授業などのプログラムを用意しています。
さらに今年度は、メディア情報文化学科の学生が全体説明などで活躍する予定です。
ぜひお越しください。

今年度のオープンキャンパスの予定

  • 7月14日(土) 見学会
  • 7月22日(日) 体験入学会
  • 8月19日(日) 体験入学会
  • 9月1日(土) 見学会
  • 10月20日(土)・21日(日) 三蔵祭

くわしくは下記をご覧ください。
メディア情報文化学科のオープンキャンパス

卒業生インタビュー(三井生命株式会社 紙屋さん)

– 現在の仕事内容を教えてください。

生命保険の営業をしています。お客様の人生設計(就職、結婚、出産、子供の自立など)に沿った保険商品の販売をし、お客様やお客様の家族の方たちの一生に関わっていく仕事です。

kamiya

 

– 現在の仕事に就こうと思った理由は?

最初はこの仕事に就こうだなんて全く考えていませんでした。ですが、営業部の方々の話を聞いているうちに保険の販売の仕事というのはその場限りのものではなく、お客様自身やお客様の家族の方たちに深く関わっていく仕事だと思いました。保険の仕事ほど他人に深く関わる仕事はないと思います。

– 学生時代、どのようなことを中心に学んできましたか?

学生時代は制作系のものを中心に学んできました。CG制作や映像制作などを学び、卒業研究としては携帯アプリケーションを利用したオンライン学習級材の開発に取り組みました。

 

– 大学で学んだことで、今、役だっていること、活きていることは?

特に特定のどれかということはありませんが、制作系の授業でのプレゼンテーションです。他人に対して自分が作り出した物はどういうものか伝えることは、今の仕事であるお客様に対して提案した保険がどういうものであるか伝えることと変わらないと思います。

 

– 福山大学で学んでよかったことは?

学習環境が良かったと思います。バーチャルスタジオの設備があり、実際に映像制作をするにあたって自分たちでできることの幅をひろげて制作にあたることができました。色々な設備や機材が揃っていることで、何かをやりたいと思ったときに実行することができるのでとても助かりました。もちろん設備や機材だけでなく、先生方も専門家がそろっているので安心して作業ができました。

– 福山大学を目指す高校生にメッセージをお願いします。
高校生のみなさん、受験勉強頑張っていますか?将来の夢や目的をもって勉強に取り組んでいる人、特に目的意識のないままとりあえず大学を目指している人、その人自身に何か思うところがあって大学を目指していると思います。勉強は大変だと思いますが、これからの自分のために頑張ってください。そして福山大学で色々な経験をし、これからの自分のために生かしてください。
-後輩へのメッセージをお願いします。

福山大学で学んでいるみなさん、自分自身のやりたいことを目指して色々なことを勉強していますか?やりたいことが分からない人も学生生活を楽しんでいますか?将来どうしていいか分からない人もいらっしゃると思いますが、今を楽しむことも大切です。学生である今しか楽しめないことを存分に楽しんでください。

 

 

東京のローカルTV局TOKYO MXの方とスカイプでつなぎ、お仕事のお話をうかがいました

こんばんは。助教の阿部純です。本日の3年生のゼミの時間に、TOKYO MXの制作部でお仕事をされている丹波さんとスカイプでつなぎ、テレビ局の組織の話や番組制作に関わる話、デジタル時代のテレビの話などをうかがいました。

丹波さんは、阿部の高校の後輩ということもあって、急なお願いだったにもかかわらず二つ返事で了承していただき、今回、職場研修の試みの一つとして実施しました。実際にテレビ局に行くわけではないのでどのような時間になるかと思いましたが、はじめは緊張していた学生たちも、半分を過ぎるころには「もう一つ、いいですか」と次々と質問をするようになり、スカイプでつないでの懇談会の可能性を感じた一時間でもありました。

東京の半蔵門にあるTOKYO MXの一室で「裏は皇居なんですよー、スカイツリーも見えます」と、さながら東京ツアーのような案内から始まり(残念ながら画面越しにはぼやっとしか見えませんでしたが…)、公共のテレビ局とはといった話から、テレビマンの1週間についてやよりコマーシャルな話、そして(カウンター)カルチャーとしてのテレビメディアの話にいたるまで、台本が用意されていたかのようにつるつると話が進んでいきます。TOKYO MXの番組を観たことがある学生もいて、その話で盛り上がる一幕も。就職活動についての話や世界のメディアとの関係の話など、学生たちの興味関心に沿った話も聴けてとても有意義な時間となったようです。

これからも機会を見つけて、今日のように学外のおもしろい方々とつなぐ会を設けていきたいと考えています。

丹波さん、お忙しいところ時間をつくっていただき、そしてそしていろんな示唆の富むお話をありがとうございました!この続きもまたどこかで。

 

エフエムふくやまに出演しました!(2012年6月28日)

こんにちは。助教の阿部純です。

メディア情報文化学科4年生の奥田さんと岡本くんが、エフエムふくやま レディオBINGOの朝の番組「GO!GO!B びんご~」に出演し、7月7日にシネマモードで開催される『ハッシュ!』上映イベントへの思いを語りました。7:50からの7分間、「自分が何を話しているかわからなくなるくらい緊張しました」と言いながらも、映画イベントの背景や現在の心境などきちんと話せていたのではないかと思います。この放送は、エフエムふくやまのホームページからウェブラジオとしても視聴可能だったので、私はiPhoneからつなげて下記のような形で聴いておりました。

イベント開催まで10日を切りました。まだまだ当日のご予約受付中ですので、シネマモードのブログ記事をご覧ください。当日のご来場を心よりお待ちしております!!!

6月19日付朝日新聞(備後版)に来月の映画イベントの取材記事が掲載されました

助教の阿部純です。来月7日に福山のシネマモードで開催予定の映画『ハッシュ!』上映イベント、準備の様子が本日の朝日新聞で紹介されております。

朝日新聞デジタル:”性と生”映画で語る

http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001206190001

当日の橋口監督とのティーチインに向けて、ゼミの時間に映画を観ながら、登場人物の設定や映画の背景などについて改めて思うことを話し合い、『ハッシュ!』上映当時の社会背景の調査なども含めて準備を進めています。先週はシネマモードの岩本さん、立命館大学の飯田さんと一緒に、当日の会の構成について最終打ち合わせをしてきました。当日の進行をつとめる学生たちも、学内の研究室をまわって広報活動をしながら、今回のイベントについて意見を聞くなど積極的に動いています。

今月中にシネマモードで予約いただければ、割引の料金でご覧になることができます。みなさま、お誘いあわせの上ぜひご来場ください!!

http://blog.goo.ne.jp/cinemamode_2000/e/9666902ba2462f54c74aa6a964c647b3

卒業生インタビュー(齋藤 千絵さん)

卒業生の齋藤千絵さん(2012年3月卒業)にインタビューをおこない、大学生活を振り返ってもらいました。

-現在の仕事内容を教えてください。

デザイナーをしています。

ポータルサイトを運営しており、そのなかで私はWebやDTPなど、デザイン全般の業務を手掛けています。具体的な内容としては、クライアント様が使用する広告媒体(DM、名刺など)の制作、ポータルサイトの企画・制作・更新、クライアント様に向けた営業提案書の作成などを行っています。

-現在の仕事に就こうと思った理由は?
もともとデザインか映像を仕事にしたいと思ってこの学科に入学したのですが、大学で初めて広告について学び、「カッコいいな」と思ったのがきっかけですね。

制作したものをクライアント様に喜んでいただけると「この仕事に就いてよかった!」と心の底から思います。何より自分たちが行った仕事で人が動き、お金が動き、地域が活性化するということに喜びと達成感を感じます。

-学生時代、どのようなことを中心に学んできましたか?
ひとつめは、デザイン制作と映像制作。
課外活動で県内の高校の広報用映像を制作したり、小学生対象映像制作ワークショップを行ったりと、講義で学んだことを課外活動で活かしました。ここで得た技術や知識、経験は現在の仕事にも大変役立っています。

ふたつめは、ソーシャルメディアについて。
大学2年のときに「Google」、大学3年生のときには「twitter」や「Facebook」が大きな話題となっており、私たちの生活を取り巻くインターネットに関心を抱くようになりました。そのなかでも特にソーシャルメディアに関心があったので、事例を調べたり、本を読んだりしながら研究しました。

好きなことをとことん追究できるのがこの学科の魅力だと思います。

-大学で学んだことで、今、役だっていること、活きていることは?
まずは即戦力となることを学べたこと。
デザインの仕事は編集ソフトを扱えることが前提なので、画像編集や動画編集、Web制作の技術や知識はいちばん役に立っています。

そしてなにより、4年間学科教授に言われ続けた「誰に、何を、どのように伝えたいか」という言葉が活きています。在学中はあまり気に留めていなかったのですが、就職した今、その意味が少しだけ分かったような気がします。

私たちは「広告」を「代理」する仕事をしています。まずはクライアント様に気に入っていただけるものをつくり、そしてそれがカスタマーにとって「これがほしい!」と思えるものでなければならない。そのためには商品やサービスの持っている魅力を最大限に表現し、アピールしなくてはいけない。どんな仕事もそうですが、そこには信頼関係も責任もお金も発生しています。

デザイナーは確かにクリエイティブな仕事ですが、自己満足で終わらないように気を付けています。制作の際はいつも、クライアント様やカスタマーがどんなものを求めているのかをいちばんに考えています。もちろん、そのなかにオリジナルのアイデアを盛り込んで、もっといいものをつくれるように頑張っています。
クライアント様やカスタマーの喜ぶ顔を想像すると、やる気がでてきます(笑)。

-福山大学で学んでよかったことは?
人と会うことが好きになったこと。
大学では、魅力的な友人、尊敬できる先輩、信頼できる先生方に出会い、とても刺激になりました。また、ゼミの先生や学部のつながりでワークショップの企画・実行を行ったり、地域の交流会や学生主催のイベントに参加したりする機会が多くなりました。そこでは年代も職業も考え方も違う多くの人々に出会いました。

そのなかで学んだのは、ひとつの物事をいろんな角度から見つめるように心掛けるようにすること。
例えば自分と異なる意見を持っている人と出会ったとき、ただ「この人とは意見が合わないな」とだけ思うのではなく、「どうしてこの人はこんなふうに考えるのかな?」と掘り下げて考えてみます。そうすると、その人が言わんとしていることが想像でき、さらには新しい発見につながることもあります。

まずは人の声に耳を傾ける。
仕事を通して出会う人々は、クライアント様であれ、カスタマーであれ、社内のスタッフでさえ、一人ひとりが異なる考えを持っています。本当にいいものとは、多様な意見が混じり合い、ぶつかり合いながら、次第に形成されていくものだと私は考えています。

-福山大学を目指す高校生にメッセージをお願いします。
これを読んでいる高校生のあなたは、今、どんな将来を思い描いていますか。

正直、現時点でははっきりとした将来のビジョンを持つのは難しいですよね。たぶんほとんどの人がそうだと思います。私もそうでした。

今はいろんな迷いや不安があると思いますが、まずは自分の関心のあることにどんどんチャレンジしてください。そしてそのなかでも「これだけは誰にも負けたくない!」と思えるものを見つけ、大学生活の4年間でしっかり極めてください。

-後輩へのメッセージをお願いします。
学科名にも入っている「メディア」や「情報」という言葉はいろんな角度からの捉え方ができますよね。
学科のカリキュラムである「デザイン」「社会学」「教育学」「ネットワーク」は一見関連がないように見えますが、実はお互いがとても深いつながりを持っています。どんなことでも食わず嫌いにならず、少しでも関心のあることにはぜひ取り組んでみてください。

そして大学の講義だけにとどまらず、それを実生活や課外活動に活かし、学んだことを自分のモノにしてください。

※2012年6月上旬現在。

「第7回高校生CMコンテスト」開催のお知らせ

メディア情報文化学科では、今年度も「高校生CMコンテスト」を開催します。高校生CMコンテストは、今年で7年目を迎える高校生対象のコンテストで、参加高校と応募作品数が年々増加しています。高校生が制作したCM映像やアイデアを、プロの広告クリエーターが審査するユニークなコンテストです。今年も全国の高校生から多くのご応募をお待ちしています。

高等学校の先生方へ、国語科、情報科、美術科などの授業や、クラブ活動などで、コンテストへの応募をぜひご検討ください。
高校生のみなさんへ、個人やグループで応募できます。アイデアだけでも応募OK! 気軽にチャレンジしてください。

コンテストの詳しい情報は公式ページをご覧ください。コンテストの情報は随時更新し、こちらのブログでもお伝えします。

高校生CMコンテストは、映像メディアに対する高校生の豊かな感性を開花させ、その才能を支援することを目的として、福山大学人間文化学部メディア情報文化学科が毎年開催しています。

今回のテーマは、あなたの「まち」を全国にアピールしよう!です。他の地域の人には知りえない地元の魅力で人を惹きつけ、その「まち」に行きたくなるようなCMを考えてください。

応募締切
2012年9月15日(土)消印有効

高校生であればどなたでも応募できます。個人・グループを問いません。あなたの作品をお待ちしています。

部門
映像作品の部: 撮影・映像した15秒か30秒の映像作品
企画コンテの部: CMの企画と絵コンテ
広告コピーの部: 地域の魅力を凝集して伝える短いフレーズ

第7回高校生CMコンテスト2012
http://www.fukuyama-media.jp/cm/